落葉松亭日記

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ジョンソン英首相辞任

2022年07月08日 | 政治・外交
英国のジョンソン首相(保守党)が辞任表明。
これまで閣僚が次々と辞任し、その責任をとったものと思われる。
その理由も、ジェントルマンの国とは思えない。
なにか世界が変わりつつある。ロシア然り、アメリカも・・・
【全訳】 ジョンソン英首相、辞任表明 「群れが動く時は政界も動く」 2022/07/08
https://www.bbc.com/japanese/video-62084836

イギリスのボリス・ジョンソン首相が7日、与党・保守党の党首を辞任すると表明した。次の党首が就任する秋までは首相にとどまる方針。党首選は今夏に行われる見通し。

ジョンソン首相は7日午後12時半過ぎ、官邸前で演説し、「議会の保守党が、新しい党首が必要だと考えている、その意思が明らかになったため、新党首を選ぶプロセスは直ちに開始する必要がある」と述べた。新党首と新首相が決まるまでは「自分が仕える」とし、「2019年の総選挙で保守党に投票してくれた皆さんに、感謝したい」と語った。

その上で首相は、「自分がこの2日間、有権者の信任に自ら応えるためこれほど激しく戦ったのは、自分が職に残りたかったからだけではなく」、総選挙で保守党を支持し、自分の政府に「巨大な信任」を授けてくれた大勢の有権者への「責務を果たすのが、自分の仕事で使命で義務だと思っていた」からだと述べた。

「これほど成果を上げ、これほど大きい信任を得ている時に、政権を交代するなど、エキセントリックなことだ」、「経済状況がこれほど内外で厳しく、何カ月にもわたり徹底的にたたかれてきたにもかかわらず、世論調査の(与党)支持率はほんの数ポイントしか落ちていない」と同僚たちを説得しようとしたが、「説得できなかったのは残念だし、たくさんのアイディアや事業を完遂できないのはつらい」とも述べた。
【時系列で見る】ジョンソン英政権、閣僚が次々辞任 どうしてこうなった
2022年7月6日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-62059641

画像:英与党・保守党の院内副幹事長を辞任したクリス・ピンチャー議員

英与党・保守党の院内副幹事長が痴漢行為などで辞任したのを機に、ボリス・ジョンソン首相が何をいつ知っていたのかをめぐり、首相官邸が事実を正確に公表していないと批判が高まっている。5日には、財務相と保健相の閣僚2人のほか、政府幹部の抗議辞任が相次いだ。

保守党のクリス・ピンチャー議員は6月30日、院内副幹事長を辞任した。英タブロイド紙サンなどが、会員制クラブで男性2人に痴漢したと報じたため。ジョンソン首相への辞表の中でピンチャー議員は、アルコール飲料を「あまりに飲みすぎて」、「自分や他の人に恥ずかしい思いをさせた」と説明した。ただし、問題行動はなかったとしている。

ピンチャー氏は2010年に北部タムワースで初当選し、テリーザ・メイ前首相の下で内閣に関わった。ジョンソン政権では外務省やレベリング・アップ(平準化、地域活性化)担当省の政務官を務めた後、2022年2月から院内幹事に就任した。

ピンチャー氏については以前から、問題行動が指摘されていた。そのピンチャー氏を院内副幹事長に任命した際に、ジョンソン首相が、同氏に対するさまざまな批判や疑惑についてどこまで知っていたのかが問題になっている。

ピンチャー氏の辞任を受けて、首相官邸と複数の閣僚は当初、ジョンソン首相はピンチャー氏の任命以前に問題行動の指摘について説明を受けていなかったと、首相を擁護した。

これについては首相が、そのような説明を受けていなかったと官邸にうそをついたことはないとも主張している。

しかし、元外務省事務次官の上院議員、サイモン・マクドナルド卿がこれに異論を唱えた。ピンチャー氏が外務政務次官だった2019年の時点で、同氏の行動に関する「正式な苦情」について、首相に「じかに」説明があったと、マクドナルド卿は指摘し、首相官邸の説明は事実と異なると批判した。

英政府は今では、確かに2019年の時点で首相はピンチャー氏への抗議について説明を受けていたものの、6月末の時点で問題があらためて浮上した際に、かつて説明を受けていたことを「思い出せなかった」のだと言い分をあらためている。ジョンソン首相もこれを認め、報告内容をもとに行動しなかったことを「ひどく後悔」していると述べた。

6月30日
サン紙が、ピンチャー氏の痴漢行為について報道。ピンチャー氏は辞任し、首相官邸高官はBBCに対して、ピンチャー氏は忠実な保守党員で、自分の行動がよろしくないものだったと自覚していると話した。さらに、現状では同氏が党からこれ以上の処分を受けることはなく、保守党議員の立場は変わらないだろうと語った。

7月1日
首相官邸は、ピンチャー氏を任命する前に首相は問題行動の指摘について承知していたのかという記者団の質問に対し、首相は承知していなかったと答えた。

報道官はこの記者説明でさらに、ピンチャー氏に関する「具体的な批判の内容」を首相は知らなかったとも述べた。

官邸はさらに、あらゆる内閣人事は内閣官房の倫理担当チームが検討するため、ピンチャー氏の任命についても「立証されていない指摘」をもとに差し止める必要があるとは判断しなかったのだと説明していた。

与党の院内副幹事長は王室財務官を兼務するため、内閣ポストにあたる。
この日の夜、ピンチャー議員は、保守党所属の地位を停止された。

7月3日
画像:テリーザ・コーフィー労働・年金担当相

テリーザ・コーフィー労働・年金担当相はBBC番組「サンデー・モーニング」に出演。「クリス・ピンチャーに対して性的問題行動の指摘が出ている」ことを知った上で、首相は同氏を院内副幹事長に任命したのかと質問された。

コフィー氏は質問に対して、「私の知る限り、首相はクリス・ピンチャーに対する具体的な批判内容を関知していなかった」と答えた。
なぜそれを知っているのか重ねて質問されたコフィー労働年金相は、「首相官邸報道部からの情報」だと説明した。

7月4日
画像:ウィル・クインス教育政務次官
翌4日、ウィル・クインス教育政務次官(子供・家族担当)はBBC番組「トゥデイ」に出演し、首相はピンチャー氏に対する問題行動の指摘を知った上で院内副幹事長に任命したのかと質問された。
クインス氏はこれに対して、「この質問が出ると予想していた。昨晩と今朝、私は首相官邸に対して強くはっきりと、これについて回答を求めた。すると、前院内(副)幹事長を任命した時点で、何か具体的な批判や苦情が出ていると、首相は関知していなかったという、疑いの余地のない答えが返ってきた」と述べた。
(なお、このクインス氏は6日に辞任した)

画像:ナディム・ザハウィ教育相

同じ日の午前11時半前に録画されたテレビのインタビューで、ナディム・ザハウィ教育相は、ピンチャー氏に対する指摘は、テリーザ・メイ前政権時代にさかのぼるものだが、いずれも「調査の上」、「正確ではないと判明」したと述べた。

しかし、この日の午後12時半の時点で、首相官邸は主張を修正した。首相報道官は、「解決された、もしくは正式な苦情に至らなかった内容について」ジョンソン首相は承知していたと説明した。「立証されていない指摘を理由に任命を差し止めるのは適切ではないと判断した」のだとも述べた。

この日の夜、BBCのアイオーニ・ウエルズ政治担当編集委員は、ピンチャー氏が外務政務次官だった2019年から2020年にかけて、同氏による「不適切なふるまい」に対して正式な苦情が提出されたと、ジョンソン首相は報告を受けていたと明らかにした。

この時の苦情を受けて懲戒手続きがとられ、ピンチャー氏による問題行動があったと確認されたという。

7月5日
マクドナルド卿はツイッターで、議会倫理基準コミッショナーへあてた手紙を公表。その中で、「首相官邸の当初の説明は事実と異なるし、のちに修正した言い分もまだ正確ではない」と指摘した。

マクドナルド卿は同日、BBC番組「トゥデイ」に出演。2019年の時点で、外務省の複数の同僚から、ピンチャー氏の問題行動について知らされていたと話した。2019年の時点で、苦情の内容が事実と認められ、ピンチャー氏が謝罪したことも、知らされていたという。

「内閣官房の担当幹部に、私がこのことを説明した。その官房幹部が直接、首相に事情を説明したことも知っている。なぜなら、その幹部本人が当時、私にそう話したからだ」

画像:ドミニク・ラーブ副首相

苦情が提出された当時、外相だったドミニク・ラーブ副首相は、マクドナルド卿の少し前に同じ番組に出演した(卿の手紙はすでに公表済みだった)。
その上で副首相は、ピンチャー氏への苦情について首相が説明を受けていたことは知らないと述べた。

「初めて聞く。知らなかったし、それが事実的に正確なのかも、はっきりとは分からない」と、ラーブ氏は話した。
後に下院ではマイケル・エリス主計長官が、確かに首相はピンチャー氏への苦情について報告を受けていたと答弁した。ただし、エリス氏は「正式な苦情」という表現は使わず、「政府関係者が懸念を指摘していた」という言い方をした。
「先週になって新しい指摘が浮上した際、首相は2019年後半のやりとりについてただちに思い出さなかった」のだと、主計長官は説明した。
先週の時点での自分たち説明が正しくなかったと、首相官邸はいつ判断したのかという質問には、「3日遅くか4日朝」のことだとエリス氏は答えた。

BBCの取材に対してジョンソン首相は、「私にまで報告が上がってきた具体的な苦情が1件あった(中略)かなり前のことで、口頭での報告だった(中略)でもそれは言い訳にならない。報告にもとづいて行動すべきだった」と述べた。

一方で首相は、かつて苦情の報告があったと、官邸スタッフにうそをついたわけではないとも主張。「私になりかわって他人が何かを言ったり、私が何を知っていたか、知らなかったか、他人が説明しようとするのに、うんざりしている」とも述べた。

動画説明,
問題行動指摘された人物の院内副幹事長任命は「間違いだった」=ジョンソン首相

(英語記事 Chris Pincher: How No 10 changed its story on what Boris Johnson knew)



戻り梅雨?

2022年07月05日 | 日常・身辺
小雨まじりの曇空が続いている。
天気図では梅雨前線はもうないが、台風4号が九周西部にあり、その影響かも知れない。
予報では、今週こんな天気が続くらしい。

雨に濡れて、樹木の緑が深くなっている。






いよいよ夏本番

2022年07月01日 | 日常・身辺
月が変わり、お天道様も本気を出したらしい。
昨日まで室温は28〜9℃だったが、今日はいきなり31℃まで上がった。
市街地は+3の34℃を超えているのではないだろうか。




我が家唯一の冷房器具、扇風機をだした。
2DKの公団アパート4階、南北の窓を開ければ風が通る。
政府は何を血迷ったか「節電要請」、全国にある原発はどうしたのか。
使わずにいると錆ついてしまうのでは・・・

ハルジオンがのび盛り、明日は草刈りが行われる予定


ベランダのクチナシが1つ開き、芳香が漂っている