11月になり、東京湾の小型船の仕事も繁忙期に入りました。
この仕事を始めて丸々5年が経ち、毎日楽しく船の運転をしています。
仕事の内容は様々で、航路の測量、作業船のエスコートだったり、海の工事現場の警戒・誘導であったりです。元請会社との日々の打合せや下請け会社からの仕事の段取りの説明などを聞いて、それに合わせた運転をします。
会社勤めを終えたら船の運転の仕事を、と願っていました。 ヨットでの経験が役にたつことも多く、特に大型船など他船が接近してきたときの対処の仕方などは的確に判断する必要があります。
6日の土曜日の業務終了後、仲間の壮行会が勝どき橋近くの居酒屋でありました。
仲間のMR田さんが海技学院に入って三等航海士の資格をとるためしばらく我々との仕事はお休みになります。
すでにガット船の船長をしていて日本国内を航行しています。 積荷は高級な砂で、競馬場やゴルフ場で使う砂を青森から日本全国へ運搬しているとのこと。ここから更に上を目指そうというものです。 ゆくゆくはもっと上を目指すらしい。
彼は40代で、3年前までは公務員でした。 しかも1級建築士の資格もありながらです。
会社勤めしか知らない私から見ると何と大胆な進路決定、羨ましくもあり眩しくもあります。
新しい仕事に就いても、時間のある時はまた一緒に仕事をしたい、と言っていました。
いろいろな海の仕事や、それに纏わる経験談を聞くのを楽しみにしています。 元気でまた会おう。