FXと四国遍路とワンコと菜園の物語 

一般大衆投資家が、時々四国遍路に出発、FX取引を行う様子をメモ。合せて、愛犬君の近況や、菜園などのことも掲載

FX 今週の言い訳

2020-10-24 10:31:22 | 日記

おはようございます。10月24日土曜日です。広島は晴れ、空気は冷たく、早朝の散歩は手袋が欲しい、そんな朝でした。先だって降った雨で、金木犀の花は散りました。今朝は、地面に落ちた金木犀の花を掃き掃除。今年も良い香りを漂わせてくれてありがとう、という感じ。芳香を漂わせて咲いているうちだけが花ではなく、散っても花と考えると、ありがたみが出てきます。

さて、今週の言い訳です。

何といっても10月21日の急落は早く気が付かなければなりませんね。

小生の癖の一つと思われますが、上昇が継続していて、その局面から下降へ転じる場合、そのシグナルを見逃すという事がちょくちょくあります。自分ではもう気付いているのですが、頭では分かっていることが、なぜきちんと実行できないのか、毎回この局面では自問自答を繰り返しています。初級時代と比べると、その回数は大きく減少しています。山から谷へ、谷から山へ向かい始める転換点ですから、どれだけこれを捕捉しようかと努力してきたことか、、、。

最近思っていることは、長いロングの保有になりますから、下げ局面では、ショートを保有して、小遣い稼ぎをしようかなどとも思っているところです。ロングを追加すると、証拠金の増額が必要になりますが、ショートの場合は、ロングと同数の建玉数までは、証拠金の追加は必要ありませんからね。そして、ショーㇳはリスクヘッジにもなりますのでね。

21日の安値、104.341円で、3MINと20MINが一致してきています。ここで完全に下げ止まったとは言い切れない難しさもありますが、ひとまず谷と考えて、相場を観ていくようにしています。

このように考えるのは、相場のエネルギーというものは通常は20日程度しか持たないという環境があります。これも相場の「癖」と思われます。相場というよりは相場参加者の総意も20日程度で転換するといったほうが適切かも、、、。これは株もFXも同じことと考えています。このように書いたら、ある人は「フ~~ン」と思うだけの方もあれば、「過去の4本値データで確認してみよう」という方もあると思います。小生は後者を推薦します。ある時、データを観ながら、「これは、、、」と気づいたことがあれば、「値千金」です。相場のツボを押さえたかもしれません。この、何かを感じ取る感性が相場適応性の差なのかもしれません。

20日程度と言えば、営業日でいうと、ほぼ一か月間になります。一月かけて山から山が形成され、あるいは、谷から谷が形成されるという事も認識しながら相場に取り組むと、相場のリズムも理解しやすくなります。相場入門者の場合、断片的な知識をまだ相場へ総合的に活用して活かすことができず、また、相場の動きの意味が分からず、右往左往しているのが現状と思われます。相場の動きには、慣性というものがあります。その傾向を維持するという「癖」です。

相場の動きは、レンジ相場が70%程度でトレンド相場は30%程度というのが実態です。通常なら、割合の多いレンジ取引で稼ぐという事が正攻法です。しかし1回の取引では値幅が取れませんから、売買を繰り返すようになりますね。大きめに稼ごうとするなら、トレンド相場を捉えて、山や谷でのエントリーに努める、これに尽きます。

株や先物取引から数えると、もう30年近くなる相場参加ですが、まだまだ失敗も多く反省至極です。

相場入門者が、あれやこれやと教材に手を出して、試行錯誤をすることはしないよりは良いことです。しかし、その間は、稼ぐことよりも、資金を減らすことの方が多いと思われます。それでよいのです。ここでの「失敗」は、「必要経費」ですから。これは悩む必要はありません。これも考え方になりますが、必要経費は自身への投資です。

しかし、いつまでも試行錯誤を行うわけにはいきません。どこかで踏ん切りをつける必要があります。この試行錯誤の中で、いくつか掴んだものがあると思われますので、それらを総合的に活用することです。このような動きになってようやく自分流のFX取引スタイルが構築されてきます。

入門者に多いと言われる、ポジポジ病、これは、スキャル取引を始めた入門者に多いようです。この病にある方は、一日の取引件数は3回までと決めて、毎日、「なぜそこでエントリーしたのか、イグジットしたのか」をよくよく考えることです。この取り組みがないと、ポジポジ病から脱却できません。

エントリーするのは、価格がこのレベルになってから、と決めておいて、それまでは、相場が動意付いても自身は動じないことです。一つ例を掲げると、小生は毎日「『買い』は○○円超、『売り』は○○円以下、『買い』は××円以下の場合」とブログに書いていますが、この意味を理解されているでしょうか。

最初の「買い」は○○円超は、この価格を超えてくると、相場は6時寄付き値を超えて引ける確率が高くなる、だから、買うのは下値を付けた頃に買えば効果大になる、というもの。次の、「売り」は○○円以下というのは、○○円を超えない場合は、売り傾向が強くなるから、売り目線で相場を観て、○○円近くになれば、そこで売りを仕掛けると有効なものになる確率大になるというもの。最後の「買い」は××円以下でというものは、××円を割り込んで来ると、買い方が動きやすいレベルになってくるので、「買い」ポジ保有で動くと有効なものになる確率が大きいというものです。

この考えは100%絶対というものではありませんが、トレンド相場になっていない限りは、「吹いたら売り、押したら買い」のエントリーパターンが有効なものであることが理解できると思われます。トレンド相場になっている場合は、上下値幅は大きめになりますが、これでも「吹いたら売り、押したら買い」は有効になる取り組みと考えています。早く決済しなければならないか、それとも長く保有できるかの相違はありますけど、、、。

レンジ相場の場合、当日のPAとPBの範囲で動くのか、それとも、R1と S1の範囲で動くのかを見極めつつ相場を観ていきます。

トレンド相場の場合は、PAとPBのどちらを先に超えていくか、そして、その後、R1やS1を超えてさらに動いていくかどうかチェックになります。

単純にこれだけではなく、チャート上に出てくる各種MAの組み合わせで見て、流れを見ていきますけどね。ポジポジ病はこれだけで相当改善できます。

健太君の判定や、FPVの記載は、当日の相場がどのレンジで動きそうかという目安になります。

 

今朝、散った花を掃除したことを冒頭に書きました。

これを思うと、インドのパンタナ兄弟の話を思い起こします。

賢い兄は、仏門に入り、早く仏典を学び覚え、次の指導者と目されていましたが、弟は、兄のようにはいかず、仏典を学ぶのも苦労していました。ある時、弟は兄から、「お前は愚かだから仏の教えを学んでも理解できないだろう。早いうちに、実社会へ戻った方がいい」と言われ、寺院の門から出ていこうとしていたところ、仏陀の目に留まり、「どうしたのか」と声を掛けられます。そこで弟は、かくかくしかじか、と説明し、出ていこうしますが、仏陀はそれを止め、改めて、仕事を定めて、努力するように諭します。その仕事とは、寺院境内の掃き掃除です。それから毎日、弟は仏陀に言われたように、寺院境内を掃き掃除します。お経の勉強は相変わらず進みません。しかし、それからの日を重ね月を重ねて掃き掃除をしていた時、「ハッと」気が付きます。

ひょっとして、仏陀が言う、仏の心とはこれを言うのではないか、と。それは、「心にある欲とか邪なことなどは心を汚しているものになる。これを取り除いた素の心になる」という事を寺院境内の掃除をしながら悟ったのです。これが仏陀の教えではないかと気づいた弟はすぐ仏陀へ報告に行きます。

仏陀は、「良く悟った。今日からお前は、指導者になれ」と言われ、寺院の訓練僧の指導者になります。この時、賢いと言われていた兄は、まだ修行訓練僧でした。

寺院境内の掃き掃除は、寺院の活動からすると、決して主流ではないと思われますが、そのような場所やポジションでも、いくらでも学び、悟ることができるという事を仏陀は弟に教えたのです。

余談になりますが、小生の好きな言葉の一つに、「暗いと不平を言うよりは進んで灯りをつけましょう」というものがあります。これはキリスト教義の一つです。掃き掃除をしなければならないほど庭が汚れているような時、庭が汚いというより、自分から庭を掃除しよう、という事になります。

このように考えれば、世の中まだまだ捨てたものではありません。

 

外は良い天気になっています。これから外出し、小生のテーマパークへ寄ってみたいと思います。本日も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌

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