おはようございます。6月19日土曜日です。広島は小雨が降っています。これから徐々に止んできて、お昼頃からは晴れてくるという天気予報になっています。このまま、梅雨の一休みをしてくれて、しばらく晴れが続けば、菜園の手入れもできるし、釣りへ出かける予定も組みやすくなるし、いいことづくめなんですけどね。今朝も雨が霧雨のように小さくかつ少なくなった時に、思い切って愛犬君たちとの早朝散歩に出かけました。天気が雨勝ちになると、水分過多による病気や日照不足による生育不足などが生じてきます。晴れてくれ~~~って叫びたいですね。
さて、今週の言い訳です。
今週は何といってもFOMC結果が出て、方針を一部変更してきたことから、これを受けて機関投資家は、方針の練り直しに着手してきたと思われます。
昨日がNY市場のMSQでしたから、ここでは、これまでのポジションのほとんどが決済に持ち込まれてきていると思われます。
そして、新たな向こう3か月あるいは6か月のためのポジション取りをしてきていると思われますので、昨日の23時以降の動きで、少しだけ、近未来を占うことができるのではないかと想定中。
昨日は欧州タイムの16時45分過ぎに109.941円まで押して来ていますが、その後は、反発傾向を作り、23時のNYカットタイム付近では、昨日高値110.484円を付けて、その後は、オプション買いをしてきていた投資家が決済に動いてきているようです。その動きに投機筋も便乗してきて、相場を冷やし、110.041円まで押し込みますが、110.0円割れまでには至りませんでした。
その後の動きは、週末ということもあって取引は低調なものとなったようですが、直近12時間の平均レベルを維持しようという動きになってきて、大引けとなったようです。
NY市場が、昨日、MSQでなければ、もっと異なる動きになっていたのではないかと想定しています。素直に上へ反発していっているのかもしれません。
NY市場の株価も昨夜は少し大きめに下げてきている様子。
利上げはまだ先のことなので、今から極端に動く必要はないと思われますが、先取りということもあり、投機筋はこの機に乗じて売買を仕掛けてきそうです。
昨日も書いていますが、FOMCの決定を受けると、今後、米国債利回りは上昇傾向となり、2%を超えてくるような動きをしてくるようになると推察中。
経済情勢は復活の歩みを強めているように思われますが、この歩みを止めることなく推移していくと、本格的な経済復活となり、好景気という割れるようになってくると思われます。そうなると、利回りは好景気を受けての上昇という状況になり、これは良い利上げということになってきます。
現在、市場のインフレ傾向が少し語られています。インフレ傾向はドル安へと導きますが、景気の回復ということが、ドル需要を招きますので、利回りは上昇してきます。今はこのせめぎあいの最中かもしれません。そして、昨夜のMSQで、このせめぎあいはひとまず終わったのかもしれません。
これまでの取引を清算し、新たな展開を来週からしてくるようになると推察中。
ここでは、少しですが、長期資金もロング追加で参入してくるかもしれません。そうなると、取るべきポジションは、ロングということになり、この取り組みが時間を味方につけるポジションづくりということになってきます。
短期の投機筋は、時にショートを打ち、時にロングを打ってくると思われます。特に、ショートを打った時は、下値の堅さ確認に来る場合もあり、これ以上は下押しは無理、ということを確認するとポジションドテンで買い上がってくると思われます。
これからは、相場の下値がどの程度になるかが重要なポイントとなってきそうです。
これについては、昨日安値を割り込むかどうかをまずはチェックしていくことになりそうです。
相場には、木・金曜日の下げで、売り圧力がまだ残っています。
現在の相場は、下は109.9円付近、上は、110.9円付近と考えて、来週、このどちらにチャレンジしてくるかをチェックしていくことになると思われます。
110.0円を割り込むようになると、昨夜来の動きからは、買い方が動いてくるようになると推察できます。
来週は、浅い押し込みであれば、1時間足の75SMA、少し深い押し込みであれば、1時間足の144SMA付近まで来るか、などと考えながらチャートをチェックしているところです。
上値チャレンジとなると、まずは昨日高値110.484円を更新できるかをチェックしていくことなります。
再度書きますが、利上げはまだ先のことです。 特に債券市場では、これを先取りしてくるかもしれませんが、利回り動向は、本当に徐々に上昇するというパターンを作ってきそうに思われます。
債券市場では、利回りが上昇するということは、債券価格は下落してくることを意味します。そうなると、債券はさらに売り込まれて、利回りは上昇していくこととなりそうです。債券を売って手元にできた資金は、ドル円などの為替市場、銅や原油など商品市場や株式市場へ向かうのかもしれません。
もう一つ重要なことは、新興国市場では、少し混乱が生じる恐れもありそうです。新興国通貨や債券の動向には要注意になりそうです。
新たな資金がドルへ向かうと、新興国から資金を引き揚げるという動きになってくるかもしれません。現地通貨は売られ、債券も売られて、利回りは上昇する恐れはありそうです。まだ不景気の中にある新興国経済は、打撃を受けるということになりかねません。
投入資金の行き先が新たな展開を見せる時期となってきそうです。2021年上期の取引は今回のMSQのタイミングでひとまず終わり、これからは、2021年下期の取引となってきます。
NYでは、マスク着用が不要となり、市民の行動に活気が出てきたように感じられます。こうなると経済復活はさらに勢いづき、今度出てくる経済データは、さらに改善してくると思われます。
あれもこれも期待は大きくなってきますが、一気に状況は変化しません。徐々にです。
そうなると、押し目は買いと心得ておいて、その状況ができれば、そこは買いのタイミングと心得ておくことが重要と思われます。
現下の相場で、目先的なものとして考ええると、高値突きには、7月2日の6月分雇用統計結果を踏まえて動き出すのかもしれません。日柄というものから考えると、その付近での高値突きの動きが想定されるようになります。
少し大きめの循環というものを考えると、米国の9月17日のMSQ付近が要注意時期となって来るかもしれません。
例年の動きに当てはめて考えると、本邦のお盆過ぎにつける安値は、年末へ向けての布石となっているように思われます。このころから、9月中旬までは、トレンド形成時期入りとなる可能性がありそうです。
来週は、徐々に値を戻していく動きにあるのではないかと推察しているところです。
現在の相場状況は、独自の価格レベルで考えると、「居心地の良いレベル」となっています。
投機筋は、今回のMSQで手持ちの建玉を清算したと思われます。身が軽くなった投機筋は、夏場の低調な取引環境に備えて、取引サイズは少なめにしてくると思われます。次なる重要なイベントは8月のジャクソンホール会合と思われます。ここを通過すると、いよいよ年末相場へと入り、取引サイズを増やしてくるようになり、相場は活況づいてくると思われます。
10月から始まる米国会計年度でも、規模は少し縮小されるかもしれませんが、2022年予算の議会通過も想定され、いよいよインフラ投資開始となってきそうです。これは、更なる景気回復へ一石を投じることになってきそうです。
世界には考慮すべき項目が多くあるようです。米中貿易対立や、覇権争い、地政学的リスクも小さいながらあるようです。7月には中国共産党100周年になるとか。強気に出てくる中国共産党宣言に対して西欧グループがどのように対応策を出してくるか注目されそうです。今は、中国封じ込め作戦に出てきているように思われます。しかし、まだ中国から資金引き上げには動いては来ないと思われますけど、、。ここを行うようになれば、いよいよ本格的な中国制裁開始となってきます。まだまだ多くの段階があるようです。新型コロナ対策も、ワクチン接種は新興国ではまだ低調な段階。
少し余談ですが、韓国からの企業撤収や資金引き上げは生じてきています。
いろいろあった今週でした。また気持ちを新たにして、一歩前へ進みたいと思います。
そういえば、昨夜、ブラードさんが「このまま景気が回復していけば、2022年にも利上げがあるかもしれない」などと発言したとか。カシュカリさんは「2023年末まで0金利政策維持」を述べたようです。FOMCが終わっばかりなのに、もうこのありさまです。
来週からは、地区連銀総裁やFRB幹部の発言が続々と出てくるようになります。これらを確認したい市場関係者が多いのかもしれません。
「弱気は最大の敵」と心得て、自分を鼓舞していきたいと思います。
今週も訪問いただき、ありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌