鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

北海道の職業訓練(3回シリーズその2)

2013年10月19日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 従業員の定着は思ったより芳しいとはいえず、函館在住の人より、東北・道内の地域からの人が多いという。相当出入りが激しいようであった。訓練を契機に継続的な雇用体制がとれれば組合傘下の事業主にとっては大変ありがたいことであると前向きの意向を得た。

 当方は詳細について、訓練計画の概要を作り、持参することとし、専務理事の方は組合の理事会へ図り、同意を執ることになった。旅館やホテルの業務は、断続業務が多く、忙しい時期では訓練を行うどころではなく、猫の手も借りたい多忙さもあるとのことであった。従って閑忙期に訓練を設定することにしたが、日程的には大変難しい設定であった。
 一方、女性をターゲットに職安の窓口で上席を中心に、面接体制を執って貰うことをお願いした。

 カリキュラムの内容としては、ホテルビジネス科の履修科目及び単位表やホテル・旅館関連業務調査によって、必要とされる職務内容を参考に組み立てた。

 経営戦略や、営業、マーケティングについては概論にとどめ、予約と接客実務、客室管理、フロントサービスに重点を置いた。語学についても外国人客の接待には英会話の基礎を組み入れることとし、最近多くなっている宿泊クレーム処理についても危機管理の一環として組み込むことにした。特に、実技はOJTが可能であるため、実習場となる場所については理事が経営するホテルや旅館を提供していただくことにし、それぞれの学科・実技については、現在職務を担当している温泉組合の管理職にお願いすることとした。(次回へ続きます)