色が異なるのはアートシーンで撮影したものです。バックライトで花弁が透き通ったところを撮りました。
専科としては受付業務と接客業務の2コースに分けることにした。学科と実技は3:7とし、総時間は1日6時間3ヶ月間で400時間を最低限の履修時間とした。応募の状況もあるが、定員は20名とすることとした。職安にも同様な日程とカリキュラムを提示し、面接時に積極的な勧誘をお願いしたところ約700名について、面談を行っていただいたが、希望者は殆ど居らず、更に倍の人数をお願いし、漸く、定員20名を集めることが出来た。年齢制限は行っていなかったが、多くの希望者は、経理事務員希望が殆どであったためのミスマッチの理由によると後日、上席の弁があった。
入校式を湯の川温泉ホテルの会議室をお借りし、関係者の臨席の中で行うことができた。
約半年の準備期間を要し、難産の船出であった。3ヶ月後に約半数が途中で脱落し、就職の結びついたのは更に半数を割っていた。継続は困難との判断をせざるを得ず、記憶では第1回の実施で終了となり、多くの反省点と共に、関係者に多大のご迷惑をおかけしてしまった苦い思い出がある。幸い、能力開発セミナーとして、訓練対象・コース内容等は異なるが、現在、道立の札幌・旭川・釧路、函館等、高等技術専門学院では観光ビジネス科やビジネスマナー科があり、英会話や中国語も教えている。胸をなで下ろしているところである。
委託訓練ではないが、成功した事業内援助として、函館管工事組合との間で、二級の水道工事士資格取得できるレベルに設定し、向上訓練を受講させることとして、管工事組合に所属する組合員に対して募集し、10名の定員で約1ヶ月の受講期間とした。函館の職業訓練校には、住宅設備科が既設されており、訓練課長にも担当の指導員にも支援と協力をお願いし、訓練校で実施することが出来た。管工事組合員は、日中は仕事があるため、夜間の訓練であった。
また、管工事組合の事務局長から、兼ねてより、自宅兼事務所にいる奥方を是非、参加させたいとの意向があり、結果的には全員が女性であったが、初めての研修が実施された。
研修後、水道工事士の試験が水道局で行われ、見事3名が合格した。事務局長の話では、公的機関が実施する公開入札において、資格取得によって応札する物件が拡がるため、継続を要望されたが、その後、自分は転勤したため、引き継ぎは行ったが、どのようになったかは承知していない。(このシリーズ最終回です)