気温が上昇すると水生昆虫が羽化し、それを餌とするセキレイ類が捕獲のために水面を飛び回ります。
照準器はそもそも軍事用に開発されたもので、銃や火砲などの兵器のねらいを定めるための装置で、命中率を高める目的で使われている。初期には銃口の上にある凸型の照星と後方凹型の照門の溝にターゲットを固定して照準する。時代と共に各種の照準器が開発されているが、レーザー光を使ったものや、暗いところでも見やすくする暗視装置、光像式のドットサイトなどがある。
光像式は小火器に装着され、照準用の光像が点(ドット)としてハーフミラーに現れることを利用している。想定外として野鳥撮影や航空撮影、天体観測などの補助用として利用されてきたことである。目標物との距離が長くなれば、望遠レンズや、高倍率のズームレンズを使用する必要があり、カメラのファインダーから目標物を捉えることが難しいため、目標物の発見と追従性を高めるために利用されている。カメラに内蔵されている製品が登場している。オリンパス製のStylus Sp-100EEである。通常は、照準器が別売されていて、カメラ本体のアクセサリーシューに取り付けるタイプや照準器とファインダーとを両眼で見るタイプのものなどである。
照準器とファインダーからの光軸が合わないと照準器を見ながら目標物を捉えられないため、最初にカメラに取り付けた後には光軸調整を行う。照準器はリチュームバッテリーを使い、ハーフミラーを使ってLEDドットが、結像させるタイプのものである。光軸調整は
1.撮影したい対象物と同程度の距離にある目標物を決め、液晶画面かファインダーの中央に捉える。このときの望遠レンズの位置は、通常使用頻度が高い位置でピントを合わせる。
2.照準器の電源を入れ、上下左右の位置調整を行い、ハーフミラーの中央に照準が合うように(ドットが現れるように)位置決めを行う。
3.カメラの電源を入れ、液晶画面かファインダー画像と一致すれば準備は完了する。
4.カメラはオートフォーカスでもマニュアルでも使用可能である。目標物が現れたならば、照準器のドットを重ねてシャッターを押す。目標物が移動すれば、ドットで追いかける。液晶面やファインダー画像にも照準器と同じ画像が拡大して捉えることが出来る。
根本的に銃砲等の武器の照準は、銃火器から発射される弾丸が空気抵抗や風によって放射線状に着弾するため、遠距離ほど修正しないと目標に命中しない。しかし写真撮影では光軸さえ合えばヒットする確率は高くなる。あとはカメラ本体とレンズ性能に依存し、如何に早く、正確にピントを合わせることが出来るかにある。