あまりはっきり撮れませんでした。尾を広げるところがグッドですね!
ウグイスの名が付いた言葉は、ウグイス嬢、ウグイス張り、ウグイス豆、ウグイス餅などよく使われている。それだけ生活の場に近いところで声を聞き、姿を見ているのであろう。日本全国にいて、人家近くにも来る。春告げ鳥との異名もある。
ウグイスの鳴き声が聞こえてくる朝の犬との散歩時である。対岸の狛江市の方からも聞こえてくる。繁殖期に入ったのであろうか、高らかにさえずっている。川を跨ぐように往復していると思われる。対岸の芦原は僅かに残された整地されていない場所で、多くのカメラマンが望遠レンズを構えている。朝方は河口方向から太陽が昇るため、東側を背にするとベストショットが望めるが、日中から夕方にかけては逆光となるため、撮影に苦労するようである。高木も結構あるので、猛禽類も多いと聞いている。
ウグイスであるが、留鳥で平地から山地の林、笹類や灌木の多い高原等にいる。また、藪や、植栽の多い公園、河原等にもいる。スズメ目ウグイス科で体長14~16cmである。繁殖期以外は1羽で、藪や垣根などに生息するが、秋になると群れるようである。繁殖期には縄張り宣言し、縄張りははっきりしている。昆虫類や蜘蛛などを好んで捕食する。
鳴き声はご存じのように、ホーホケキョ(法法華経)とさえずる。また、突然にケキョ、ケキョとけたたましく鳴くときもある。これをウグイスの谷渡りと呼んでいる。警戒しているときの鳴き声であるという。地鳴きもし、「チャ、チャ、」と短く鳴く。うまく鳴けないときの鳴き声と聞いているが、よく分からない。
雌雄同色で、地味な灰色で、決して鶯色といわれる、鮮やかな緑色をしているわけではない。メジロの色と混同しているのかも知れない。梅に鶯といわれるが、これは梅にメジロの方が正しいと思われる。ウグイス餅は、ヨモギの葉を餅に練り込んでいて、香りと発色がよい。最近は、合成着色剤を用いているようである。
鳴いているときは空気を肺に貯めて、さえずるため、胸と喉が膨らんで、余り格好がよいとはいえない。今年になってからは未だ撮影に成功していない。笹藪の中で動き回る姿を見つけることは出来るが、表に出てくれないため、撮影にならない。
ウグイス科に入る仲間は多く、ヤブサメ、エゾセンニュウ、シマセンニュウ、コヨシキリ、オオヨシキリ、ムシクイ、セッカ、キクイタダキ等である。