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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

歯科での治療

2015年07月17日 00時00分01秒 | 紹介

 数年前から歯茎のやせが目立ち始め、それに伴い歯槽膿漏が頻発し、何本か抜く羽目になった。歯並びや、歯自体はそれなりに健康と思っていたが、歯が痛むと虫歯の治療や、歯槽膿漏の治療を続けてきた。寄る年波には勝てないのかも知れない。抜いた歯の後は入れ歯を使っていたが、これも毎日の手入れは面倒となり、入れ歯を使わない日も多くなった。

 

 数日前から痛みが続き、正露丸を詰めて、痛みを我慢していたが、それも限界で、急遽歯科医へ電話をした。予約制なので、アポイントを取ったが、あいにく夕方まで待たないと空きがなかったため、直接行って、診療の合間に入れて貰うことにした。幸いなことに、キャンセルがあったため、行って直ぐに診療して貰うことが出来た。レントゲンを撮り、歯茎が浮いた歯の神経を抜く手術となる。

 

 さて、歯については食べ物をかみ砕く機能しかないと常々思っていたが、入れ歯を入れると食感が変わってくることに気づいていた。どうも、歯はかみ砕く機能ばかりでない様である。食感は舌で感じるよりも、歯が主であり、かみ砕く音を聞いている耳である。舌で味わうのは味覚であり、食感を陰で支えているサポーターの様である。

 

 噛む力を加減するのは音であり、音を聞いて噛む程度を加減している。温度感覚も重要で、これは温度センサーを持つ歯で感じ、舌や口内全体であるのかも知れない。冷たい物を口にすると歯が感覚麻痺を起こし、冷たく、また痛くも感じる。歯に繋がる神経の働きなのである。

 

 麻酔をかけ、神経を眠らせての治療であったが、治療中は全く感覚が無くなる。痛くもなく、何をされているのか音だけでしか分からない。歯に穴を開けている様で、歯を削る音と、発生する熱を下げるための水を吸引する音だけである。治療中の様子は目では見ることが出来ないので、神経をどのようにして抜き取るのかよく分からなかった。

 

 時間的には30分ぐらいであったと思うが、1本の歯の神経を抜くのに大変である。詰め物をして治療は終わったが、看護婦から食事は麻酔が覚めるまで待った方が良いとのアドバイスを貰い、処方された痛み止め(ボルタレン)を貰って帰宅した。麻酔が覚めると痛みが襲ってきて、神経の最後の抵抗であったのか不明であるが、その来襲は一昼夜に及んだ。