自分が使っているパソコンは、2台あったが、OSがVistaの方が最近突然に画面が青くなり、それも頻繁に発生するようになっていた。2004年の頃にDellから購入した機種であったが、10年は使っていたことになる。内蔵ハードディスクのファンから音がするようになり、診断ツールを利用してチェックすると、ファンの回転数が半分に低下していた。メッセージでは合格ラインが2000回転であるところが、968であった。
油ぎれのようでもあったので、ファンを掃除するとともに、注油したが、改善しなかった。そればかりではなく、起動ファイルが壊れたようである。再インストールディスクで修復を試みたが、ウィンドウが立ち上がらない。再インストールディスクは修復を試み、これがだめな場合は、フォーマットしなければ、かつて動いていたウィンドウファイルを「old.windows 」というファイルで残してくれる。再インストールを行ったが、一応インストールに必要なファイルがコピーされたが、再立ち上げをすると元々付属していないフロッピーディスクが見あたらないとの表示が出て、それ以上進まない。
今回は、必要なファイルは外付けのハードディスクに保存していたので、住所録や、かつて作った画像とドキュメント類は救うことが出来たが、メールのアドレス帳は救えなかった。古いアドレス帳は別途CDに焼いてあるので、最近の物を手入力すれば当面はもう1台でカバーできるため、支障はない。
パソコンは機種によって基本構造は同じであっても、独自のアプリケーションが異なる場合があり、同じメーカーであっても互換性がないこともある。特に発売年数が異なる場合にはアプリケーションが使えない場合も出てくる。その意味では、万能ではないため、総てのデータが使えるわけではない。
バックアップをとっていても、パソコン本体の機械的な故障では、完全に復帰できればよいが、出来ないことも考えた対処が必要である。重要なデータは外付けのハードディスクで管理し、他のメディアにコピーしておく。2台のパソコンがあれば、相互のパソコンに同じデータを保持すればよいのであるが、複写を怠ることもあるため、定期的なメンテナンスとして同じ物にしておくことにより、リスクは半減できる。
考え方を変えれば、故障することを前提にした取り扱い方をすればよいわけで、ウイルスの感染や、落雷による故障は、起こる可能性が全くないわけでないので、常に故障するとした対応をとるべきであろう。