gooブログはじめました!

日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

グレンコ氏 5/5  

2021-04-24 04:27:25 | 文化

 

>彼らの頭の中では、アメリカが日本の民族主義者と結託し、存在しない北方領土問題を掻き立て、日露友好を妨害していることになっている。  

 

日本は民族国家ですからね。 国家に対する国民の帰属意識は強いですね。

日本語には階称 (言葉遣い: hierarchy) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。わが国が学歴社会であるいうのも云うのも、序列社会の言い換えに過ぎない。   

日本人の礼儀作法も、序列作法に基づいている。だから、序列社会の外に出たら序列なきところに礼儀なしになる。礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位を心得ている必要がある。'人を見損なってはいけない' という想いが強迫観念の域に達していて、人々は堅ぐるしい日常生活を送っている。こうした観念は天皇制・家元制度・やくざの一家の構造にまでつながっている。

日本人は序列の存在を知れば、それが一も二も無く貴いものであると信ずる共通の序列メンタリティを有している。これは序列信仰の域に達している。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の単なる表現に過ぎないため、個人的精神的な意味がない。下々の衆は上々の衆の祟り (仕返し) を恐れて神妙にしている。上々が無哲学・能天気である事については、下々にとって何ら気になることではない。だから、日本人の尊敬には浅薄さが付きまとう。         

政治家にも、政治哲学がない人が多い。我々の未来社会の有様を大衆に言って聞かせる術がない。それは非現実 (考え) の内容を盛り込むための構文が日本語に存在しないからである。序列人間は人間の序列を作っている。上位の者 (先輩) と下位の者 (後輩) の間に自分を差し挟むことにより自分たちの存在を確認し合っている。だから、自己の所属する序列に並々ならぬ帰属意識を持っていて義理 (序列関係から生じる義務) を果たすことにより仕事にやりがいを感じている。周囲の序列仲間が自分たちの序列に対する貢献度を評価する。これにより自己の順位は上昇する可能性がある。それが日本人の人生における楽しみである。 

 

>基本的に、ロシア人の頭の中で友好とは「ロシアへの服従」を意味している。

 

そうですね。それは中国人 (漢人) も同じですね。大国の自己中心主義的な思い込みですね。だから領土拡張にも力が入りますね。覇者のメンタリティ (考え方) を共有する中国とロシアは欧米とはそりが合わないでしょうね。権威主義にしがみついている限り民主主義国とは対等になれませんね。立憲主義、人権、民主主義といった近代憲法の諸概念は欧米由来のものであるから、これらを後に受け入れた日本を含む国々では反発を呼ぶこともありますね。しかしこうした諸原理自体は、多様な個人の共生を可能にする基礎であり、普遍的なものとして受け入れなければならないですね。           

 

>ロシア人は他国のロシアへの服従は当たり前の自然状態だと考えているので、それに反発が起きることを想定していない。>したがって、反発が起きたときはそれを「敵対行為」と認識する。 

 

反乱には鎮圧あるのみですね。   

 

>ロシア人は、他の民族には独立意思があるということを理解できない。  

 

民族自決は絵空事か。ロシアも中国も欧米諸国とは肌が合いませんね。 日本はどうなのかな。      

 

>だからこそ、ロシアへの服従に抵抗を示す民族がいることに対して驚くわけである。  

 

ロシアは唯我独尊ですね。   

 

>日本人の皆さんにはなかなか理解できない感覚だろうが、ロシア人はそういう国民である。

 

ロシアの隣人であるウクライナの人 (グレンコ・アンドリー: Gurenko Andrii) の話は直接にロシア人との接触によって得られた貴重な知識であり、ロシア人ことを良く理解していますね。彼の発言はお花畑を持たない日本人の傾聴に値しますね。      

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。お花畑も捨てて批判精神を持てる。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。  

 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

 

.

 

 


グレンコ氏 4/5  

2021-04-24 04:04:58 | 文化

 

>さらに、天皇陛下について「ソ連のスターリン崇拝が批判されるが、日本だって皇帝崇拝があったではないか。 >現在でも、一部の狂った民族主義者が日本の皇帝を崇拝している」と主張する人もいる >(筆者からすれば、日本の国体の奥深さや皇室の尊さに対する理解をロシア人から期待することはもちろんできない。 >だが、それでも世界最古の王朝と1代限りの独裁者を同列に考えるのは、無知や非礼の極みである)。 

 

日本人は序列人間である。序列人間は序列を見れば一も二も無くそれが貴いものだと思い込む。

 

>だからソ連による対日参戦は、ロシア人からすれば、先述した「ロシアに対する敵対行為への当然な報復」ということだ。 >したがってロシアは正当に南千島を「取り戻した」のだ、という理屈になる。

>「アメリカに支配されている」と考えている人も以上のことを前提として、現代のロシア人は日本のことをどう考えているのであろうか。

>その答えはもちろん人によってばらばらである。

>先述した認識はロシア人のほぼ全員が持っているが、それ以外の面では、考え方は人によって異なる。

>日本が嫌いなロシア人は「日本人はうそつきで本当のことを言わない」「日本は住居や道が狭くて住みにくい」「職場では人間を家畜扱いしているが、それに抵抗しない日本人にはぴったりの扱いだ」「奴隷根性が強い」など。

 

日本人は、本音 (私意・我儘・身勝手) と建前 (言い訳・口実・言い逃れ) で行動を説明しますからね。社畜も家畜も似たような境遇に置かれていますね。でも日本には奴隷制度がありませんでしたね。   

 

>しかし、嫌いな人についてどれほど論じても仕方がない。>日本のことが嫌いな人は、どの国でも一定数はいるであろう。

 

そうですね。日本人にも好き嫌いがありますからね。    

 

>重要なのは、「日本のことを嫌いじゃない人」である。>彼らは、日本の長所とされる面を指摘する。>まず「日本人は勤勉だ」「日本は技術が発展している」「文化が奥深い」「インフラが整っており、社会保障が充実しているので住みやすい」などと言う。>だから日本に「住みたい」もしくは「住んでみたい」と言うロシア人もいる。

 

海外送金サービス会社 ‘Remitly’ の調べで、その国への移住を望む人の割合が最も多かった国の数/一位:カナダ(30)/二位:日本(13)/三位:スペイン(12)/・・・・・ですね。日本はそれほど悪くはない。ロシアやウクライナはどうなっているのかしら。  

 

>『プーチン幻想「ロシアの正体」と日本の危機』(PHP新書)。>書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします >本当に大事なことなので何度も繰り返し言うが、たとえ日本のことが好きなロシア人であっても、「昔の日本は悪かった」「北方領土は一島も返すべきではない」と考えている。

 

この二つの事はロシア人の代表的な意見として覚えておきましょう。   

 

>それだけではない。>たとえ日本が好きなロシア人でも、「今の日本はアメリカに支配されている」と考えている。

 

そうですね。ロシア人は日本人の短所を見抜いていますね。日本人には自主性がありませんね。核の傘もCOVID-19ワクチンも全て大国頼みになっていますね。自分に大切なことを他人に丸投げする国民ですね。     

日本人には意思 (will) がない。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。戦時中は玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。生きる力 (vitality) が不足している。困った時には '他力本願・神頼み' になる。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)   

 

 

.

 

 

 


グレンコ氏 3/5  

2021-04-24 03:43:07 | 文化

 

>中国と韓国を見れば実証済み   

>そもそも、アニメが好きな人が多い国が親日国になるわけではないということはすでに実証されている。 >世界の中で、日本のアニメファンが最も多い国はどこか。 >それは中国である。 >また、日本のアニメが好きな人の比率が最も高い国はどこか。 >それは韓国である。 >しかし、両国は親日国だろうか。 >決してそうではない。 

 

残念な隣国たちです。  

 

>日本のアニメが好きな人という点では、中国は数で、韓国は比率でロシアに勝っている。 >また日本文化や日本武道に興味のある人の数も、ロシア人より中国人や韓国人のほうが多い。 >しかし、それはまったく親日とは関係ないものである。>中国と韓国は世界最大級の反日国家である。>この自明な事実を、「アニメが好きなロシア人は親日」というデタラメを流している日本人はなぜ無視しているのだろうか。

 

それは前にも申しましたように 聡明な人は「純粋によく観察する」が、凡人は「期待したもの」しか見ようとしない。ですね。デタラメを流す日本人は聡明さに欠けている。お花畑の持ち主ですね。     

 

>このように、大衆文化や伝統文化、もしくは日本武道への興味が、当該国の人々を政治的な親日にするわけではない。

 

3S (Sports, Screen and Sex) の振興で日本人は親米に成れたのだろうか。   

 

>そのようなケースがあるのは事実だが、実際にはまれであり、そうならない場合がほとんどである。>同じように、日本文化に興味がある人が多いという事実は、当該の国を親日国にするわけでもない。 >甘い幻想を捨てて、厳しい現実を認識することが日本の国益のためになるのではないか、と筆者は考えている。 

 

日本人は一億人がこぞって奈落の底に突き落とされても甘い幻想だけは捨てられませんね。それは先の大戦で既に経験済みです。日本人には深刻な反省というものがない。   

非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。これらの三世界は時制により構文が異なるので、同次元で語ることができない。それで独立した三世界になっている。この規則を the sequence of tenses (時制の一致) と呼ぶ。日本人の初学者が英論文を書くときに難渋する規則である。 

世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。来るべき世界の内容を語ることは、時代を先取りすることである。

自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実の内容を批判 (縦並びの比較) すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。全ての事柄は他人事になる。これは子供のようなものである。日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。  

意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。現実の内容だけであれば、その比較は '現実' '現実' の上下判断 (横並びの比較) になり現実肯定主義の中に埋没せざるを得ない。日本人の場合はこれである。非現実の内容は人様々である。非現実の内容がなければあるのは現実だけで、その正解は一つである。日本人がともすれば異口同音の内容を語るのはこのためである。      

わが国のマスコミも現実の内容をただ垂れ流す。現実の正解はただ一つであるから、どんぐりの背比べで個性がない。それで、日本人は個人主義が何であるかを理解することが難しい。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。だから、誰からも信頼されない。世界観に基づく協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。  

 

>ロシアにおいては日本が好きな人であっても嫌いな人であっても、昔の「日本が悪かった」ことと、「南クリル諸島に対する不当な領土的野心」を日本の欠点として取り上げている。>歴史に関しては、多少、日露関係史に詳しいロシア人であれば、1855年の下田条約(日露和親条約)でロシアは日露友好のためにそれまでロシア領であった南クリル諸島を善意で日本に譲った、と主張している。>さらに、一部の人は「北海道のアイヌはロシア王朝に朝貢をしており、それはロシア支配を認めていたことを意味する。>本来はロシア帝国が北海道を領有するはずだったが、ロシアは日本に配慮して侵攻しなかった」と主張している。>それこそがロシアが日本に対して友好的だったことの証しだ、とまで彼らは考えている。>そして「ロシア人の寛大さに対して、日本人はロシア皇太子を襲い、だまし討ちで日露戦争を吹っかけた。>まったく恩知らずの民族だ」と思っているのだ。

 

それはロシア人の日本人に対する片思いでしょうね。   

 

 

.

 

 


グレンコ氏 2/5  

2021-04-24 03:20:15 | 文化

 

>もちろん、アメリカを専門にするロシア人が親米になることもない。 >むしろ、専門の対象とする国をよく知り、その特徴や弱点を把握することで、当該国に対するロシアの外交を有利に進めることに貢献するのが、外国を専門に研究する人々の目的である。 

 

暗号解読などもあるでしょうね。   

 

>これ自体は批判されるべきことではなく、むしろ普通の姿勢だと言わざるをえない。

 

そうですね。害虫の駆除を目的にした害虫の専門家も普通の姿勢ですからね。      

 

>この姿勢は仕事ではなく、趣味の世界であっても同じである。 >プーチンにとって日本武道はあくまで身を守る手段であり、闘う方法である。 

 

格闘技ですね。  

 

>暗殺などを通常手段とするKGB出身のプーチンが、武道をやっているから日本文化を理解していると期待することは、いわゆる「お花畑思想」の類のものであると言わざるをえない。

 

そうですね。親しみを覚えますね。日本人の脳裏にはお花畑が存在しますね。   

 

>日本では、韓流ドラマを見すぎて韓国に憧れるあまり、韓国人になりたいとまで思う日本人はそれなりにいる、と聞いている。 >また、アメリカンドリームを題材にした映画を見てアメリカ人になりたいと思う日本人もそれなりにいるようだ。 >しかし、同じように、日本のアニメを好きなことによって日本そのものを好きになり、親日になると考えるのは、先述した「お花畑思想」である。

 

そうですね。子供らしい感情ですね。     

 

>アニメ好きでも、「北方領土は返還すべきではない」

>じつは、筆者自身も日本に興味を持つきっかけの1つは日本のアニメであったので、一時期、日本のアニメをかなり見ていた。>またその頃、ロシアのアニメが好きな人たちのコミュニティと交流があった(筆者はロシア語が話せる)ので、彼らが考えていることを直に聞くことができた。 

 

あなたは語学に堪能ですね。   

 

>彼らのなかには、趣味として本当に日本のアニメに熱心な人もかなりいた。>アニメグッズの一大コレクションを持ったり、コスプレショーなどのイベントを開いたり、日本への旅行を計画したりする人がいた。>一見、まさに「親日」に当てはまる人たちである。

 

そうですね。   

 

>しかし、趣味ではなく現実世界の話になれば、まるで別人のようになる。 >北方領土のことを聞いたら、たいてい「一島も返すべきではない」「あの土地はわれわれの先祖が血を流して獲得したものだから、返還は先祖への侮辱である」「アニメは大好きだし、日本人とは仲良くしたいけど、なぜ彼らが私たちの領土を狙っているのか理解できない。>仲良くしたらいいのに(女の子の場合)」「そんなに領土が欲しいなら、米軍基地を撤退させて空いた土地に住んだらいいじゃないか」「アメリカに支配されているくせに日本人はロシアに文句言うな!」「趣味と国家は別だ」「クリル諸島が欲しいなら、方法は簡単だ。>日本列島がロシア領になればいい。>それだったら日本人は皆ロシア国民になるので、いくらでもクリル諸島に住める」などである。

 

彼らのアイディアは豊富ですね。    

 

>さらに歴史について聞くと、「日本人はヒトラーの味方だった」「日露戦争でロシアは日本に騙し討ちの攻撃を受けた。 >ソ連の対日参戦はそれに対する正当な報復だから、文句を言われる筋合いはない」「今の日本人は戦争に負けてから大人しくなったが、昔は残虐だった。 >731部隊で人体実験をやっていた。>捕虜の首を切り、中国人の民間人を大量に殺していた」と言っている。 

 

日本人に関する彼らの知識は悪口のようなものばかりですね。   

 

>強調するが、以上の意見を述べたのは日本のアニメが好きな人たち、つまり最も親日のはずの層である。>ましてや、アニメに興味がない一般ロシア人の意識を想像することはさほど難しくないであろう。 

 

そうですね。日本人にとってロシアは極悪の隣国ですね。

 

>当時、このような発言を聞いて筆者は驚いたが、よく考えれば、趣味はどうであれ、ロシア人はロシア人なのである。  

 

そうですね。日本人は日本人であるようなものですね。  

 

>筆者が関わった人の中で、多くはないが一定数、「アニメそのものは好きだが、日本や日本人は大嫌い」という人もいた。 >本当にごくまれに、北方領土返還を容認し、ソ連の対日参戦を批判する人たちがいた。 >しかし繰り返しになるが、それはアニメが好きな人の層に限る話なので、ロシア全体で考えれば、その比率はさらに小さい。 

 

そういうことになりますね。   

 

 

 

.

 

 


グレンコ氏 1/5  

2021-04-24 02:46:31 | 文化

 

>あまりに辛辣!ロシア人の「日本人への本音」 >アニメ好きだからといって親日派ではない 次ページ » >グレンコ・アンドリー [Gurenko Andrii] : 国際政治学者、日本研究者  >著者フォロー >2019/07/27 6:00   

>日本人が考えているよりも、ロシア人は日本に対して辛辣な考えを持っているという(写真:ロイター)>政府は今年4月、プーチン大統領の6月の訪日に合わせた北方領土問題を含めた平和条約締結の大筋合意を見送った。>622日にもロシアの国営テレビ番組で「(北方領土を日本に引き渡す)計画はない」と語っている。

>安倍政権はプーチン大統領と対話を重ね、経済協力を結べば領土問題を解決できる、と考えていたようだが、はしごを外された結果となった。

 

政治問題は経済では解決しませんね。それで解決するならば北朝鮮の人は餓死することはない。民主主義がなければ、国民が飢えても死んでも権威主義者は困らない。   

 

>2014年、ロシアに領土クリミアを侵攻されたウクライナ人のグレンコ・アンドリー氏は、自著『プーチン幻想「ロシアの正体」と日本の危機』で「ロシアとの約束はつねに破られる」と述べている。 

 

そうですね。約束は破られるためにあるのですからね。   

 

>日本人のロシアに対する誤解について、文化を例にとって本書から紹介する。

>文化に興味があるから親日とは限らない

>いま日本で広まっている幻想の1つは、「ロシアには日本文化や日本武道が好きな人が多く、彼らは親日に違いない」ということである。  

 

それは危険な忖度 (推察) ですね。見ることのできる内容は本当の事である。見ることのできない内容は嘘である。誰しも嘘つきにはなりたくない。だから、自分の頭の中にある非現実の内容は語らない。これが、日本人の思考停止の原因である。現実の内容は頭の外にある。だから、見ることが可能である。見ればわかる。だから、考える必要はない。これは楽ちんである。正解はただ一つである。これは人とアニマルが共有する非言語の世界である。非現実 (考え) の内容は頭の中にある。だから、見ることができない。それは、ただの話である。その内容を知るには文法に基づいて文章の内容を逐一理解しなくてはならない。これは、骨の折れる仕事である。だから、通常、日本人は理解をしない。忖度 (推察) で代用して済ませている。理解は人間だけが持つ言語の世界である。理解と忖度は似て非なるものであるから注意が必要である。忖度 (推察) は聞き手の勝手な解釈であるから、話し手には何の責任もない。たとえ両者の間に齟齬が存在しても議論にもならない。現実直視になっていないことを忖度の主に指摘しても、'だって、私は本当にそう思ったのだから仕方がないではないか' と懸命に反発するので取りつく島がない。かくして、日本人の対話は成立しない。思慮ある人は ’純粋によく観察する’が、凡人は ‘期待したもの’ しか見ようとしない。  

 

>よく「プーチン自身が日本武道をやっているので、日本の伝統や文化をよく理解している」と言われている。 >しかし、これもまた現実に基づいた考えではなく、希望的観測である。

 

そうですね。聡明な人は「純粋によく観察する」が、日本人は「期待したもの」しか見ようとしない。   

 

>つまり、「こうあってほしい」という強い願望から「こうに違いない」という錯覚に陥ってしまうのである。>しかし現実にはそうなっていない。 

 

そうですね。 戦時中のわが国には日本は必ず勝つという思い込みがありました。    

 

>日本の文化に興味があるという理由で、その人が親日になると思い込んでいる日本人は認識が甘い、と言わざるをえない。 >その国の文化が好きだから、またはその国に興味があるから、という理由でその国のシンパになるとは限らない。

 

そうですね。その国を侵略するために熱心に研究している人もいますからね。   

 

>確かに日本では、特定の外国の学問分野を専門にする人がその国のシンパになることはよくある。

>例えば、ロシア文学を専門にする人が親露派(一昔前は親ソ連)になったり、中国哲学を専門にする人が親中派になったりすることは頻繁に聞く話である。

>また、日本の外務省における「チャイナスクール」「ロシアスクール」「アメリカスクール」は有名であり、日本の外交官であるにもかかわらず、日本の国益ではなく、外務省の中で専門とする国の国益を優先するという悪しき習慣も存在する。

 

そうですね。外交官の一種の趣味の会ですね。   

 

>しかし外国、ましてロシアではこのような事例は滅多にない。 >いずれの分野においても、日本を専門にする人が親日になるわけではない。 

 

そうでしょうね。趣味の集まりではないですからね。   

 

 

.