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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

海野慎介氏 2/2  

2021-06-20 02:20:07 | 文化

 

>②の「全会一致」は、あくまでも原則でしかない。>今回、最後まで積極的な動きを見せなかった公明党の石井啓一幹事長は11日の記者会見で「国会決議は全会賛成が前提」と述べた。

 

石井幹事長は、ウイグルよりも中国優先なのでしょうね。   

 

>しかし、共産、社民両党が反対した平成24年8月の「李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議」など、全会一致に至らず行われた決議はかなりある。  

 

全快一致は絶対的な判断基準ではないのでしょうね。    

 

>7年6月の「戦後50年決議」に至っては、当時野党第一党の新進党のみならず、与党の自民、社会両党からも反対者が出た。 >このため議員総数の半数に達しない賛成で採択という、立法府の意思を示したとはいえない結果となった。 

 

議長は何が何でも決議を採択したかったのでしょうね。    

 

>では③の理由はどうか。>確かに中国政府は人権侵害を真っ向から否定しており、在日ウイグル人らが悲痛な訴えを重ね、メディアがその実態を報じても、日本政府が直接、現地で人権侵害を確認したわけではない、というわけだ。

 

中国の人権侵害にはわが国は目をつぶるのですね。言を左右にするばかり。真相究明には興味がない。      

 

>自民党幹部は「新疆に大使館はない。報道のことしか分からない」と語る。  

 

真相を把握しなくては正しい判断はできませんね。わが国は現実直視に執念を燃やすことができないのですかね。   

 

>「証拠がない」と胸を張りたいのかもしれないが、過去には同様の事案でも決議が行われてきた。>たとえば平成14年4月の「日本人拉致疑惑の早期解決を求める決議」だ。 

 

損得勘定が先立つ問題でなければ判断が鈍ることはない。   

 

>政府は昭和63年3月に「拉致の疑いが十分濃厚」(梶山静六国家公安委員長)と初めて北朝鮮による拉致を認定したが、北朝鮮が拉致を認めたのは決議から5カ月後の小泉純一郎首相(当時)の訪朝時だった。>日本と国交のない北朝鮮に大使館はなく、決議の時点で「明確な証拠」を挙げられずとも全会一致で採択した。    

 

この全会一致は我が国の損得勘定に悪影響がなかったからですね。  

 

>ちなみに、今回の中国への非難決議について、立憲民主、国民民主両党は6月10日に党内で採択を了承していた。 >野党の抵抗で決議に至らなかったとは言い難い。 >となれば、責任の所在はおのずと明白になる。>そもそも幻となった決議案では、新疆ウイグル、チベットなどの具体名を挙げつつ、「中国」の文字が一切なかった。

 

わが国会の草案の責任者は中国の指導者に忖度 (推察) を働かせたのですね。   

 

>人権問題が「一国の内政問題にとどまるものではない」として「深刻な人権侵害行為」を「直ちに中止するよう、強く求める」とあったが、「一国」がどこで、誰に中止を求めているのかを明示しない妙な気配りがあった。  

 

司馬遼太郎は、<十六の話>に納められた「なによりも国語」の中で、片言隻句でない文章の重要性を強調しています。

「国語力を養う基本は、いかなる場合でも、『文章にして語れ』ということである。水、といえば水をもってきてもらえるような言語環境 (つまり単語のやりとりだけで意思が通じ合う環境) では、国語力は育たない。、、、、、、ながいセンテンスをきっちり言えるようにならなければ、大人になって、ひとの話もきけず、なにをいっているのかもわからず、そのために生涯のつまずきをすることも多い。」 

 

>日本以外の先進7カ国(G7)は中国当局者に資産凍結などの制裁を科している。 

 

制裁を科して中国に圧力を加える必要がありますね。中国に実力行使のできる国ですね。日本は例外的な先進国ですね。日本人には哲学がなくて処世術がある。これでは正義の力は発揮できませんね。      

 

>英国で先日開催されたG7首脳会議(サミット)の首脳声明では「新疆や香港との関係で人権や基本的自由を尊重するよう中国に求める」と明記した。

 

分かりやすい文章ですね。日本人には書けない文章ですね。主体性のない状態での賛成らなわが国もできるのですね。他国の陰に隠れているのか。          

 

>にもかかわらず、中国を刺激したくない与党内の一部の慎重論のために、日本の国会は中国による深刻な人権侵害に対する意思表示を行うことができなかった。

 

与党内の一部の議員は勇気が無いですね。G7サミットよりも中国の方が大切なようですね。先進国の中の異端児ですね。哲学よりも処世術ですね。             

 

>日本の対応が二枚舌と思われても致し方あるまい。

 

そうですね。ずる賢さが良く表れていますね。欲の皮が突っ張ると正しい判断もできなくなりますね。日本人に恥はないのでしょうね。

我が国には罪の文化はなくて恥の文化がある。罪の文化の国々は、他人の罪を自己の責任として受け止める。罪を犯しているのは奴らの責任だと言って放置しては置かない。恥の文化のわが国は、自己の恥を他人事としてかき捨てる。わが国の恥は何処にあるのかな。   

 

>(政治部次長 酒井充)   

 

 

 

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海野慎介氏 1/2  

2021-06-20 01:57:19 | 文化

 

> 2021/06/19 10:52

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海野 慎介 【政治月旦】中国を非難できない国会の不思議   

 

中国はわが国にとって恐ろしい国ですからね。   

 

>16日に閉会した通常国会で、焦点の一つだった中国の人権侵害などを非難する決議の採択が見送られた。  

 

それは残念なことですね。    

 

>自民党の保守系議員を中心に各党に賛同が広がり、かなり前から決議案が用意されていた。>だが、結果的には「中国の人権侵害を批判できない国」であることを露呈する格好となった。

 

そうですね。我が国には処世術 (現実の内容) があって、哲学 (非現実の内容) がない。それに人権は日本人に馴染みの義理人情に関係がない。     

 'どのような状況にも普遍的に通用する真理や法則、基本概念や倫理がありうるという考え方が、日本にはほとんど存在しない。' (カレル・ヴァン・ウォルフレン)    

‘周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。’ ( グレゴリー・クラーク)

それに日本人には批判精神がありませんからね。

非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。これらの三世界は時制により構文が異なるので、同次元で語ることができない。それで独立した三世界になっている。この規則を the sequence of tenses (時制の一致) と呼ぶ。日本人の初学者が英論文を書くときに難渋する規則である。 

世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。来るべき世界の内容を語ることは、時代を先取りすることである。

自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実の内容を批判 (縦並びの比較) すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。全ての事柄は他人事になる。これは子供のようなものである。日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。  

意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。これは縦並びの比較ということができる。進歩が期待できる。現実の内容だけであれば、その比較は '現実' '現実' の上下判断 (横並びの比較) になり、'どっちもどっちだ' ということになり現実肯定主義の中に埋没せざるを得ない。日本人の比較はこれである。この種の比較は復讐に復讐を重ねる民族同士の争いの原動力にもなっていて進歩が期待できない。

非現実の内容は人様々である。非現実の内容がなければあるのは現実だけで、その正解は一つである。日本人がともすれば異口同音の内容を語るのはこのためである。      

わが国のマスコミも現実の内容をただ垂れ流す。現実の正解はただ一つであるから、どんぐりの背比べで個性がない。それで、日本人は個人主義が何であるかを理解することが難しい。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。だから、誰からも信頼されない。世界観に基づく協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。 

 

>実現できなかった理由として、与党幹部らは①国会日程が窮屈②決議は全会一致が原則なので難しい③人権侵害の証拠が確認できない-の3つを挙げる。

 

与党幹部は建前 (言い訳・口実・言い逃れ) を述べたのですね。だが本音 (私意・我儘・身勝手) で態度を決めたのですね。   

 

>だが、①が理由にならないのは明らかだ。>昨年11月、自民党有志の「日本ウイグル国会議員連盟」(古屋圭司会長、現在は超党派議連に改組)は新疆(しんきょう)ウイグル自治区の人権状況改善を求める国会決議の採択を目指す方針を確認。>米政府が今年1月、中国がウイグル人などの少数民族にジェノサイド(民族大量虐殺)を行っていると認定すると、人権救済を求める声は国際的に広まり、国会決議を求める機運も高まった。 >つまり時間は十分あったのだ。 >自民党の二階俊博幹事長が会期末が近づいた6月7日になって「まだ関係者から十分、意見を聞いていない」と述べたのには、首をかしげるしかない。  

 

幹事長は関係者からの恣意による抵抗を受けていたのでしょうね。   

 

>2月に国軍のクーデターが発生したミャンマーをめぐる非難決議は、中国の人権侵害よりも遅れて俎上(そじょう)に載ったものの、6月8日には衆院で可決された。   

 

ミャンマーをめぐる非難決議は我が国民の処世術に影響がなかったからでしょうね。   

 

>つまり、時間のあるなしの問題を超えて、中国非難決議の方には強く抵抗する力が働いたということだ。

 

そうですね。長い物 (中国) には巻かれろですね。中国からの祟りは恐ろしいですからね。     

 

 

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