1980年4月から毎月1回放送された報道特集シルクロードは
喜多郎のテーマ音楽 石坂浩二のナレーションで始まった
井上靖の大フアンで 敦煌・楼蘭などの小説に 古代のロマンを感じ魅了されていたので
毎回の放送が待ち遠しかった。
そんなときNHKでセミナーが開催され 聴講したのをきっかけに
熱心な有志が集まり 楼蘭会という会ができた
放送を視聴後 講師の先生のお話や懇談は楽しく有意義であり
中々行けなかった敦煌へのツアーも組まれたことがある(私は参加出来なかった)
放送終了後も数年は同窓会を開き シルクロードに思いを馳せて楽しく語りあっていた
Wさんもその時のお仲間であった
人生の大先輩であり 短歌に優れた方で とても尊敬していた
最近は年賀状のやり取りだけになっていたが 突然お便りをいただき驚いた
90歳になられたが お元気で埼玉県の娘さんの所で暮しているそうである
達筆で美しい文章の手紙を拝見しながら あの頃を懐かしく思い浮かべている
ほとんど処分した本だが “楼蘭”と“敦煌”だけは持ってきた
喜多郎の音楽を聴きながら 手垢の着いた本を又読んでみよう
"王翰 涼州詞” を知ったのもこの時である