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黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

コロナで思うこと(母たちは強かった)

2020年04月19日 | つぶやき

先の見えない不安な日々の中

75年前の

 

太平洋戦争の敗戦前後の頃を思い出した

 

一晩に10万人も亡くなった東京の大空襲

焼け野原になり被災者は100万人以上

 

原子爆弾が

ヒロシマ 長崎に落され合わせて25万人もの犠牲者が出た

 

沖縄では地上戦で20万人もの人たちが犠牲になっている

 

日本中が焼け野原になり

 

次は私たちの番と命を落とすことを考えていた不安な日々

 

戦死や戦争の犠牲者は300万人もになった

 

 

敗戦になり空襲の不安はなくなったが 

 

引揚者など人が溢れ食糧難で食べるものがなく

 

栄養失調で亡くなる命の危険が続いた

 

 

私一家の場合だが 12歳の時敗戦 樺太から引揚げてきた

 

母は6人の子供に食べさせるため毎日食料の買い出しに歩き回った

零下30℃にもなる真冬の吹雪の日も

モンペに角巻姿でリックを背をって

数キロも歩き農家を何軒も回った

お米など見たことがない 良くてジャガイモかカボチャ

でんぷん粕を食べたこともあった

 

姉たちは家計を助けるために学校を中退して働いたが

母の苦労は大きかった

 

母は子供を守るために強かった

 

だれにも頼れず生き延びるための食料の買い出しの日々

 

父の消息も判らない不安と物が何もない中で必死に強く生きた

 

日本国中の

他のお母さんたちも皆そうだったと思う

 

 戦争で親を亡くした孤児たちはもっと悲惨だったが

一人で生き延びた

 

89歳の姉から電話

「お母さんは強かったね あのときを思って頑張ろうね」

姉も同じ思いだった

 

 

コロナも戦争と同じ 明日の命がわからないが

 

頑張って働いている多くの方たち

強く生きた母たちを見習い 強い心を持たなければ

 

今は

食べ物も 着るものも住むところもある

 

愚痴や文句は言うまい 

我が身を守り迷惑をかけないようにしよう

いつかは終息する

 

2019年春

 

 

コメント (13)
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