ICUでは
看護師のMさんがつきっきりで処置をしてくださる
慌しい時は助っ人も加わっている
体中管だらけで 両手は圧迫され動けない
時々大きな警報音が鳴るのを他人事のように聴いていたが
自分の警報音だと気がついたのはずっと後のこと
先生たちの話声が聞こえる 何故帰らないのだろうか
命の危険が去っていないとは思わなかった
3回目も助かった
運が良いのか強いのか
運命の不思議を感じている
災害で犠牲になられた人たちのことを思うと胸が痛む
笑い話のように
娘が 三途の川へは行かなかったのと聞くが
全然見なかったし 思いもしなかった