ICUには4日ほどいたが
看護師さんたちが実に素晴らしかった
2交代で長時間の勤務だが どの人も明るく機敏に
そして適切に看護してくれた
少しずつ動くことが許され5日目には
10mくらいのトイレまでテストで歩き
一般病棟の個室に移った
次の日頃から37.5℃位の熱と乾いた咳がでるようになり
夜は寝汗と苦しさでよく眠られない
体重は増えていき おまけに下痢が続くようになってきた
コロナの検査を2回されたが陰性
つらい咳が出て胸が苦しい症状は???
ハット思い出した 75年前と同じようだ!
朝の回診時に
「胸に水が溜まっているようで苦しいです」と訴えた
レントゲン写真を撮り エコーの指示も出た
午後 研修医のS先生が見え
「昔アスベストに関係したことがないですか」と聞く
ないと答えながら気がついた
「75年くらい前 結核性肋膜炎で 第一肋骨付近まで
水が溜まり 痕が石灰化していると言われたことがあります」
答えると 「教えてくれてありがとう」とおっしゃる
今どきの先生は 結核を知らないのは当たり前かも知らない
点滴は増えて利尿剤が多く投与された
娘に話すと 胸に水が溜まってるなんて 普通わからないよと言うが
私は75年前の15歳の時の苦しさが ありありと思い出されていた
朝は頑張って食べたが 昼は食べたくない
食パン 半切れと ミニトマトの湯剥きを5個
やっと食べる