
『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』のツアーも第7週目を迎えました。
6月16日(月)福島県(公財)南相馬市文化振興事業団主催公演
17日(火)青森県 青森南高校
18日(水)秋田県 大曲農業高校
19日(木)群馬県 明和県央高校
20日(金)石川県 田鶴浜高校
(公財)南相馬市文化振興事業団主催公演 市内小学校15校合同演劇鑑賞教室
後援 南相馬市 協力 南相馬市教育委員会

南相馬市内の小学校4年生から6年生が各学校からバスやタクシー、徒歩で会場の【南相馬市民文化会館 ゆめはっと】へ集まり、
午前と午後の二回に分けてヘレン・ケラーを鑑賞しました。
午前の回は、原町第三小学校・大甕小学校・太田小学校・石神第二小学校・鹿島小学校・八沢小学校・小高小学校・福浦小学校・金房小学校・鳩原小学校
の10校が鑑賞しました。
午前の開演時間にも関わらず、子どもたちの舞台を見つめる熱い視線は、時にヘレンと共に笑い、怒りを感じ、アニーと一緒になって驚き、発見を共有していました。

午後の回は、原町第一小学校、原町第二小学校、高平小学校、石神第一小学校、上真野小学校の5校が鑑賞しました。
本番の中、客席に回り最後尾から彼らの背中を見るときに、ヘレンの見えない、聞こえない、伝えられない状況を自分に置き換えながら真剣に舞台を見つめる小さな身体は、物語を読み解こうとする理解の道のりに留まらず、舞台上の人間の生きる姿に対して必死に向き合おうとする立派な背中を客席の一番後ろから出会うことが出来ました。

終演後に俳優とゆめはっとの事業担当の方々とで子どもたちを送り出しながら、元気いっぱいの笑顔に私たちも彼らが見えなくなるまで手を振り続けていました。
青森南高校

今回のツアー最北の青森県 青森南高校の公演は、校長先生の開演前の挨拶で、副題の“ひびき合うものたち-Hearts in communion”を自身で改めて英訳し、人間と人間のひびき合いについての意味を深めてからの開演でした。
校長先生の言葉が生徒の皆さんに届き、とても集中した観劇となりました。
ヘレンとアニーのように、観劇を通して生徒の皆さんに感じてほしいことや、考えてほしいことを願い、伝える先生方の意志は言葉の意味だけが伝わるのではなく、彼らにとっての再確認の場や目を向けていなかった景色への扉を開いていくと感じました。

大曲農業高校

大曲農業高校での公演は学校のいくつもある体育館の中、新体育館で行われました。
朝、劇団のトラックが到着すると、インターハイ出場の女子ハンドボール部の生徒さんが大道具の搬入を手伝ってくれました。
幕間の休憩中に「あのトランク、私が運んだやつだよ!」と話している声が聞こえ、普段は劇団員のみで行う舞台設営が、学校と一緒に作っている実感を与えてくれました。

6月中旬の晴天で、すでに夏の到来を感じさせる一日でしたが、暑さに負けることなくむしろそれ以上の熱い視線を送ってくれました。
そして終演後は女子ハンドボール部に加え、柔道部、剣道部が搬出作業を手伝ってくれました。
笑顔の絶えない彼らの姿に、私たち劇団員も終始笑いながらの作業でしたが、記録的スピードで作業を終えることが出来ました。




最初から最後まで大活躍の自称力持ちの柔道部のみんなです!
担当の先生も大農の生徒のみんなががんばる姿を、終始、驚きと喜びの混じり合った表情で見守っていました。
明和県央高校

明和県央高校は学校始まって以来の演劇鑑賞で、学校の体育館に約1000人の観劇人数でした。
窓から通り抜ける涼やかな風が生徒の皆さんに心地よさを与えてくれていました。
昨年までは講演会を行っていたそうですが、観劇を通して生徒の皆さんの感じる力を養い、芸術に触れることから一人ひとりに考える場をつくる試みの第一歩の様でした。




終演後は演劇部の生徒さんがバックステージツアー・座談会・搬出のお手伝いと俳優・スタッフと共に触れ合う時間をたくさん頂きました。
そして搬出のお手伝いには演劇部以外に美術部・生徒会・映画研究会のみんなも参加し、舞台の感想や演劇という仕事について熱く質問していました。
田鶴浜高校

石川県 田鶴浜高校は衛生看護科・健康福祉科のある学校です。
今回の観劇していた生徒さんの先輩方は『Touch~孤独から愛へ』を観劇していました。
看護や福祉に関わる仕事を目指して勉強する中で、ヘレン・ケラーは日々学んでいることを舞台に重ね合わせながら真剣な表情で視線を送っていました。

全国各地で大雨が降りしきる一週間でしたが、風のヘレン・ケラーのツアーは行く先々で晴天の中、一回一回の公演を迎えることが出来ました。
天気さえも味方につけて笑顔の絶えない一週間。
東日本のヘレン・ケラー・西日本のジャンヌダルク、全国各地のいまその学校に通う生徒の皆さん、先生方とともに、演劇の場を大切につくっていきたいと思います。
ツアー後半もさらなる勢いをもって全国に風を吹かせていきます。
白石圭司:医者役
6月16日(月)福島県(公財)南相馬市文化振興事業団主催公演
17日(火)青森県 青森南高校
18日(水)秋田県 大曲農業高校
19日(木)群馬県 明和県央高校
20日(金)石川県 田鶴浜高校
(公財)南相馬市文化振興事業団主催公演 市内小学校15校合同演劇鑑賞教室
後援 南相馬市 協力 南相馬市教育委員会

南相馬市内の小学校4年生から6年生が各学校からバスやタクシー、徒歩で会場の【南相馬市民文化会館 ゆめはっと】へ集まり、
午前と午後の二回に分けてヘレン・ケラーを鑑賞しました。
午前の回は、原町第三小学校・大甕小学校・太田小学校・石神第二小学校・鹿島小学校・八沢小学校・小高小学校・福浦小学校・金房小学校・鳩原小学校
の10校が鑑賞しました。
午前の開演時間にも関わらず、子どもたちの舞台を見つめる熱い視線は、時にヘレンと共に笑い、怒りを感じ、アニーと一緒になって驚き、発見を共有していました。

午後の回は、原町第一小学校、原町第二小学校、高平小学校、石神第一小学校、上真野小学校の5校が鑑賞しました。
本番の中、客席に回り最後尾から彼らの背中を見るときに、ヘレンの見えない、聞こえない、伝えられない状況を自分に置き換えながら真剣に舞台を見つめる小さな身体は、物語を読み解こうとする理解の道のりに留まらず、舞台上の人間の生きる姿に対して必死に向き合おうとする立派な背中を客席の一番後ろから出会うことが出来ました。

終演後に俳優とゆめはっとの事業担当の方々とで子どもたちを送り出しながら、元気いっぱいの笑顔に私たちも彼らが見えなくなるまで手を振り続けていました。
青森南高校

今回のツアー最北の青森県 青森南高校の公演は、校長先生の開演前の挨拶で、副題の“ひびき合うものたち-Hearts in communion”を自身で改めて英訳し、人間と人間のひびき合いについての意味を深めてからの開演でした。
校長先生の言葉が生徒の皆さんに届き、とても集中した観劇となりました。
ヘレンとアニーのように、観劇を通して生徒の皆さんに感じてほしいことや、考えてほしいことを願い、伝える先生方の意志は言葉の意味だけが伝わるのではなく、彼らにとっての再確認の場や目を向けていなかった景色への扉を開いていくと感じました。

大曲農業高校

大曲農業高校での公演は学校のいくつもある体育館の中、新体育館で行われました。
朝、劇団のトラックが到着すると、インターハイ出場の女子ハンドボール部の生徒さんが大道具の搬入を手伝ってくれました。
幕間の休憩中に「あのトランク、私が運んだやつだよ!」と話している声が聞こえ、普段は劇団員のみで行う舞台設営が、学校と一緒に作っている実感を与えてくれました。

6月中旬の晴天で、すでに夏の到来を感じさせる一日でしたが、暑さに負けることなくむしろそれ以上の熱い視線を送ってくれました。
そして終演後は女子ハンドボール部に加え、柔道部、剣道部が搬出作業を手伝ってくれました。
笑顔の絶えない彼らの姿に、私たち劇団員も終始笑いながらの作業でしたが、記録的スピードで作業を終えることが出来ました。




最初から最後まで大活躍の自称力持ちの柔道部のみんなです!
担当の先生も大農の生徒のみんなががんばる姿を、終始、驚きと喜びの混じり合った表情で見守っていました。
明和県央高校

明和県央高校は学校始まって以来の演劇鑑賞で、学校の体育館に約1000人の観劇人数でした。
窓から通り抜ける涼やかな風が生徒の皆さんに心地よさを与えてくれていました。
昨年までは講演会を行っていたそうですが、観劇を通して生徒の皆さんの感じる力を養い、芸術に触れることから一人ひとりに考える場をつくる試みの第一歩の様でした。




終演後は演劇部の生徒さんがバックステージツアー・座談会・搬出のお手伝いと俳優・スタッフと共に触れ合う時間をたくさん頂きました。
そして搬出のお手伝いには演劇部以外に美術部・生徒会・映画研究会のみんなも参加し、舞台の感想や演劇という仕事について熱く質問していました。
田鶴浜高校

石川県 田鶴浜高校は衛生看護科・健康福祉科のある学校です。
今回の観劇していた生徒さんの先輩方は『Touch~孤独から愛へ』を観劇していました。
看護や福祉に関わる仕事を目指して勉強する中で、ヘレン・ケラーは日々学んでいることを舞台に重ね合わせながら真剣な表情で視線を送っていました。

全国各地で大雨が降りしきる一週間でしたが、風のヘレン・ケラーのツアーは行く先々で晴天の中、一回一回の公演を迎えることが出来ました。
天気さえも味方につけて笑顔の絶えない一週間。
東日本のヘレン・ケラー・西日本のジャンヌダルク、全国各地のいまその学校に通う生徒の皆さん、先生方とともに、演劇の場を大切につくっていきたいと思います。
ツアー後半もさらなる勢いをもって全国に風を吹かせていきます。
白石圭司:医者役
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