風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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日々の出来事を速報!!

Touch~孤独から愛へ 凱旋公演 & 風 元気流納会2013

2013-12-28 12:22:26 | トピックス
Touch~孤独から愛へ 凱旋公演

12月23日~25日にかけ今年最後の公演、レパートリーシアターKAZEでの『Touch~孤独から愛へ』の凱旋公演が行われました。

九州で56ステージの巡演をおこなってきた『Touch』には東京近郊だけでなく全国各地から多くの皆さんにご来場いただきました。ツアーの熱気そのままに舞台と客席の間に生まれた上演は、まさに今年の芝居納めに相応しい空間を創り上げていました。



上演後にアンケートを書いて頂いた方々のメッセージの中には、「帰ったら子供の肩をもって元気づけてやります」「拒絶と触れ合いの交錯に、観客の魂も揺さぶられていた」といった声もあり、ここで起こったことの余韻は客席の一人一人の中に確かに残っていると感じました。

来年のツアーは二年ぶりとなる『ハムレット』や、巡回公演では初となる『ジャンヌ・ダルク』もあり、『Touch』の上演はしばらくお休みとなりそうですが、今後の風の公演と数年後の『Touch』との再会を是非お楽しみに。


風 元気流納会2013



『Touch』の千秋楽を終えた翌日、舞台装置もそのままに劇場では日頃劇団を支えてくれている皆さんとの納会がひらかれました。

今年の納会も、新メンバーの口上から始まり、今年一年の風の活動報告や劇評家・岩波剛さんからの激励の言葉など内容盛り沢山。劇団員が丹精込めて作った料理、全国各地から届いた特産品を囲みながら話も弾みました。





↑納会名物『たこぼん』には毎年のことながら、常に焼き上がりを待つ輪が出来ていました。



ブログを振り返るだけでも、この一年多くの支えのもとに、様々な上演、そこから生まれる出逢い、そして別れを私たちは経験しました。このブログを読んでくれている皆さんにも、あらためて今年一年の温かいご支援に感謝申し上げます。本当に有り難うございました。

昨年・創立25周年を期に『演劇ゼロ年』を掲げた風は、未だ形を採らない豊かさを求めて来年も歩み続けます。





文:佐野 準








レパートリーシアターKAZE第12回凱旋公演『Touch~孤独から愛へ』

2013-12-25 15:20:09 | 公演情報
レパートリーシアターKAZE第12回凱旋公演
Touch ~孤独から愛へ Orphans

12月23日[月・祝]~25日[水] 開演:平日7時/祝日2時

作:ライル・ケスラー Lyle Kessler 翻訳:小田島恒志
演出:西垣耕造
舞台美術:水野統夫 作曲・音楽制作:八幡茂
照明:坂野貢也 音響:酒見篤志 照明オペレータ:森谷祐美子 舞台監督:佐田剛久
出演:柳瀬太一/佐野準/佐藤勇太



アパートの一室に暮らす孤児の兄弟。弟フィリップはアレルギーの発作に怯え、窓を開けることすらできない。兄のトリートはふたりの生活を守るため、窃盗やかっぱらいで小銭を稼ぐ。ある日、トリートの前に、自分も孤児院育ちだと話す謎の男ハロルドが現れる。彼は、この見捨てられた兄弟を“デッド・エンド・キッド(行き止まりの子ども)”と呼び、兄弟のもとに留まる。そしてはじまる3人の生活。
孤独な魂が、人を求めて寄り添い、すれ違い、また出会う。Touch―人と触れることを通して、生きる証しを掴もうとする魂の孤児たち。

『Touch~孤独から愛へ』は9月24日~12月19日まで、九州地域で約3か月間56ステージの公演を行ってきました。風のBLOGそして、風ホームページの掲示板には、公演を通して出会い触れ合った生徒さんや先生たちからたくさんの感想が寄せられています。

演劇との出会いを通して、自分自身のなかにある輝きや生きる力を再発見してほしいという願いのもとに取り組んできた風の2013年の締めくくりとなる公演。私たちの劇場で、みなさまと一緒に人について考え、感じ合いながら、次の力につなげていただけるような時間をつくりたいと考えています。
レパートリーシアターKAZE第12回 凱旋公演『Touch~孤独から愛へ』。
みなさまのご来場心よりお待ちしております。






レパートリーシアターKAZE 第12回凱旋公演
Touch~孤独から愛へ
作:ライル・ケスラー 演出:西垣耕造

☆日時:12月23日[月・祝]~25日[水]開演:平日7時/祝日2時
☆場所:レパートリーシアターKAZE
☆入場料:当日4000円/前売3800円/学生3300円

☆チケットのご予約・お申込み
東京演劇集団風/レパートリーシアターKAZE
電話:03-3363-3261
E-mail:info@kaze-net.org
 ※ホームページからのお申し込みはこちらから


『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』2013秋 西日本地域・東日本地域 最終週

2013-12-25 11:23:03 | 全国巡回公演
各地の高校では期末考査を終え、冬休み前の一週間。
11月からの『星の王子さま』の旅公演を挟み、約一ヶ月ぶりとなる『ヘレン・ケラー』の公演に出発しました。5月からの今年の巡回公演の最後の週でもあります。


12月17日(火) 安房高校(千葉県)  千葉県南総文化ホール





生徒の皆さんと先生方、そして保護者の方もこの公演をとても楽しみにしているというお話の通り、たくさんの方にご来場いただき、1200席のホールがほぼ満席となりました!
客席の皆さんの生き生きとした反応、視線をひしひしと感じる公演でした。
公演後には演劇部の皆さんはじめ、ぜひ舞台裏を見たいと来てくれた生徒さん、そしてこの公演を支えてくれた係の先生方とバックステージツアーをしながら交流を深めました。
以前、木更津や銚子の学校でお世話になった先生との再会や、今回初めて担当になったという先生が「また3年後、演劇をやりますからぜひ来て下さい!」と笑顔で言って下さったことも嬉しかったです。


12月18日(水) 寄居城北高校(埼玉県)  同校体育館

千葉からの移動で夜9時過ぎに到着した劇団員を3名の先生方が温かく迎えて下さり、泊まり込みで公演準備に協力してくれました!
公演当日は関東でも雪(!?)という予報でしたが、寒さにも負けない生徒の皆さんの熱気が伝わってきました。ラストシーンで水が飛び散った時は、さすがに最前列の生徒たちさんはビックリしましたね!!
今回は生徒会の主催行事ということで、生徒会役員のメンバーが開会から舞台の撤去まで中心になって頑張ってくれました。公演が終わった午後は、バスケ部、バレー部などたくさんの有志の生徒さんが体育館に集まって下さり、片付けを手伝ってくれました。あちらこちらで劇団員と生徒さん達、劇団員と先生方の輪ができて、話が盛り上がっていました。








12月19日(木) 館林商工高校(群馬県)  館林市文化会館

今年のツアーの千秋楽です。
2時間の公演を終えて代表の女子生徒さんが、公演中にメモしたアニー・サリバンの台詞をもとに今の想いを語ってくれました。
「“あと、あなたに覚えてほしいのは、みんなと話せる言葉。そして、生きている幸せ”という言葉が一番心に残っています。最初がヘレンの誕生の場面で始まり、ここがヘレンの第二の誕生だと感じたからです。そして、“ひよこはいつか殻を破って出てくるもの”という言葉。人と理解し合うこと、コミュニケーションを取ることは本当に難しいことだと思う。だからこそ、難しいからこそ、人と繋がっていきたいと思いました。」
ステキな言葉をいただきました!どうもありがとう。
そして、クリスマスの袋に入った記念品は・・・館林商工高校が企画・販売している飴でした!!その名も「利根川と渡良瀬川に囲まれた大地で誕生した飴」
ステキなプレゼントもありがとうございました!




この旅での出会いを一人一人の心に刻んで、また来年に向けてスタートします。

公演を終えて劇場へ戻ると、九州を巡っていた『Touch』班と、なんと同時に到着!!
このあとすぐに『Touch~孤独から愛へ』の凱旋公演を行います。3ヵ月の充実した旅公演を終えての舞台を、ぜひ見にいらして下さい!
  

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2013秋 西日本地域・東日本地域ツアー 

2013-12-25 11:17:07 | 全国巡回公演
茨城県の霞ヶ浦高校・霞南至健中学校、東京都の聖徳学園高校で行った『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』の公演から1ヶ月と少し。
霞ヶ浦高校・霞南至健中学校、聖徳学園高校の皆さん、ブログへでの公演の様子をお伝えするのが遅くなってしまって本当にごめんなさい。
皆さんと出会えたあの日のことは、今でも鮮明に覚えています!!


霞ヶ浦高校・霞南至健中学校

舞台装置を設営するために公演の前日、旅班は体育館を訪れました。
するとそこで待っていてくれたのは屈強な男子生徒の皆さん。
レスリング部3年生が、あれよあれよと言ううちにトラックから荷物を運び出してくれました。
逞しい身体とさわやかな笑顔の皆さんにお手伝いありがとう。

本番では体育館いっぱいに生徒さんたちが座っていて、高揚感溢れる空間となりました。
皆さんがつくってくれた空間から、人と人が出会うこと、同じものを分け合おうとする姿勢というのは、何かに挑戦しようと試みる力になっていくのではないかと感じました。
とっても楽しい時間となりました。







芝居が終わってからは生徒会、演劇部の皆さんとの座談会が行われました。
それぞれの活動に真摯に取り組んでいる様子が皆さんの質問や表情から伝わってきました。
3年間の高校生活は長いようであっという間のようでもありますよね。
そのエネルギーで学校を盛り上げていってください!!





体育館ではバレー部、レスリング部、野球部、バスケ部の大勢の皆さんが、これもあれよあれよという間に荷物を運び出してくれていました。
会話も笑いも絶えない時間は最高の旅班にとって最高の思い出となりました!!
ありがとうございました。


聖徳学園高校

聖徳学園高校では1年生の皆さんが観劇を行いました。
会場となった中ホールにぎゅっと詰まった空間が出来上がり、お互いを身近に感じることができました。大きな声としては聞こえなくても、友達と思ったことを口に出しながら見ている姿は、この芝居の何を見ているのかをダイレクトに受け取ることが出来る瞬間です。
題材の時代は1880年のアメリカになっていますが、聖徳学園の皆さんの視点は、その時代を超えて現在でした。自分、自分の周りにいる人たちのことを照らし出しながら舞台を見る皆さんの存在が私たちにとっての刺激となりました。

カーテンコールが終わってすぐ、各クラス1組ずつと俳優が舞台上で記念撮影を行いました。
少しずつの時間でしたが、皆さんが俳優と交流してくれた姿が記憶に残っています。
この日に思ったことや考えたことを、いつの日か思い返してくれたらと願います。


両校の皆さん、今は冬休みですね。
新しい年を迎えると、きっと気持ちが引き締まったり、新たな事へ思いが馳せることもあるとでしょう。いつの日かまたどこかで皆さんと会える日が来ることを楽しみにしています。



Touch~孤独から愛へ 2013秋 九州ツアー 最終週

2013-12-20 19:17:37 | 全国巡回公演
9月22日に東京を出発し、9月24日に初日を迎えた『Touch』の長い九州ツアーも、いよいよ13週目。ラストの週に入りました。

12月16日 鹿児島城西高校(鹿児島県)
  17日 熊本工業高校(熊本県)
  18日 鹿児島工業高校(鹿児島県)



鹿児島城西高校

昨年春、研究生として入団した高階ひかりの母校です。彼女をよく知っている先生方や後輩たちも沢山います。体育館での午前・午後の2回公演でした。





↑いよいよ開場。開演が待ち遠しい様子。

リラックスした客席で、自分のことのように『Touch』を見ている姿が印象的でした。







↑ここでも沢山の生徒たちが片付けを手伝ってくれました。

また前日の仕込みから当日まで、前生徒会長の大山君がお手伝いの生徒たちをスムーズに仕切ってくれました。



↑代表して記念の色紙を受け取る大山君。



↑最後まで手伝ってくれた部活動と芸術文化コースのみなさんと、それを撮影する先生の後ろ姿。


熊本工業高校

今回は、熊本県立劇場コンサートホールでの特設仕込みで上演しました。



↑コンサートホールのシャンデリアの下に組まれた『Touch』の舞台。



↑開演を待ちわびる客席。

1200人をこえる生徒たちが、喰い入るように見つめている姿が印象的でした。



↑「誰かを元気づけてやれる人間になりたいと思いました」と感想を述べてくれた生徒会長の林君。
心のこもったお礼の言葉をありがとうございました。


鹿児島工業高校

風の公演は8回目、『Touch』も3回目という学校です。今回は体育館での公演となりました。



↑鹿児島といえども寒くなってきました。体育館にはストーブが設置されました。



↑開演前の1コマ。



↑1100人の生徒たちが入場します。

生徒がびっしり入った体育館は、自分自身と対話しながら『Touch』を見つめているといった空間になりました。
九州ツアーの千秋楽に相応しい印象的な公演でした。











↑千秋楽。最後の片付けの様子。



↑後片付けを手伝ってくれたみなさんと。


9月24日に福岡県・希望が丘高校で初日を迎えてから12月18日の鹿児島工業高校まで、『Touch』は56ステージの上演を行ってきました。
そして、さまざまな出会いと別れをしてきました。
その一つ一つが私たちにとって『Touch』を公演していく原動力となりました。
あらためてお礼を申し上げます。

さて、次はいよいよ12月23日~25日のレパートリーシアターKAZE凱旋公演です。この公演で『Touch』の九州ツアーは本当に千秋楽となります。


文:柳瀬 太一






Touch~孤独から愛へ 2013秋 九州ツアー 第12週目

2013-12-15 07:55:02 | 全国巡回公演
(トップの画像は今週最後の佐賀工業高校の皆さんとの一枚)

12月9日 明豊中学・高校(大分県)
  10日 苅田工業高校(福岡県)
  12日 佐賀工業高校(佐賀県)



明豊中学・高校

いよいよツアーも終盤、今週は大分県は別府から始まりました!



↑開演前、会場となったビーコンプラザで大盛り上がりの生徒の皆さん。



↑中学一年生から高校三年生まで一階客席をびっしりと埋めながら開演の時を待っています。

最初から最後まで『Touch』を楽しんで観てくれた全校生徒の皆さん、カーテンコールでの温かい拍手は彼らの心の中になにかが残った証しなのかもしれません。



↑公演後に楽屋を訪ねてくださった担当の先生も子供たちの様子にとても喜んで下さっていました。


苅田工業高校

苅田工業高校では17年前に『ヘレン・ケラー』を上演していますが、風の舞台も芸術鑑賞行事もその公演以来。担当の先生も校長先生もその『ヘレン・ケラー』を覚えてくださっていて、今回の公演を企画して下さいました。

多くの生徒にとって初めての生の舞台。物語が進むに連れて彼らもその中にのめり込んでいくようなそんな客席でした。



↑カーテンコールで挨拶をしてくれた代表の男子は「最初は難しいのかなと思ったけれど、人の当り前の感情を伝えてくれているんだと感じ、本当に感動しました」と語ってくれました。



↑公演後の楽屋前。「やっぱりこの感動は見せなければ子供たちに伝わらない」「この取り組みを今後も続けていきたい」という先生方の言葉は、今回の公演が苅田工業高校のこれからにも繋がっていくものになったことを本当にうれしく思いました。


佐賀工業高校

去年・今年と続いている『Touch』の九州ツアー、なんとこの二年間で佐賀市内の学校での上演は11校目になります。
この市内のほとんどの高校生が観た『Touch』、この学校の皆さんは時に歓声を上げながら一緒に本番を創ってくれました。



↑カーテンコールで「家族や友だちのことを思い浮かべた」という言葉をいただきました。きっと子供たち一人一人の中に重なるなにかが感じられたのだと思います。





↑公演前日の搬入も、上演後の片付けも沢山の生徒が手伝ってくれました。



↑片付けが終わり、最後に記念の色紙をプレゼント。写真のとおり大いに喜んでくれました。



とうとう今年の九州ツアーは残り一週間となりました。実は来年から九州ツアーの演目は『ヘレン・ケラー』に変わるため、二年続いた『Touch』の九州ツアーの最後の一週間となります。
この二年間約100ステージでおこった様々な出会いにあらためて感謝しながら、残り4ステージも客席の子供たちとともに心に残る舞台を創っていこうと思います。


文:佐野 準

Touch~孤独から愛へ 2013秋 九州ツアー 第11週目

2013-12-07 16:13:58 | 全国巡回公演
舞台装置の2階からは、こんなふうに見えます。

いよいよ師走になりました!

12月2日 島原商業高校(長崎県)
   5日 北九州工業高等専門学校(福岡県)


島原商業高校


島原城のお堀端


まるでお城の入口のような校門


そして背後には雲仙普賢岳(あいにくの天気ではっきり見えませんが・・・)

歴史と大自然の息吹を間近に、脈々と受け継がれたきた人間の営みの深さが感じられました。

そんな中、生徒さんたちは前日の搬入からお手伝いしてくれました。



今か今かと開場を待つ生徒さんたち。


開演直前の暗転では「おお~っ!」と歓声が上がり、期待のこもった拍手でスタート!

上演中もそれぞれひとりひとりの笑い声や驚きの声が聞こえてくるような
おおらかで、とても元気のいい皆さんでした。

終演後も本当にたくさんの生徒さんたちがお手伝いしてくれました!
体育館からトラックまでの長い道のりを楽しみながら何度も往復してくれました。






皆さん、本当に助かりました。
ありがとうございました!


北九州工業高等専門学校


体育館いっぱい、超満員の客席。
12月の体育館だというのに少し汗ばむくらいの熱気に包まれました。



「やりたい事をやっている人たちの姿を見てほしい。」という担当の先生のメッセージを受けた学生さんたち。
今までの人生、これからの生き方、そして私たち“風”のやりたい事、やろうとしている事・・・
『Touch』を通して何かを探し、見つめながら自分のなかでスパイラルを起こさせているような、静かながら強いうねりを感じました。

終演後の舞台見学は大勢の学生さんたちが詰めかけてくれました。




そして、撤去を手伝ってくれました。









学生会と有志の皆さん、びっくりする速さで終わりました。
ありがとうございました!

そして今週はもうひとつ。
3日と4日の二日間、文化庁“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”で中国地域を巡演している、『星の王子さま』の公演班と合流してきました。



3日、伊佐中学校・伊佐小学校(山口県)の合同公演では、小学生の皆さんがカーテンコールでとってもステキな友達の歌をプレゼントしてくれました。
思わずホロリとする綺麗な歌声でした。

4日、大蔵小学校(山口県)では、小学校から高校まで同じ学校に通い、高校の野球部ではバッテリーを組んでいた同級生が長い年月を経て偶然同じ舞台に立つという、これまたステキな瞬間に立ち会うことができました。
↓こちらです


飛行士役の緒方(写真中央向かって左)と地理学者役で参加出演の磯村校長先生(写真中央白衣の方)。
こんな事があるものなんですね。
縁(えにし)の不思議を感じます。

人生の中で幾度となく繰り返される出会いと別れ、そして再会。
実は、北九州工業高等専門学校の3年生以上の皆さんとは2011年の『ハムレット』以来2年ぶりの再会でした。
またいつか、どこかで皆さん“再会”出来ることを願っています。

『Touch』の旅公演も早いもので、あと7ステージとなりました。
23日からの凱旋公演も含めると10ステージ。
最後まで演劇の持つ可能性とは何か、演劇にしかない可能性とは何かを探し続けたいと思っています。

今週も公演のためにご尽力くださった先生方、素晴らしい時間と空間をともに創ってくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございました。



文:仲村三千代