今回2週目の公演は、岩手県、栃木県での公演です。
5月17日(水) 【岩手県】大槌高校 同校体育館
5月19日(金) 【栃木県】小山城南高校 小山市立文化センター
大槌高校
大槌高校では、2013年の『肝っ玉おっ母とその子供たち』、2016年の『ジャンヌ・ダルク』の公演以来、7年ぶり、3回目の公演となりました。
大槌高校では、毎年、様々な団体を呼んで、芸術鑑賞行事を行っているそうです。
ですが、新型コロナウイルス感染症の影響により今回の風の『ヘレン・ケラー』の公演は、2年の延期の期間を経ての公演となりました。
開演前に舞台見学に来てくれた生徒さんたち。
今日は、自由な場所で観劇して下さい!という先生方の声に、たくさんの生徒さんが、舞台面のぎりぎりまで来てくれました。
開演前には、司会のご担当の先生の劇団紹介からはじまり、副校長先生の「皆さんにとって、何かが芽吹くきっかけとなってほしい」という、生徒さん方への願いのこもったメッセージと共に公演がはじまりました。
とてもリラックスした姿で舞台に眼差しを送る客席。客席からの息づかいが舞台にも振動してきました。
終演後には、生徒会長さんから「みなさんの感情が伝わってきました。」と素敵な挨拶と、花束をいただきました。
終演後には、希望者の生徒さん方によるアニー・サリバン役の渋谷との座談会も行われました。自分の夢や想いを時間いっぱい使って語りあっている姿がとても印象的でした。
プレゼントの色紙を受け取ってくれた生徒さん。
運動部の生徒さんから帰宅部の生徒さんまで、たくさんの生徒さん方、そしてたくさんの先生方がお手伝いに駆け付けてくれました。
本当にありがとうございました。
小山城南高校
小山城南高校では、1999年の『肝っ玉おっ母とその子供たち』、2013年の『ヘレン・ケラー』の公演と今回が3回目の公演となりました。
小山城南高校も新型コロナウイルス感染症の影響により、1年の延期の期間を経ての公演となりました。
開演前には、校長先生の「皆さんも、楽しみにしていた時間ですね。楽しんで観劇して欲しいです。」という想いと共に公演が始まりました。
会場いっぱいを使って席に座る生徒さんたち。
一幕が終わり、休憩時間になると、演劇部の生徒さんたちが舞台見学にきてくれました。
終演後には、代表の生徒さんの「今日は私たちのためにきてくださり、ありがとうございました」という素敵な挨拶と花束を頂きました。
終演後、お忙しい中、楽屋を訪ねて下さった校長先生。
「普段から、なかなか、このようなプロの時間に触れる機会が、本当に少ないです。生徒にとても刺激のある時間になったと思います。」と言葉をいただきました。
当初は予定されていませんでしたが、演劇部や希望者の生徒さんたちによる舞台見学も行われました。
今、自分が向き合っているもの、また、進路のことやこれからやりたいことに迷ったり悩んだり、期待に期待に胸を膨らませていることだったりを熱く語ってくれました。
また、終演後の後片づけには、小山中学校の2年生の生徒さんが職場体験に来ており、一緒に後片づけを行ってくれました。慣れない作業に汗だくになりながらも、気が付けば、「次はこうですね!」と声を掛け合いながら仕事をしている姿は、本当に頼もしくて素敵でした!
私たちも皆さんと一緒に仕事が出来たこと、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました!!
たくさんの時間を乗り越えて、創ることが出来た公演であったことをひしひしと感じた時間となりました。
先生方をはじめ、公演を支えて下さった方々に心より感謝を申し上げます。
いつの日か再会できる日を心より楽しみにしています。
文:倉八ほなみ(ヘレン・ケラー役)