風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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日々の出来事を速報!!

東京演劇集団風第86回公演 『コーカサスの白墨の輪』

2015-07-31 18:41:52 | トピックス

第86回公演[新作]

コーカサスの白墨の輪 Der kaukasische Kreidekreis


作:ベルトルト・ブレヒト Bertolt Brecht  翻訳:岩淵達治
演出:江原早哉香

作曲:パウル・デッサウ Paul Dessau ©SUHRKAMPVERLAG
音楽制作:八幡茂
舞台美術:高田一郎 
衣裳:ズザンナ・ピョントコフスカ Zuzanna Piątkowska
照明:フランソワ・シャファン François Chaffin〈Théâtre du Menteur〉 
人形美術:エリック・ドゥニオー Eric Deniaud〈Le Collectif Kahraba〉
演出助手:オーレリアン・ズキ Aurélien Zouki〈Le Collectif Kahraba〉
音響:渡辺雄亮
照明オペレーター:坂野貢也
舞台監督:佐田剛久
歌唱指導:八幡光子
舞台監督助手:辻幸男
企画制作:佐藤春江

芸術監督:浅野佳成

【出演】
白根有子/柳瀬太一/栗山友彦
佐野準/柴崎美納/工藤順子/田中悟
田中賢一/白石圭司/佐藤勇太/車宗洸
稲葉礼恵/清水菜穂子/酒井宗親

 

会場:レパートリーシアターKAZE
2015年8月22日[土]~30日[日]
開演:平日 7時/土日 2時[全席自由]
入場料:当日 4000円/前売 3800円/学生 3300円


助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
後援:ドイツ連邦共和国大使館/中野区


『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』 2015春 東日本地域巡回公演 最終週

2015-07-25 13:12:39 | トピックス

4月末から始まった『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』春のツアーもいよいよ最終週となりました。

それぞれの公演で学校の生徒さんたちの輝いた表情、率直な言葉、ことらの心の奥まで見通すような視線を受けて、中学・高校生(そして最終日は小学生も!)のみなさんと演劇の場をつくることの喜びとその意味を感じてきた旅でした。

 

7月13日(月) 青森県 六戸町教育委員会 六戸中学校・七百中学校 六戸町文化ホール メイプルホール

7月14日 (火) 宮城県 蔵王高校 蔵王町ふるさと文化会館 ございんホール

7月15日(水) 東京都 桐朋女子中学校 調布文化会館たづくり

7月16日(木) 埼玉県 星野学園小学校 同校記念講堂ハーモニーホール

 

六戸中学校・七百中学校

六戸町教育委員会が主催する六戸中と七百中の合同鑑賞会。

この公演には町の人権擁護委員の方々が深く関わっており、開演前にあいさつがありました。「誰もが差別に苦しむことなく幸せに暮らしていける社会をつくれるよう、皆が思いやりの心を持ってほしい。今日上演をするヘレン・ケラーとサリバン先生の生き方から、たくさんのことを学んでもらえたらと思います。」公演が始まると生徒のみなさんは元気に笑ったりしながら、のびのびと人の生き方について考えてくれたようです。

終演後にはホールの玄関でお見送りをしました。近くで1人1人の生徒さん、先生方とお会いできてよかったです!!

 

蔵王高校

雄大な自然に囲まれた美しい町での高校生のみなさんとの出会い。

生徒のみなさんの自主性を大事にしている学校で、司会進行や開演前の打ち合わせも生徒さんが行い、その様子を先生が見守っていました。会場の固定席のまえにもパイプイスを並べ、小劇場のような距離で観劇してもらいました。前方の生徒さんが舞台の出来事にコメントしながら舞台に関わっている様子が後方にも伝わり、リラックスした身体で1人1人が自分の感覚で舞台と向き合っていました。

 

桐朋女子中学校

これまで長年レパートリーシアターの公演を見続けている先生がぜひ中学校でヘレン・ケラーをと実現させてくれた公演です。

今回は中学2年生の学年行事として上演しました。昨年、みなさんが1年生のときに風のコミュニケーションワークショップを行っており、生徒さんも先生方も風の芝居を楽しみに待っていてくれてました。友だちや家族との関係、子ども時代と大人の社会の狭間で思うこと、中学2年生のいまをしっかり持ちながら、客席にいる女子生徒さんたち。

学校生活の中で、かけがえのない人と出会い、思い出に深く残る出来事がありますように。

 

星野学園小学校

昨年7月に台風により公演中止となってしまった星野学園で待ちに待った公演が実現しました。そして私たちにとってはこのツアーの千秋楽の公演。

前日の夜遅くまで学園内のハーモニーホールで舞台設営を行い、16日の朝、小学校のみなさんを迎えました。会場内にはとても元気な小学1年生~6年生までの児童のみなさんとたくさんのお母さんたちが集まってくれました。担当の先生のお話も昨年からの想いに熱が入ります。「映画やTVと舞台の違いは何だと思いますか?近くの人と話し合ってみましょう。」そして「役者さんたちはみなさんのことを見ているでしょうか。見ていないでしょうか。」という問いかけに「見てるー!!」と大きな声が・・!舞台袖でスタンバイしていた私たちの心に強く響きました。開演すると、舞台に入り込んでくる子どもたちの声、全身のエネルギーが伝わってきました。児童会長・副会長さんのあいさつもまっすぐに私たちと客席のみなさんに届く言葉でした。

子どもたちと出会い、その感覚の鋭さに驚き、私自身の子ども時代も発見することになりました。子どもの頃にどれだけ世界を見ていたのか、出来事を強烈に受け取っていたのか、その1つ1つについてどれだけ考えていたか。

この3ヶ月で小学校・中学校・高校のみなさんと年齢や地域の違いを超えて、想いを交感できたこと、向き合えたことに感謝するとともに、みなさんの人生に大切な人たちとの出会いと、喜びを感じる瞬間がたくさん生まれることを祈っています。

ヘレン・ケラー役 稲葉礼恵

 


『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』西日本巡回公演ツアー 最終週 第9週目!!

2015-07-22 20:43:33 | トピックス

5月中旬から始まり、9週間に渡り全42ステージの上演をこなした『ジャンヌダルク』のツアーもいよいよ最終週を向かえました。
今週は、日本列島の南からいくつもの台風が近づいており、公演の中止が危ぶまれます。『ジャンヌダルク』のツアーは、無事千秋楽を向かえることが出来るのか?!

9週目の公演は、
7月13日(月) 大阪府 山田高等学校 吹田市文化会館メイシアター
7月14日(火) 岡山県 加賀中学校 ロマン高原かよう総合会館
                                                                
レインボーホール
7月15日(水) 兵庫県 豊岡高等学校 豊岡市民会館
7月16日(木) 兵庫県 豊岡総合高等学校 同上
                兵庫県 近畿大学附属豊岡高等学校 同上
の公演が行われました。

 

山田高等学校

13日の山田高校の公演は、吹田市文化会館メイシアターでの上演です。
最終週ともなると、メンバーの舞台仕込みの手際も良く、今ツアー3回目のメイシアターと言うこともあり、まさに風のように前日の仕込みを終えて、次の日の午前開演に備えます!
生徒数が1000人を超え、大ホールの客席を埋め尽くす観客に圧倒されながら幕が開きました。
役者たちが客席から登場すると、大きな拍手と歓声で舞台と観客がお互いに盛り上がってプロローグが始まりました。舞台が進行するにつれ、最初の盛り上がりが徐々に集中に変わっていき、最後には、生徒みんながじっと舞台を見つめていてくれたのが印象的でした。

終演後、舞台の見学、客席での座談会ができました。生徒さんの昼食の時間もあったので、あまり時間がとれず短時間だったのですが、お互いにしっかりコミュニケーションをとることができた座談会になりました。

 

 

加賀中学校

14日は、加賀中学校の公演です。
加賀中がある岡山県の吉備中央町では、2年前に『星の王子さま』の参加型の公演を行っており、当時風のメンバーと一緒に歌を歌い、セリフの掛け合いをした生徒さんが、加賀中にたくさんいると聞いており、『ジャンヌダルク』のツアーメンバーも再会を楽しみにしていました。
観客席に座っている、高校生よりはるかに小柄な加賀中の生徒さんたちに可愛らしさを感じながら上演を行いました。上演中、あまり声を出さず笑ったり、ニコニコしたり、怖がって目を伏せたり、真剣に舞台を感激する中学生たちの姿が、僕たちの刺激になった素晴らしい舞台になりました。

公演後、生徒会長さんと担当の先生が楽屋まで挨拶にきてくださいました。

 

 

豊岡高等学校・豊岡総合高等学校・近畿大学附属豊岡高等学校

15日、16日は豊岡市の三校の高校での合同公演でした。
全国の学校で公演を行っていて、観客である高校生について感じることのひとつに、その地域性、又各学校の特色、があることに、驚かされます。しかし、舞台を作る私たちにとって重要なことは、どんなときでも先入観を持たずに、目の前に座っている観客との関係が、その瞬間どう変化しているかをとらえて芝居をするかということだと思います。やはり、観客席の一人一人がどのように感じて舞台を観劇しているかが、私たちにとって、大切なことだと思います。
そういう意味でも、この豊岡での合同公演は、豊岡高校、豊岡総合高校、近畿大学付属豊岡高校の三校それぞれの反応があり、又その校風があり、そして一人一人が様々に違う反応で観劇してくれて、私たちに刺激を与えてくれた、公演になりました。

会場をあとにする生徒さんたち。

 

ツアー最後になるはずだった、世羅高校の公演は、残念ながら台風11号の影響で、公演延期になりました。次回九州ツアーの『ヘレンケラー』の舞台で、世羅高校の生徒さんたちとの出会いを楽しみにしながら、私たち、『ジャンヌダルク』のツアーメンバーは、7月17日に無事帰京しました。

今回、全42ステージの上演を行うことができた『ジャンヌダルク』のツアーでしたが、全国の学校での現場、生徒と先生の関係、そして今の時代の中で様々に考え、感じ、悩み、これからの時代を担う若い観客たちにふれることで、舞台の本質を探し求める私たち風にとって、そのことをしっかり踏みしめて考え、感じられるツアーになりました。
この経験を、次の夏の大きな試みである、新作『コーカサスの白墨の輪』の稽古場で生かしていきたいと思います。

みなさん、夏の新作を、お楽しみに!!!

 

 
アンセラン役 栗山 友彦

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2015春 東日本地域巡回公演 第8・9週目

2015-07-18 09:39:25 | 全国巡回公演

盛りだくさんだった旅の第8・9週目。各校の生徒さん、先生方との出会いの中に、『大切な何か』を気がつかせてくれる瞬間がありました。

6月29日 埼玉大学教育学部付属中学校(埼玉県)

前日の日曜日に体育館に舞台装置を設営し、当日は午前中の開演でした。体育館に整列して芝居を観る姿は、公演が始まる前や休憩中の元気な雰囲気とはがらっと変わり、その集中力にこちらが驚かされるほどでした。埼玉大学教育学部付属中学校の三年生は、クラスで演劇発表を行っているそうです。公演後には舞台監督・音響・照明・美術・衣裳などを担当する生徒さんは体育館へ、脚本・演出・役者を担当している生徒さんは武道場へ集まり、バックステージワークショップと座談会が行われました。クラスごとに分かれた座談会は、大いに盛り上がりました。熱意を込めてどんな演劇に取り組んでいるかを伝えてくれたり、実際に一部分を演じてみたり、質問が飛びかったりと熱気が溢れていました。話を聞いていると、それぞれの内にクラスへの思いや、演劇へのアイディアがありました。まだまだいろんな局面と出会うことと思いますが、ひとりひとりの思い出となる演劇発表になるよう、私たちも応援しています。

 

体育館では・・・照明の仕組みを真剣に聞いています

 

ポンプの水はどのように出てくるのでしょう?

 

6月30日 仙台第三高校(宮城県)

細やかな視線と鋭い感覚で芝居をともにつくりあげてくれた仙台第三高校のみなさん。カーテンコールでお礼の言葉を述べてくれた図書委員長さんが「芸術鑑賞の前に、ヘレン・ケラーの本を読んだのですが・・・、正直、読まなくても良かったかなぁって。実際に舞台を観たら、動き・姿・表情・声からわかるものがありました。心を揺り動かされました。」と、まっすぐな言葉を贈ってくれました。いつまでも拍手が鳴り止まないカーテンコール。素敵な出会いをありがとうございました。

7月1日 逗子開成高校(神奈川県)

逗子開成高校は映画鑑賞会を行っているそうですが、今回初めての試みで演劇鑑賞会が行われました。会場に集まったのは一年生のみなさん。ホール中に響くエネルギッシュな声にこちらの気持ちも高まります。幕が開けば真剣に舞台を見つめる姿が印象的でした。公演後、先生の呼びかけで演劇部、そして多くの有志のみなさんが舞台見学を行いました。興味津々であちこちを見て回る姿にこちらも嬉しくなります。

 

ヘレンと医者が現れた・・・!

座談会では次から次と質問や言いたいことが飛び出してきて、話が尽きることはありませんでした。劇団の人(おとな)と自分たちを照らし合わせて、今の自分を探るような話が合ったり、率直な感想が聞けたり。みんなと過ごした時間はあっという間でした。また再開できることを楽しみにしています。

7月2日 喜多方高校(福島県)

 

記念写真のポーズは・・・お気に入りの指文字で♪

喜多方高校の芸術鑑賞会は三年に一度きりだそうです。開演前、教頭先生が、ヘレン・ケラーの言葉を生徒さんに紹介してくれました。また、この一度きりの今日をリラックスして、楽しんでほしいということ、この演劇には教師としての原点が在ると思う、自分は大いに興味があると話してくれました。静かな客席のなかにも、そこに居るという存在感が大きかった客席。演劇、人を通じてみなさんの中に何か小さな動きが起こってくれていたらと思います。舞台見学では積極的に歩き回り、会話が生まれていました!

7月3日 武蔵野市教育委員会主催 武蔵野市内中学校一年生(東京都)

武蔵野市教育委員会が主崔となり、市内の第一中学校から第六中学校、特別支援チャレンジルームが集まって開催された公演です。音楽が鳴りホール内が暗くなると、どんなことが起こるのだろうという彼らの眼差しが舞台に注がれました。その場で起こる出来事に、瞬時に反応するみなさん。市内の学校がひとつになるような笑い声もホールに響きました。

終演後にはお見送りをしました。元気いっぱいに挨拶してくれる生徒さん、近寄って握手を求め言葉を掛けてくれる生徒さん、はにかみながら手を振ってくれる生徒さん。みんなどうもありがとう。

7月4日 田園調布学園中等部 中等部1・2年生(東京都)

田園調布学園では、2011年と2013年に『肝っ玉おっ母とその子供たち』を上演しています。今年もまたみなさんに会えることを楽しみに本番を迎えました。本当に細かなところまで見落とすことのなく、最初から最後まで芝居を受け取り、その反応を舞台に返してくれるみなさん。目・耳・口・身体を全部使って楽しんでくれている様子が伝わって来ました。舞台と客席で"この場"をつくっているんだという躍動感が広がった空間を感じました。

カーテンコールで挨拶をしてくれた生徒さんがアニーのように諦めることなく頑張る人になりたいと言葉を贈ってくれました。また、必ず会えますように。

7月7日 茗渓学園中学校・高校(茨城県)

茗渓学園は午前中に中学校、午後に高校の公演がありました。どちらの公演でもみなさんの熱気と元気が溢れていました。

みなさんが舞台を観ながら疑問が生まれたり、共感が生まれたりする瞬間を感じました。公演後の舞台見学や座談会に参加してくれたのは高校の演劇部のみなさん。部員全員が女子で、これから行われる大会に向けて今懸命に取り組んでいると話してくれました。明るく活発で、積極的。悩むことがありながらも自分たちがやりたいことがはっきりと姿勢に表れていました。みなさんの日々の中に小さな驚きや発見がありますように。大会、頑張ってくださいね!

 

舞台装置を見る目は真剣そのもの

 

ビニー役の仲村三千代と

 

KAZEトラックの前で決めポーズ

7月8日 越谷東高校(埼玉県)

風は越谷東高校での公演は初めてでした。公演は図書委員会のみなさんが中心となって進行してくれました。喜多方高校の教頭先生も紹介してくれたヘレン・ケラーの言葉を、越谷東高校の校長先生も生徒さんたちに贈っていました。それは"もしもこの世が喜びだけならば、人は決して勇気と忍耐を学ばないでしょう"という言葉です。みなさんは校長先生からのメッセージをどのように受けとめたのでしょうか。客席の一番後ろに座っている生徒さんまでじっくり芝居を観ていた越谷東高校のみなさん。今日の出会いをいつの日思い出してくれたら嬉しいです。

 

終演後、生徒さん、先生方、校長先生が楽屋を訪ねてくれました!

7月10日 盛岡第二高校(岩手県)

盛岡第二高校はこの日、午前中にヘレン・ケラーを鑑賞し、午後には合唱コンクールを行っていました。じんわりと芝居のなかに入っていく生徒さんたちの姿が舞台上から感じられました。公演後の片付けは演劇部のみなさんがお手伝いをしてくれました。あっという間に舞台装置が崩れていきます。舞台袖には合唱コンクールの準備をしている生徒さんの姿も。「あっ、ヘレンだ!アニーだ!」や「ありがとうございました!」と声を掛けてくれました。

 

お手伝いの様子3連続ショット、運んでいるものが微妙に異なるのがわかりますか?

 

最後は記念写真で締めくくり、合唱コンクールも頑張って!

 

4月から始まった『ヘレン・ケラーからひびき合うものたち』の旅も来週で最終週を迎えます。今までの出会い、思いを自分たちの原動力として、旅班はまだまだ走り続けます。

 

渋谷愛:アニー・サリバン役

 


2015年春 『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』 西日本巡回公演 第8週目

2015-07-10 17:38:00 | トピックス

 

蝉の声が聞こえてくる季節となりました。
メンバーの全員が毎日バケツ一杯分かぶったかのような汗を流し、一日の舞台を終える日々です。

肌寒かった旅の初日を遠くに感じます。 

『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』西日本巡回公演は第8週目を終え、残すこと来週一週間となりました。

 

 

7月6日(月) 香川県 琴平高等学校 同校体育館

     7日(火) 三重県 津西高等学校 三重県総合文化センター 三重県文化会館 

     8日(水) 京都府 桃山高等学校 文化パルク城陽 プラムホール

     9日(木) 兵庫県 宝塚北高等学校 伊丹市立文化会館 いたみホール 

   10日(金) 滋賀県 近江高等学校 滋賀県立文化産業交流会館 

 

 

琴平高等学校  

琴平高校での公演は前日の舞台仕込みから始まりました。
体育館での公演。琴平高等学校は風の公演自体、初めてで、今回のジャンヌ・ダルクの公演が琴平高等学校との最初の出会いの場となりました。

開場時には普段、授業や部活動等で目にしている体育館とは違う空間に生徒さんたちの驚きの声や歓声。
会場はいっぱいになり、 体育館が生徒さんたちの思い思いの声やエネルギーで満たされている中、舞台は幕を開けました。
舞台が始まると会場は一気に静まり、集中した様子でじっと舞台に目を向けていました。

公演は午前中だったのですが、公演後、先生方の協力で5・6時間目が体育の授業であった2クラスの生徒さんが舞台撤去に手を貸してくれました。 

 
 
作業の説明を真剣な眼差しで聞く生徒さん達。
 
 
 
 
 
劇団員と声を掛け合いながら一生懸命手伝ってくれました。
撤去中には何人か、帰りのHRを終えた生徒さんが話しかけてもいいのかな?と戸惑いながらも作業をする劇団員に駆け寄り、「感動しました。」「ありがとうございました。」と声をかけてくれました。
 
撤去を含めて共に作った公演の、1日にも満たないこのわずかな時の中で、私たちは彼らの中のあたたかさを感じました。
琴平高等学校との最初の出会いとなったこのジャンヌ・ダルクの公演が再会、そして新たな出会いへの“架け橋”となると信じています。
 
 
 
 
 
津西高等学校
 
三重県文化会館という大きな会場に、私服姿で来場してくる生徒さんたちはリラックスしているような、劇場という場所にワクワクドキドキしているような、さまざまに動く感情や表情が見られたように思います。
 
会場は約1100人の津西高等学校のみなさんと、来場してくださった30人の保護者の方々でいっぱいになりました。
舞台のプロローグで役者が客席から登場すると、客席は驚く中で手拍子をしたり、2階席には立ち上がって1階席に現われた役者に手を振ってくれた生徒さんもいて、私たちは1100人が生み出す圧倒的な空間の中に迎えられました。
物語が始まるとさまざまな反応を見せてくれました。役者の動きに笑う生徒さん、舞台上に出てくる大きな人形に驚き目を覆い隠す生徒さん、役者の言葉をじっと聞く生徒さん、と細かいところまでよく見て、聞いてくれていたように思います。
 
カーテンコールでは生徒会長さんが「舞台の良さを知りました。これからもこのような素敵な舞台をたくさんの人に届けてください。」というような私たちの力となる言葉と共に素敵な花束を贈ってくれました。
 
 
 
 
会場を後にする生徒さん達。
公演に対する感想や疑問の声が聞こえてきました。
 
 
また、公演後すぐに先生、生徒会長さんが舞台裏に足を運んでくださいました。
 
 
 
彼らの素直な舞台の捉え方は繊細なものだと感じる公演でした。
このジャンヌ・ダルクの公演が津西高等学校の皆さんにとってほんのひとかけらでも何かの力となってくれると願っています。
 
 
 
 
 
桃山高等学校

桃山高等学校での公演は2・3年生約700人の公演でした。
開場時には元気な声が会場いっぱいに響きわたり、目に飛び込んでくる舞台に驚く声、歓声は舞台の裏まで伝わってきました。
私たち自身そのパワフルな声に奮い立たされながら、桃山高校の皆さんと出会える瞬間を心待ちにしていました。
 
舞台が始まると会場は一転、しんと静まり、沈黙する会場に少しの緊張感さえ感じました。
じっと集中し、舞台に向けるのみ込まれるような眼差しは真剣でした。
 
 
公演後にはジャンヌ役の白根との座談会が行われました。
 
 
手を上げ積極的に質問する生徒さん。
 
3年生は今度クラスで舞台を作るそうで、自分たちの視点から質問をし、熱心に白根の言葉を聞いている姿が見られました。
彼らの質問を聞くと、舞台の白パネルに写る影の動きや演出、声の出し方など具体的で、細かい役者の動きや言葉をよく受け取っているいることを感じました。
同時に自分たちがこれから作る舞台への熱も感じられました。
 
座談会が終わった後にも時間の限り、白根に声をかけている生徒さんもいました。
 
 
 
この日の公演が、白根が彼らから受け取り、返した言葉たちが、彼らが作る舞台の力となってくれたら嬉しいです。
そして、そこからまた新たに何か大切なものを発見し、繋げていける彼らの力と情熱をこれから先も持ち続けていってほしいです。 
 
 
 
 
 
宝塚北高等学校
 
宝塚北高校は風の演出家である江原の出身校であり、風が宝塚北高校で行う公演は今回で2回目となりました。
会場は910人の生徒さんたちと来場してくださった保護者の方々約30人、宝塚北高校の卒業生数名でいっぱいとなりました。
 
客席から役者が登場すると笑いが起こり、私たちは客席が作る明るい空間の中に手拍子で迎えられました。
 
生徒さんたちはリラックスした様子でそれぞれの感覚を持って、自由な態度で見てくれていたように思います。
生徒さんたちの笑う声、集中した視線、驚く顔、真剣な表情とさまざまに動いていることを感じ、その客席に支えられて、共にいて、共につくった舞台でした。
 
カーテンコールでは、ジャンヌ役の白根から生徒さんたちへの一言に続き、卒業生である江原からのあいさつでは、ひとりひとりが思い思いに、今の自身の視点から先輩ともなる江原の言葉を聞いていたのではないかなと思います。
 
 
公演後にはジャンヌ役の白根に加え、江原と演劇科の演出班の生徒さん5人との舞台見学、座談会がありました。
 
 
 
 
舞台美術に触れる生徒さん達。
直接触れ、「なんかギブスみたい!」と言っていました。
 
 
 
座談会の様子。
 
座談会には先生方も何人か残っていました。
演出班の生徒さんたちだったこともあり、演出的なことはもちろん、将来のことなど現実的な質問も多かったようです。
 
公演から舞台見学、座談会を含めて、ひとつでも自身にとっての何かの刺激となってくれることを、
そして、宝塚北高校の皆さんと再会し、また新たな出会いを作ったこのジャンヌ・ダルクの公演が再び大切な何かに繋げていけることを信じて。
 
 
 
 
 
近江高等学校
 
近江高校とは2年ぶりの再会となり、今回で4回目となる公演でした。
 
リラックスした様子で来場する生徒さんたちの姿はエネルギー全開で、元気なその声は真夏の暑さも吹き飛ぶようでした。
「皆さんに本物の舞台をみせてくれます。」という生徒さんたちにかけていた開演前の先生の言葉は、スタンバイしている私たちをも奮い立たせました。
そして、文化委員長さんの拍手の合図で舞台は幕を開けました。
 
舞台が始まると思い思いの感覚で自由に舞台を見ていました。
役者の動きに素直に笑ったり、「なにあれ!」と驚きの声を上げたり、自身の視点をそれぞれに持って舞台に目を向けているように思いました。
 
 
退場していく生徒さんたち。
ロビーでは公演のことを話している何人かの生徒さんたちの姿もみられました。
 
 
公演後にはカーテンコール時にお礼の言葉と花束を生徒代表で贈ってくれた生徒会長さんと、担当の先生が楽屋まであいさつに来てくださいました。
 
 
生徒会長さん、「ジャンヌが火あぶりの刑にされるところが感動しました」とジャンヌ役の白根に感想を伝えている様子。
 
担当の先生も本当に生徒に対して熱心な先生で、先生の言葉からは生徒が舞台を見ている姿から舞台を見ているように思いました。
 
 


今回で4度目となる近江高校と風の出会い。
そして、先生の生徒さん達への想いが繋いだこのジャンヌ・ダルクの公演が彼らにとっての新たな出会い、今持っているそれぞれの感覚を持ち続けられる力となってくれることを願って。

 

 

『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』西日本巡回公演、第8週目を終えた私たちは、ここまであっという間だったような濃厚であったようなと感じながら、一日一校終えるたびに、劇団員でその日の公演のことを語り合っています。

その日一日の物語をみんなで語り合う中で紡いでいくように。

そして、来週は最後の一週間となります。
一日一日を噛みしめて、千秋楽を迎えたいと思います。 

 

 

ヨランド・ダラゴン役:高階ひかり 

 


2015年春 『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』西日本地域巡回公演 第7週目

2015-07-09 17:39:40 | 全国巡回公演

7月に入りました。
2か月にわたる『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』のツアーもいよいよ終盤にさしかかり、毎日の芝居や、仕込み・撤収などの作業を通して、「旅の力」そのものもついてきたように感じます。
その日の芝居や観客のことをメンバー通しで語りながら、新しい観客との出会いを楽しみにする毎日です。

バックステージツアーで人形をかぶる生徒さんたち

第7週は、

6月30日(火) 島根県 益田高校 島根県芸術文化センター グラントワ

7月2日(木) 鳥取県 鳥取敬愛高校 鳥取市民会館

7月3日(金) 鳥取県 鳥取緑風高校 同校体育館

での公演でした!


益田高校

週末、一度東京に戻ったジャンヌ班は、6月29日に再び東京を出発し、
12時間かけて島根県益田市に到着しました。
開館して10年目という、立派な会場で行われた益田高校の芸術鑑賞会。
舞台を包み込むようなあたたかい客席の雰囲気が印象的でした。
公演後には客席でそのまま文化祭のための集会が行われ、大いに盛り上がっていました。
また、将来演劇の道に進みたいという生徒さんが、先生と一緒に舞台上を訪ねてくれました。
今回の舞台が、益田高校のみなさんに芸術の炎をともすような公演であったなら嬉しいです。

終演後、雨が降り始めましたが、その雨の中を多くの生徒さんがこちらに手を振ってくれていました。

 


公演の空き日には大事な小道具「トランク」の修理をみんなでやりました!

 

鳥取敬愛高校

この週末は、ここ数年お世話になっている鳥取文化振興財団主催の公演でした。
2日は鳥取敬愛高校の公演。
学校の先生が、ぜひ風の公演を!財団に働きかけて実現した公演だそうです。
気合が入ります!
盛り上がりのある客席でしたが、沸きながらもじっくりと舞台に向かう生徒さんたちの姿に支えられた公演となりました。
終演後には演劇部のためのバックステージツアーと座談会が行われました。
撤収作業もあり、ゆっくり演劇部のみなさんと話ができなかったのが残念でした…

終演後、シャルル7世の人形を扱ってみる生徒さんたち


演劇部のみなさんとの記念撮影!(舞台上、撤収の途中でした…)

 

鳥取緑風高校

昨年、境高校でジャンヌダルクを見た担当の先生が、緑風の生徒にも見せたいと、こちらの学校も財団と二人三脚で実現した公演でした。
定時制・通信制の生徒さんが集まる客席。制服のない学校だったこともあり、非常に個性豊かな客席!という感じを受けました。
多様なまなざしを受けながら、舞台と客席がいい緊張感のなかで交流し合えた公演だったと感じました。
1年生が舞台の撤去を手伝ってくれる予定でしたが、そのほかの学年からも興味を持った生徒さんがたくさん残ってくれました。
演劇部との座談会も大いに盛り上がったようです!
この日の公演には芸術監督でこの作品の演出の浅野と、副芸術監督の柳瀬も駆けつけました。
仲間の存在の優しさと厳しさが、旅にまた新しい刺激を与えてくれることでしょう。

パネルの撤収を手伝ってくれています!

財団の担当の岡野さんに色紙をプレゼント。本当にお世話になりました!

最後まで手伝ってくれた生徒さん、先生方と記念撮影。この日もまた思い出に残る一日となりました!

旅も順調に進み、舞台の仕込みや撤収といった作業も段取りよく、テキパキ進むようになってきました。
だからこそ、一回一回の舞台の瞬間をかみしめ味わうことを忘れずに、その日の観客たちに向かい合える身体をつくりたいと思っています。
自分たちの炎を決して絶やすことがないように――


語り手役:田中賢一


『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2015春 東日本地域巡回公演 第7週目

2015-07-08 16:45:29 | トピックス

今週は夏至、一年で一番昼が長い一日から始まりました。

6月22日 (月)  青森県  浪岡高校  (同校体育館)

      23日 (火)      〃      青森工業高校  (同校体育館)

      24日 (水)   宮城県  村田高校 (えずこホール) ※えずことはこちらの方言でゆりかごの事だそうです。

      25日 (木)       〃     仙台第二高校 (仙台市民会館)

      26日 (金)   神奈川県  関東学院六浦中学校 (神奈川県立青少年センター)

      27日 (土)   福島県  いわき秀英中学・高校 (同校体育館)

 

浪岡高校

 

トップの写真は浪岡高校の公演のカーテンコール。近隣の養護学校の生徒さんからもお花をいただきました。

 

 

 

青森工業高校

体育館いっぱいの生徒さんたち

 

村田高校

バックステージツアー!

 

仙台第二高校

ヘレンの相棒ナンシーもスタンバイOK⁉︎

きれいなお花ありがとうございました。

 

関東学院六浦中学校

続々と入場!

二人とも出演者全員と握手してくれました。

 

いわき秀英中学・高校

こちらも満席状態!

先生方も一緒に汗を流して下さいました。

 

今週もたくさんの出会いがありました。そして思いがけなく嬉しい再会も待ち受けていました。

それは月曜日の朝、私たちが舞台の設営をしていた時の事。

校長先生がわざわざ体育館まで出向いて声を掛けて下さいました。昨年(10月)、大間高校で『ハムレット』を拝見しました。」次の瞬間、私たち全員驚きの声を上げました。

何と当時の校長先生が今年度から浪岡高校に赴任されていたのです。

一年も経たないうちに二度もお会いできるなんてなかなかありません!不思議な縁を感じました。

 

カーテンコールではそれぞれの学校の図書委員長さんや生徒会長さんが「また来て下さい。」「みなさんの他の作品も観てみたいです。」「今日観て感じた事や思った事をこれからの学校生活にいかしていきたいです。」「これからは少し違う目線を持とうと思いました。」と語ってくれました。

体育館の公演では、早朝の搬入や終演後の片付けを図書委員会や部活動、有志のみなさんや先生方がお手伝いしてくれました。

毎回、大勢の生徒さんたちが来てくれて本当に助かりました。

公演中、本当に蒸し蒸しジメジメの気候にも関わらず、熱い視線を舞台に向けてくれていた姿は忘れ難いです。

ホールでの公演では会場に入るや否やの大きな歓声、走って席に着く足音などが聞こえてきました。

終演後はたくさんの生徒さんたちがバックステージツアーや座談会に参加してくれました。

 

そこここで劇団員に質問や感想などいろいろ話してくれた生徒さん、先生方や保護者のみなさんとの交流を通してこの公演が何だったのか、どんな意味があったのか、何をもたらし、どの様な交感ができたのか改めて感じる事が出来ます。

今週もたくさんの“言葉”が交わされてきました。

そして“言葉”では言い表せないものも…。

私たちの旅公演もいよいよ終盤に差しかかろうとしています。

あと三週間、どんな出会い(もしかしたら再会も?)が待ち受けているのか楽しみにしながら最後まで続けていきたいと思っています。

今週お世話になったみなさん、本当にありがとうございました。

では、お元気でお過ごし下さい!

 

ビニー役:仲村三千代


『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2015春 東日本地域巡回公演 第6週目

2015-07-06 13:11:20 | 全国巡回公演

春の『ヘレン・ケラー』のツアーも、先週中日を迎えました。週末の東京では劇団近くの行きつけの中華屋にて中日祝いをして、後半の旅公演へと勢いをつけていきます。

今週は都内での公演が多く、演出の浅野佳成を始め劇団員もたくさん劇場に足を運んでくれました。

6月15日(月) 城北学園 城北中学校

6月16日(火) 盛岡白百合学園中学校・高等学校

6月17日(水) 東海大学付属浦安高等学校

6月18日(木) 上野高等学校

城北学園城北中学校での開演前の様子。それぞれの目線で芝居を観てくれました。

芝居が始まると引き締まるような空気を一気に生んだ盛岡白百合学園中学校・高校のみなさん。しかし、途中から箍が外れたように大きな笑い声が聞こえてきました!!

 

終始元気な声を聞かせてくれる東海大学付属浦安高校のみなさん。芝居を観るときの集中力には驚きました、またみなさんの場を受け入れてゆく豊かさを感じました。

細かいところまで聞き逃さず、自分目でしっかり見届けてゆく上野高校のみなさん。舞台見学ではどのような発見があったのでしょうか?

 

上野高校のみなさん、ヘレン、アーサー、アニーと記念写真、笑顔がはじけます!!!

 

城北学園中学校は男子校の元気のよい声が公演前から響き渡り、盛り上がったなかでの開演を迎えました。

盛岡白百合学園女子中学校・高校は広大なキャンパスにあるホールでの公演。女子校ならではの楽しそうな反応と舞台への興味を私たちに投げ返してくれました。3年前の『肝っ玉おっ母とその子供たち』を観てその時の出演者に声をかけてくれた生徒さんもいました。終演後はアニー役の渋谷愛と座談会で盛り上がり、ホールを後にする私たちを最後まで見送ってくれました。ありがとうございます。

千葉県の東海大学付属浦安高校は一学年のみで鑑賞。練馬の会館までやって来ての行事。これまでは一般の観客に混ざって商業演劇を観劇していたそうですが、初めて学年単独で鑑賞しました。連帯感の有る空間で、公演は生徒さん達にとって思い出深い時間になったのではないかと感じました。上野高校では終演後、演劇部の生徒さんたちとヘレン役稲葉礼恵との座談会。両者おおいに語り合ったようです。演劇部は二日後に発表を控えているとの事でした。それだけによい刺激になった事でしょう。

そして上野高校は劇団員みんなの友人の母校です。彼もこの公演を心待ちにしていて「念願叶った!」と駆けつけてくれました。

来週、再来週は長距離移動も多いスケジュールになります。公演を楽しみに待ってくれている生徒さん・先生方のために運行の安全に心掛け長距離移動の疲れを身体に残さないよう旅を続けます。梅雨はまだ明けていませんが、道中はいつも晴れ、旅班みんなの心も晴れ晴れとしています。

 

アナグノス役 : 緒方一則