『肝っ玉おっ母とその子供たち』2010年春のツアー、第2週目は愛知県・南山高校、岡山県・美作高校、兵庫県・甲南中学校・高校での公演が行われました。
「戦争は、悪いこと。平和の方がいい」とはよく言われることですが、ではなぜ人と人とが殺し合う戦争が起き、何百年も続いていくのか。戦火の中で商売を続ける肝っ玉おっ母は、「戦争は素敵、平和になったら破産してしまう」と物語の中で言っています。その肝っ玉は戦争によって愛する3人の子ども達を失ってしまいます。座談会では「戦争はいい」と言いたいのか、「良くない」と言いたいのか、という疑問を公演を通して子ども達は感じているようです。戦争の背景にあるものに目を向け、発見すること。「疑問を持つことが大切」だとおっ母役の辻由美子は話していました。
旅はまだ始まったばかり。この公演を通して、生徒さんたちと戦争について、人間の力強さや生きるエネルギーについて、もっともっと話して行けたらと思っています。
来週は岡山県、倉敷市の公演から第3週目のツアーが始まります。
↑南山高校の公演後行われた座談会の様子より。
↑美作高校の公演では、たくさんの部活動の生徒さんたちが撤去を手伝ってくれました。みなさんありがとうございました!
↑こちらは、公演後撤去を手伝ってくれた甲南中学・高校の放送部の生徒さんたちと。