風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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Touch~孤独から愛へ 2013秋 九州ツアー 第1週目

2013-09-29 13:42:03 | 全国巡回公演
9月22日、大阪南港から福岡県の新門司港行きのフェリーに乗り込み、今年も九州ツアーがスタートしました。


9月24日 希望が丘高校(福岡県)
  25日 高稜高校( 〃 )
  26日 別府青山高校(大分県)
  27日 大分舞鶴高校( 〃 )



希望が丘高校

ツアー初日は福岡県の希望が丘高校、下の写真は開演前の様子です。役者・スタッフが念入りに舞台上の確認を行っています。



夏の暑さが未だに残る体育館での公演でしたが、生徒たちの集中はとても素晴らしいものでした。客席と舞台が一緒になり、良い初日を迎えることができました。



↑終演後には役者・スタッフが子供たちの質問に答えていく講話が開かれました。子供たちから次々に質問が飛び、先生方からも「もっと長い時間をつくればよかった。」と嬉しい言葉を頂きました。

その後は沢山の生徒と交流しながらの片づけ、こちらも大いに盛り上がりました。



↑最後はこの学校で恒例となっているトラック前での集合写真、を撮影する先生の様子です!


高稜高校

ツアー二日目も風が何度もお世話になっている高稜高校、三年生にとっては二年前の『ハムレット』以来の再会となりました。



↑開演前の会場内の様子。みんなの期待が伝わってきます。

最も印象に残ったのはカーテンコールで一人の男子生徒が立ち上がって拍手を送ってくれたことでした。きっとそれぞれの心の中に『Touch』が何かを残しているのだと感じました。





↑終演後のロビーでは生徒会の皆さんとの座談会。ハロルド演じる柳瀬は北九州の出身、地元の子供たちとの交流はきっと大切な時間になったと思います。


別府青山高校

別府青山高校での風の公演の企画は実は三年ほど前から始まっていました。今年先生方の尽力によって、念願の上演となりました。

子供たちも最後まで舞台にのめり込みながら鑑賞していて、この機会がこれから先もきっと続いていくようにかんじました。





ここでも沢山の運動部の生徒が片付けを手伝ってくれました。体育館からトラックまでは距離があったのですが、彼らは一つ一つの舞台装置に興味を持ちながら楽しんでくれていました。



↑少しぶれてしまいましたが、バスが学校を後にする際多くの子供たちが手を振り、見送ってくれました。


大分舞鶴高校

風の公演は初めて行った舞鶴高校でしたが「大分大学附属中時代からずっと風を見続けています!」という嬉しい再会もありました。



↑約千人の子供たちが舞台に向けて真剣なまなざしを送る様子。



↑カーテンコールでは代表の生徒が彼自身が感じた“人とのつながりの大切さ”を話してくれました。







↑上演後の体育館では劇団員と子供たちが交流を深めました。集合写真では芝居の中にあったある動きを真似しています。笑



今年も九州ツアーは12月の半ばまで九州各地を巡演します。このブログを通じて毎週様々な出会いを伝えていきますので、皆さん楽しみにしてください!


トリート役 佐野 準


『なぜ ヘカベ  POURQOUI HECUBE』 9月4日から

2013-09-01 10:43:31 | 公演情報


劇団員総出演による新作『なぜ ヘカベ』の公演が9月4日【水】からいよいよ始まります。
稽古場では、マテイ・ヴィスニユックが劇団のために書き下ろしたこの作品〈「へかべ」という一人の母親の姿、その抗い〉を通して客席とどのような対話が生まれるのか探し、試し、求めながら稽古が続いています。

悲劇の熱狂的な愛好家として描かれる神々、神々の見世物としての悲劇のなかで子どもたちを次々に失いながら、世界に対して「なぜ?」という問いを繰り返すヘカベ、そしてその問いを呼吸し生まれてくる生きる力。
この上演を通して、観客のみなさんと共に、人が人として生きるための問いを私たちも発していきたいと考えています。

『なぜ ヘカベ』公演は9月4日【水】~11日【水】まで。7日【土】はお席が満席となりました。
25周年を迎えた風の新たな試みにどうぞご期待下さい。









第82回公演[新作] 
なぜ ヘカベ POURQUOI HECUBE?


作:マテイ・ヴィスニユック Matei Visniec  翻訳:谷島貫太
演出:江原早哉香 Sayaka Ehara


舞台美術・衣裳:アンドラ・バドゥレスコ Andra Baduresco
照明:フランソワ・シャファン François Chaffin〈Théâtre du Menteur〉
作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier〈Théâtre du Menteur〉
仮面制作:エリック・ドゥニオー Eric Deniaud〈Le Collectif Kahraba〉
音響:渡辺雄亮 照明オペレータ:坂野貢也 音響オペレータ:酒見篤志
舞台監督:佐田剛久

出演:辻由美子
   坂牧明/白根有子/栗山友彦
   酒井宗親/柳瀬太一/柴崎美納/緒方一則
中村滋/車宗洸/白石圭司/稲葉礼恵/佐藤勇太/佐野準
渋谷愛/田中賢一/田中悟/保角淳子/木村奈津子/工藤順子
清水菜穂子/仲村三千代/高階ひかり/倉八ほなみ

芸術監督・企画:浅野佳成


9月4日[水]~11日[水]
 ※7日【土】は満席となりました。  
開演:平日7時/土日2時[全席自由]
入場料:当日4000円/前売3800円/学生3300円
会場:レパートリーシアターKAZE


助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本/在日ルーマニア大使館/中野区


チケットのお申し込みは、お電話、ホームページで受け付けています。
〒164-0003 東京都中野区東中野1-2-4
TEL.03-3363-3261 FAX.03-3363-3265
E-mail:info@kaze-net.org URL:http://www.kaze-net.org










『なぜ ヘカベ』稽古場の様子より。