風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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2014秋『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』第9週目

2014-11-29 15:54:54 | 全国巡回公演

ヘレン・ケラーの九州の旅は9週目を迎えました。

少しずつ秋から冬へと変わっていきます。

11月17日 長崎県 長崎玉成高校(同校講堂)

11月18日 長崎県 小浜高校(同校体育館)

11月19日 大分県 大分工業高等専門学校(同校体育館)

11月20日 大分県 津久見高校(同校体育館)

11月21日 鹿児島県 れいめい中学・高校


長崎玉成高校

同校講堂での公演、普段使っている講堂が劇場に変わっていることに驚きの声に始まり、

舞台をじっくりと見つめる視線が印象的でした。

 

 

小浜高校

小浜高校は2011年『ハムレット to be or not to be』以来の公演でした。

朝から野球部のみんなと荷物を一緒に運び、分解している舞台装置や照明に触れ、本番への期待感を高めます。

 

 

 

大分工業高等専門学校

大分工業専門学校は風初の上演となりました。

学校に着くとたくさんの生徒さん、先生方が迎えてくれ、トラックから荷物を運び、

照明をつるための工夫や舞台が組まれていく様子をずっと見ている姿がとても印象的でした。

 

 

 

津久見高校

津久見高校は2011年『ハムレット to be or not to be』以来、風6回目の上演でした。

普段自分たちが使っている体育館が少しづつ変わっていく様子に驚きと期待の声が。

朝からみんなと荷物を運び、本番、そして片付けと1日を通して津久見高校のみなさんにとって特別な

時間になってくれればうれしいです。

 

 

 

 

れいめい中学・高校

れいめい中学・高校は2011年『ハムレット to be or not to be』以来、風5回目の上演でした。

体育館が暗くなり、みなさんの拍手の中での開演、盛り上がりからスタートし、じっと舞台を見つめ、

時には笑い、緊張感が生まれたり、雰囲気が変わっていく様子が印象的でした。

中学生、高校生1人1人の感覚で舞台を感じてくれていたと思います。

 

 

 

『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』のツアーも後半に入りました。

この1回1回の公演から新たな発見やエネルギーに繋がってもらえたらと思います。

開演前の先生方のご挨拶でも『ぜひ本物をかんじてほしい』という言葉を聞きます、そこには生徒さん

たちへの期待や希望、想いがつまっていると感じます。

その想いを背負って1回1回の舞台に臨んでいきたいと思います。

中村滋

 

 


2014秋『ヘレン・ケラーひびき合うものたち』九州ツアー第8週目

2014-11-18 23:34:34 | 全国巡回公演

ヘレン・ケラーの九州の旅は折り返し地点を越えて8週目を迎えました。

11月11日 熊本県 熊本信愛女学院中学校・高校(市民会館崇城大学ホール)

11月12日~13日 福岡県 九州産業大学付属九州産業高校(筑紫野市文化会館)

11月14日 佐賀県 北陵高校(同校体育館)

11月15日 福岡県 九州産業大学付属九州高校(同校講堂KYUSHUコミュニティーホール)

 

熊本信愛女学院中学校・高校

2012年のTouch以来、2年振りの公演となりました。

リラックスした客席は、目の前の出来事につぶさに反応しながら見てくれていました。

公演後には希望者による舞台見学、座談会が行われ、それぞれに興味津々で話をしていました。



九州産業大学付属九州産業高校

昨年のTouch以来2年連続となる風の公演でした。

今回で7回目となる九州産業高校の芸術鑑賞会。2日間3ステージの公演は

客席の反応が一回一回全く違い、興味深いものでした。昨年から担当をされている

霧島先生をはじめ、先生方の「年に一回の鑑賞の機会をただ見るだけでなくそれぞれの

学校生活に活かしてもらいたい。」という願いは彼らに伝わってくれていたことでしょう!

 

北陵高校

こちらも2012年のTouch以来2年振りとなる公演でした。

この日は朝から生徒会の生徒の皆さんが搬入を手伝ってくれました。

劇場に変わった体育館に驚きと期待をもって入場してくる生徒の皆さんの熱気を感じながら開演。

真剣な眼差しをおくりながら、楽しみながら見ている姿が印象的でした。

カーテンコールでは、この学校に通っている今回ヘレンの友達パーシィ役の蒲原の弟さんから花束

が贈られるというサプライズがありました。

舞台撤去には、朝の搬入に続いて生徒会の皆さんがお手伝いをしてくれました。

公演を見た後とということもあり、自分たちが朝運んだものがどう使われていたか、公演を通して

どんなことを感じたかなど、劇団員と交流をしながら充実した時間を過ごすことができました。

先生方も楽しそうな生徒の姿を見ながら、一緒に作業を手伝ってくれました。

この日、残念ながらカメラの調子が悪く、写真がアップできませんでした。ごめんなさい。

でも、この日の公演で皆さんと出会い、つくったことは私たちの心に残っていますし、きっと

北陵高校の皆さんのなかにも残ってくれていることでしょう!

 

九州産業大学付属九州高校

約20年振りとなる風の公演でした。

会場は今年出来たばかりの同校内にあるコミュニティーホール。ホールの杮落としの公演でもありました。

先生方とは6年越しで実現した今回の公演。そのことを感じているかのように、開演前からホール内は

盛り上がっていました。

公演が始まると、ジッと食い入るように舞台に目を向けてくれていました。

公演後にはデザイン科の生徒の皆さんとの舞台見学、演劇部の皆さんとの座談会が行われました。

舞台、音響、照明、役者、各々が関心のあることに積極的に触れていました。

一緒に参加していた先生方も生徒の皆さんと同じくらい目を輝かせながら見学をしてくれていました。

 

 

今週も多くの生徒の皆さん、先生方との出会いを重ねてきました。

その出会いのなかで感じることは、公演を通して生徒ひとりひとりがそれぞれの持っている可能性を

発見したり、出会ってほしいという先生方の彼らに対する期待と暖かな眼差しです。

公演は1度きりですが、公演が実現するまでにはその裏にたくさんの時間や思いが隠されています。

その先生方の思いも背負いながら、これからも私たちは舞台に立ち続けます!

 

文:佐藤勇太

 

 


2014 秋 『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』九州ツアー第7週目

2014-11-13 18:57:36 | 全国巡回公演

『ヘレン・ケラー』の旅も今週、中日を無事迎えることが出来ました。
9月24日の門司大翔館高校の初日から季節もすっかりと変わり、旅班のみんなの服装も暖かいものになってきました。
連休あけは飯塚市の公演から始まり、門司~福岡市~佐世保市~宮崎県門川町へと旅は続きます。

 

11月4日 福岡県 稲築志耕館高校 (イイヅカコスモスコモン)

11月5日 福岡県 門司学園中学・高校(北九州ソレイユホール)

11月6日 福岡県 福翔高校 (同校講堂)

11月7日 長崎県 西海学園高校(佐世保市民会館)

11月8日 宮崎県 門川高校 (同校体育館)

 

稲築志耕館高校

 

門司学園中学・高校

 

福翔高校

 

西海学園高校

 

門川高校

今週も多くの生徒さんたちとの交流がありました。公演後の座談会や、公演準備や後片付けのお手伝いは、私たちにとって毎回新鮮な出会いであり楽しい時間でもあります。直に見て感じてくれたことを嬉しそうに話してくれる姿に、私たちも元気が湧いてきます。

今週は創立記念式典のなかで私たちの公演を上演していただいた学校もありました。
創立以来演劇鑑賞を大切にしてきたとのこと。若い君たちに本物を見せたい、本物を通して生きる歓び・生きることの原点をみつめてほしいとの校長先生からのメッセージは、ヘレン・ケラーの上演のなかで中高生の心に届けられたと感じています。

3年間の時間をかけて今日の公演をむかえた学校もありました。演劇鑑賞は実に18年ぶりとのこと。終演後には先生たちがぜひ今後も続けていきたいと行事の成功を喜んでくださいました。
後片付けにお手伝いいただいたたくさんの生徒さん、ありがとう。バスが出ていくあいだずっとお見送りしてくれて嬉しかったです。

学校教育のなかで演劇鑑賞行事を大切にされている先生方の思いを大切に、その場を楽しみにしている生徒の皆さんとともに、明日からの公演を続けていきます。
週末の夜は旅班みんなで中日祝いでした。これまでの旅公演を振り返りつつ、たのしい時間を過ごしました!

文:アナグノス役 緒方一則


2014年秋『ハムレット』ツアー 最終週

2014-11-08 18:07:17 | 全国巡回公演

九月下旬から始まった『ハムレット』ツアー、いよいよ最終週のご報告です。

11月4日 太田第二高校(茨城県)

   5日 三和高校( 〃 )

   6日 牛久高校( 〃 )

   7日 土気高校(千葉県)

 

太田第二高校

週のスタートは常陸太田市の太田第二高校から。開演前に校長先生から「上演は一瞬かもしれませんが、400年も前から紡がれてきた物語を感じて欲しい」という素敵な挨拶がありました。

その言葉どうり子どもたちは最初から最後までその眼差しを舞台に向けてくれました。最後に感想を代表で述べてくれた生徒会長さんも自分の感じたことを一生懸命言葉にして下さり、とても嬉しい気持ちになりました。

公演後、校内の合宿所にて生徒会役員と演劇部の皆さんとでの座談会を行いました。三年生の元演劇部部長さんは「本当にこの日を楽しみにしていました。風邪をひいて学校を休むかどうか聞かれても「今日だけは絶対に休まない!」といってきて、公演を観たらすっかり元気になりました。」という話を聞かせてくれました。

また体育館では片付けの中での交流、クローディアス役の柳瀬がどうやって体育館の天井に照明を設置したのか体験を交えて説明しています。

沢山の柳瀬ポスター。彼女たちは嬉しそうに持ち帰り、どこに飾ってくれているのでしょうか。

片付けを手伝ってくれた生徒さんと演劇部の皆さんとの記念撮影・・・をする先生の後ろ姿です。本当にありがとうございました。

 

三和高校

太田高校を出て、そのまま次の三和高校での仕込み作業へ。夜間にも関わらず沢山の先生方が搬入作業を手伝ってくれました。

公演当日、この日は午前中は本来の体育館ステージでメッセージライブ。

午後は生徒たちは180度向きを変え、『ハムレット』を観劇。

三年に一度のこの日は、まさに学校にとって特別な1日なのでしょう。『ハムレット』の公演中は笑い、驚き、様々なリアクションを客席が返してくれました。

涙を流し、声に詰まりながら最後に代表の挨拶をしてくださった女の子の姿がとても印象的でした。

上演後は沢山の生徒さん、先生方と共に片付けをしました。昨夜の経験から先生方も生徒たちに運び方のレクチャーなどもしてくれていました!

 

牛久高校

今年の『ハムレット』ツアー最後の体育館公演となった牛久高校。

午前中の準備の段階から「体育館が凄いことになってる」と覗く子たちも。彼らの期待の高さがうかがえました。

上演後はその興奮も最高潮に、カーテンコールでは「二年に一度の芸術鑑賞会。二年生にとっては最初で最後の機会、出来ることなら毎年観たいと本当に思いました」という言葉を頂きました。

僕らも是非再会をしたいです!

片付けの後は体育館のあちこちで劇団員との記念撮影が行われていました。

 

 

土気高校

ツアーの千秋楽は千葉県の土気高校。創立記念行事と親子研修会を兼ねた公演ということで会場となった千葉県文化会館にはおよそ100人の保護者の皆さんもご来場下さいました。

「本物の芸術を体験する数少ない機会。ぜひ今日のことを家庭に帰って親子で話してほしい。」、校長先生のこの言葉により幕が開き、客席に座る生徒も保護者も先生も1000人以上の客席が『ハムレット』の世界を体感してくれました。

カーテンコールでも生徒会長さん、PTA会長さんそれぞれから温かい言葉を頂き、素晴らしい千秋楽になりました。

上演後は有志の皆さんと舞台裏見学と座談会。ここでは小道具を手にした彼らの姿をご紹介。

 

 

今年の『ハムレット』ツアーでは約一月半の間に南は島根県の松江から、北は本州最北端の青森県の大間まで30公演を行いました。残念ながら台風の影響により来年度に延期になってしまった学校も一校ありましたが、素晴らしい出会いと笑顔に溢れた公演だったと思います。

400年前に書かれたこの作品の中の「to be or not to be このままでいいのかいけないのか」という問いは間違いなく今の子どもたちの心の中にも繋がっていくものでした。

このツアーの経験を経て、いよいよ来月23日~25日に拠点劇場レパートリーシアターKAZEでの『ハムレット』凱旋公演を行います。沢山の方のご来場をお待ちしております。お楽しみに!

 

ハムレット役 佐野準


2014 秋 『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』九州ツアー第6週目

2014-11-02 18:36:08 | 全国巡回公演

 10月もあっという間に過ぎ、『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』九州ツアーも第6週目を迎えました。


今週は6公演中5公演が学校の体育館での公演となりました。

 

10月27日 佐賀県 弘学館中学・高校(同校体育館)

10月28日 福岡県 筑紫中央高校(福岡市民会館)

10月29日 福岡県 糸島高校(同校体育館)

10月30日 福岡県 八幡高校(同校体育館)

10月31日 熊本県 鹿本商工高校(同校体育館)

11月1日 福岡県 小倉東高校(同校体育館)

 

弘学館中学・高校

今週のスタートは佐賀県から。佐賀市内の高校での公演も3校目。私達が乗っているKAZEトラックを通学中に見かけた生徒さんもいるのではないでしょうか?

学校の体育館に到着すると、すでに搬入のお手伝いをする為に部活動の生徒さん達が集まっていてくれました!

ものの1時間程で11トントラック満載の荷物が体育館へと運ばれていきます。

朝一番から元気をもらった私達はそのまま舞台の設営作業へ。

そして、開場。

体育館に入る生徒さん達からの驚きの声が挙がります。『大きい!』『どうやってロープを通したのだろう?』

また、公演中は舞台で起こる様々な事に素直に反応していてくれたように感じました。

 

弘学館中学・高校での上演は5回目となりました。今回は中学1年生から高校2年生が鑑賞。終演後の挨拶では生徒会長からの『この学校は寮生がとても多く、芸術に触れる機会はあまりなく、芸術鑑賞会は毎年楽しみにしていました。』との御礼の言葉を頂きました。

 

また撤去作業も朝と同じく沢山の部活動の皆さんが手伝ってくれました。本当にありがとうございました!

中学・高校の生徒会の皆さんとの座談会も並行して行われましたが、演劇について、進路についてなど、様々な質問や相談が挙がりました。

撤去作業が終わる直前までの長い時間、座談会は大いに盛り上がったそうです。

 

筑紫中央高校

今週唯一のホールでの公演となりました。会場となった福岡市民会館のホールが約1200人程の生徒の皆さんで一杯に!

客席の中は開演に向けて少し緊張しているようにも見えました。

 

カーテンコールでは『本の伝記だけでなく、ヘレン・ケラーを生で観ることが出来ました。これからもっと芸術に触れてみたいと思います。』との言葉と花束のプレゼント。

終演後にはバックステージツアーが行われ、希望者約30人の生徒さん達が舞台上へ。皆さん自分が気になった所、行ってみたい所、話してみたい俳優、スタッフの元へと自由に見てもらいました!放送部の皆さんは音響卓を見に音響ブースへ、照明に興味がある生徒さんは照明オペレーターの森谷の元へ、など、それぞれ興味がある所へ。短い時間ではありましたがとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

 

バックステージツアー後、客席の最前列を使って座談会が行われました。その際、なんとヘレン・ケラー役 倉八の学生時代の恩師の先生との突然の再会が!お互いにとても驚いていて、生徒の皆さんもビックリした様子でした。最後に皆で記念撮影!

 

糸島高校

 

開演前の校長先生の挨拶の中で『生徒の皆にはこの演劇を通して心の栄養をとって欲しい』と仰っていた事が印象に残っています。

1000人近い生徒一人一人の心の中に今回の『ヘレン・ケラー』はどのような栄養になったのでしょうか?

終演後の撤去作業もとても沢山の生徒さんが手伝ってくれました。最初は1年生の1クラスの皆さんでしたが、その後バトンタッチしてバレー部・バスケ部の皆さんが力を貸してくれました!ありがとうございました。

 

八幡高校

八幡高校での風の上演は今回が初めてでした。八幡高校では私達の芸術鑑賞会の翌日、創立記念講演会が行われるそうです。卒業生の方が講演をするということで、この2日間は生徒の皆さんにとっても自分について、進路についてなど、多くの事を考える良いきっかけになったのではないでしょうか。

芸術鑑賞会の進行は放送部の生徒さん、また終演後の謝辞は演劇部の部長さんが、と生徒自身が主体となった公演となりました。

『ものには名前がある事の大切さを感じました。』との挨拶以外にも演劇部の部長さんだけあって、『照明など技術的な面でも参考になりました。』との感想を伝えてくれました。

 

撤去作業の手伝いも2年生の2クラス、演劇部、女子バスケ部、女子バレー部の皆さんが手伝ってくれました!

ただ物を運ぶ手伝いだけではなく、今まで自分達が観ていた舞台の道具を一つ一つ実際に触れたり、俳優と話をする事で、またより一層演劇について、今日観た『ヘレン・ケラー』について、皆さんの思い出や経験となってくれたら嬉しいです。

 

鹿本商工高校

鹿本商工高校での公演は5回目。

こちらの学校でも、朝の搬入のお手伝いが!

図書委員会や部活動の生徒さん30人以上が力を貸してくれました。

一つ一つ運んでもらいながら、『これは一体何に使うのだろう?』など生徒の皆さんは思ったのかもしれません。特にセット(大道具)は実際に組み立てると目に見えないパーツもあります。開場してから、『ああ、朝運んだのはあれだったのか!』と驚いてくれていたら少し嬉しいです!

開演前には校長先生からヘレン・ケラーについての説明や、彼女が残した数々の言葉を生徒の皆さんに伝えて下さいました。

校長先生からバトンを受けて、開演。

大きな反応は起きないけれど、各々の心の中では何か伝わっている。そんな風に感じました。

カーテンコールでは鹿本町の伝統工芸品である『来民うちわ』を記念品として頂きました!

画像ではわかりませんが、うちわには山鹿市の国指定重要文化財 八千代座の絵、そして『東京演劇集団風』と書かれています。

撤去作業もまた多くの皆さんの力でとても早く作業を終える事が出来ました。なんとこの日は部活動の大会の前日だったのだそう。

大会前なのに皆さん本当にありがとうございました!部活動も頑張って下さい!

 

小倉東高校

鹿本商工高校での公演後、そのまま小倉東高校へと移動し、2階の体育館へとセットや小道具、音響照明機材の搬入を行いました。なんとご担当の小河原先生も私達と一緒に搬入作業を手伝って下さいました。

小倉東高校では演劇鑑賞会を開催するのは17年振りだそうです。そして開演前には創立記念式典が開催されました。

式典の後ということもあってか、最初は緊張していた客席が物語が進むにつれて徐々に集中し、なおかつリラックスして舞台を観てくれていたと思います。。終演後のバックステージツアーには希望者だけでなく、片付けをしていた1年生の皆さんを巻き込んで進められていきました。

撤去作業もバックステージツアー参加した皆さんや、バドミントン部、バレー部の皆さんが手伝ってくれました。

積極的に私達に話し掛けてくれて、様々な所で生徒さんとの会話が聞こえてきます。

今日観たヘレン・ケラーについて、風について、自分の進路について・・・

こちらの体育館も2階にあるのですが、皆さん力であっという間に元の体育館へ。

最後に記念撮影!

・・・が終わってもまだまだ撮影会は終わりません!!

 

 

『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』ツアーもまもなく中日を迎えようとしています。

一日一日の中で出会う多くの生徒、先生方がいます。

一人一人考えている事、抱えているもの、夢、可能性、未来・・・

何もかもが違います。

私達に出来る事はそのすべてを信じる事、受け容れる事なのかな、と思っています。

演劇を通じて、それぞれの中で『新しい何かを生み出すきっかけ』となってくれる事を願っています。

 

このツアーもまだまだ折り返し地点。来週は福岡県飯塚市からスタートです。

 

文: 音響 渡辺雄亮


2014年秋『ハムレット』ツアー 第六週

2014-11-02 16:24:59 | 全国巡回公演

トップの画像は五週目に上演した富士東高校の新聞部が撮ってくれた中での、生徒本人が選んでくれたベストショットです。

『ハムレット~to be or not to be』の巡回公演は、第6週目を迎えました。

今週は、
栃木県
栃木農業高等学校  (栃木市栃木文化会館)

宮城県
利府高等学校  (多賀城市民会館)

多賀城高等学校  (多賀城市民会館)

福島県
郡山商業高等学校  (郡山市民文化センター)

若松第一高等学校  (会津若松市文化センター)

での公演でした。


10月27日
栃木農業高等学校

栃木農業高等学校での、風の公演は初めてでした。

カーテンコールでは演劇部代表の生徒さんが『感動やメッセージを伝えることのできる演劇が好きで、これからも好きで居続けたい』と、お礼の言葉を届けてくれました。



また、終演後、客席に残ってバラシを見てくれていた男の子が、楽屋を訪ねてきてくれました。
彼は、中学一年から演劇を始め、今は高校一年の演劇部。

中学時代は作家も務め、『先日、地区大会で役者として同じ舞台に立っていた』と自分の経験をとおして、今回の公演のことや、将来芝居に関わりたいと、熱く語ってくれたそうです。



10月28日
利府高等学校

利府高等学校での公演は、仕込み見学が行われました。
演劇部の生徒さんが、朝の9時から集まってくれました。


自分たちの舞台装置と比べながら、質問をぶつけてくれました。

照明の当たりを調整しています。
演劇部の生徒さんが、モデルを引き受けてくれました。


舞台裏での小道具を見ているシーン。
座長の柳瀬の説明を、興味深く聞いている様子。

カーテンコールでは、生徒さんたちが立ち上がり、盛大な拍手で迎えてくれました。


この日の座談会では
『いつ芝居をはじめたか?』
『今回の公演がすごすぎて言葉にできない』
『芝居をやるうえで大事していることはなにか?』
様々な質問、感想をのべてくれました。

10月29日
多賀城高等学校

この日は舞台装置のリノリウムを、旅班全員で磨き上げました!



多賀城高等学校も、風の公演は初めてでした。


この日の座談会参加者は15名ほど。
ほとんどの生徒さんたちが、演出家や役者を目指しているそうで、担当の先生も驚いていたそうです。

 なかでも、演出家を目指す一人の生徒さんが、『あえて芸術系の進路は取らず、演劇だけではなく様々なことを学び、なぜこの時代に演劇なのか?芯を持ちたい』と、自分の夢を熱く語ってくれました。



10月30日
郡山商業高等学校

郡山商業高等学校での公演は、風の公演は初めてでした。


二幕一場 クローディアス役、柳瀬

この日も座談会では15名ほどの生徒さんが参加してくれました。
何人かの生徒さんは、この日の公演にむけて、原作を読んでから観劇してくれたそうです。
担当の先生が、学校の図書室にシェイクスピアコーナーを設けてくれたそうで、そこで見たハムレットの画集と今回の公演の衣装を比べながら観劇してくれました。
今回の公演を、とても楽しみにしてくれていたようで、嬉しく思います。


10月31日
若松第一高等学校

若松第一高等学校では、6年前に風の公演『Touch~孤独から愛へ』を上演しています。再会を嬉しく思います。




この日の座談会は、ガートルードを演じる柴崎が担当しました。
座談会に参加してくれた生徒さん一人一人が、様々な疑問を持ち、自分たちの言葉で、質問をぶつけてくれました。
終始、和気あいあいとした雰囲気で、生徒さんと先生が一緒になって参加してくれたそうです。


ハムレットの巡回公演は、いよいよ来週で千秋楽を迎えます。

今週のブログは、レアティーズを演じた車 宗洸が担当しました。