風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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2010年秋、文化庁『星の王子さま』②

2010-09-25 22:00:09 | “文化芸術による子供育成推進事業”

最高学年が歌う旅立ちの歌「僕の旅は続く」参加の場面。(箕島小学校・6年生)


9月16日は、広島県・箕島小学校、翌17日は広島県・賀茂川中学校で公演が行われました。


↑賀茂川中学校では、本番当日の午前中にワークショップや職業体験が行われました。写真は1時限目に1年生の皆さんと行われた、職業についての質問。演出、俳優、舞台スタッフそれぞれの仕事に分かれて、さまざまな質問や疑問を話す時間となりました。(生徒たちと話す芸術監督・演出の浅野佳成とアシスタントの江原早哉香)


↑俳優の仕事について生徒たちと話す、花役の渋谷愛と飛行士役の緒方一則。


↑2時限目には、2年生の皆さんとワークショップが行われました。
男子は舞台裏体験、女子は「人と居る、人を受け入れて立つ姿勢」のワークショップを演出の浅野や俳優たちと一緒に体験しました。女子の皆さん、本番では緊張した空気の中思いきって立って、歌ってくれてありがとう。写真は男子の舞台裏体験の様子です。


↑3年生は「僕の旅は続く」の参加を責任を持って、しっかり参加してくれました。


↑箕島小学校の体育館もとても暑い中でしたが、1年生から6年生までみんな、真剣に舞台を見つめ、参加共演してくれました。公演前日の舞台の準備では、保護者の皆さんが遅くまで学校に残って準備を手伝ってくれました。みなさんありがとうございました。


↑箕島小学校で呑み助を演じてくれた先生。熱演と迫力に劇団員もびっくり!でした^^


↑カーテンコールでは、児童代表の生徒さんがお礼を言ってくれました。



↑公演後、控室や体育館の前では、下校の前の子どもたちが出演者に会いに来てくれました。


↑賀茂川中学校で生徒さんがつくってくれた『星の王子さま』公演のポスター。
それぞれがつくったたくさんのポスターを公民館などに貼って、この公演を地域の人たちに呼び掛けてくれたそうです。

一週目は、生徒さん、児童さん達だけでなく、先生や保護者の皆さん、近隣の地域の人たち、さまざまな人たちがかかわって、時間をかけて公演がつくられたことを実感できる週となりました。みなさんが練習して迎えた本番、私たちにはどの公演も、各校の特色をもった素晴らしい公演として心に残っています。また、校舎や体育館でみなさんがかけてくれた一言、俳優もスタッフも嬉しかったです。

暑い一週間でしたが、皆さんの心に何か一つでも大切なもの、心に残るものが生まれてくれたら嬉しいです。みなさん素敵な共演をありがとうございました!













H22文化庁“子どものための優れた舞台芸術体験事業”『星の王子さま』

2010-09-25 21:01:20 | “文化芸術による子供育成推進事業”

物語のクライマックス「僕は行く」参加の場面。(建部小学校)

9月13日から始まった、文化庁“子どものための優れた舞台芸術体験事業”『星の王子さま』の公演は、2週間、8校の公演を終えました。
今年は、中国地方・17校を巡る旅です。公演の様子をお伝えします!

9月13日岡山県・建部小学校
9月14日岡山県・鉾立小学校
9月15日岡山県・佐伯中学校


↑公演の前日、大がかりな舞台が体育館に設置されています。「体育館が劇場になる」。
翌日さま変わりした体育館に子どもたちはどんな反応を示すのか。俳優やスタッフ20人以上が舞台の設置を行います。


↑完成した舞台装置。


↑当日の午前中には、先生の出演シーンのリハーサルが行われました。芸術監督アシスタントの江原が、先生の出演場面の演出を担当します。


↑この公演の初日となった岡山県の建部小学校では、校長先生が呑み助を演じてくださいました。


↑9月15日公演の岡山県、佐伯中学校。地理学者を演じる校長先生とのリハーサルの様子。


↑建部小学校、地理学者を演じる先生。


↑佐伯中学校では3年生とのリハーサルの合間に、舞台の見学が行われました。
照明の操作を見学・体験する生徒たち。


9月14日に公演を行った、岡山県箕島小学校6年生による「僕の旅は続く」参加の場面。
本番までみんな一生懸命練習してきてくれました。皆さんの参加素晴らしかったです。


↑カーテンコールで出演者が児童さん達の中を通って、みんなで「僕は行く」を歌いました。参加の先生方も嬉しそうな表情でした。建部小学校もとても暑い体育館でしたが、みなさん最後まで集中してみてくれました。


↑佐伯中学校では、公演後ほぼ全員の生徒さんが撤去を手伝ってくれました。みなさん本当にありがとうございました。皆さんの歌声も心に残っています。


↑佐伯中学校、撤去を手伝ってくれる生徒さん達。


↑箕島小学校では公演後の舞台で、みんなで記念写真を撮りました。みなさんの最後のセリフ「おーい、おーい、どこへ行ってしまったんだよ」とても素敵でした。

先生方には公演のためにたくさんのご協力をいただきありがとうございました。
『星の王子さま』の旅はまだまだ始まったばかりです。





Shellie Morris Live in Tokyo シェリー・モーリス ライブ

2010-09-13 10:41:55 | 公演情報
9月になっても残暑厳しい毎日ですが、1日から5日まで上演しましたウジェーヌ・イヨネスコ作/ペトル・ヴトカレウ演出による新作『瀕死の王さま』は、おかげさまで連日満席、好評の裡に幕を閉じ、2003年来より重ねてきたイヨネスコ劇場との共同製作が、新たな成果を導き出したと実感できる公演でした。
ブレヒト作品をレパートリーの柱とし、現代亡命作家マテイ・ヴィスニユックと協働するKAZEが、不条理演劇の代表と言われるイヨネスコ作品に取り組んだ今回の『瀕死の王さま』は、ちぐはぐで不安定な言語、空間、世界の中に混乱の王の悲喜劇を力強く展開させ、現代人の存在とは何かを多義的に浮かび上がらせる試みとなりました。
今回の上演で得た手応えと課題の発見をもって、“今、この社会において演劇の為すべきことは何か”を問い続けるKAZEのレパートリーとしていきたいと思っています。

さて、アボリジニのシンガーソング・ライター、シェリー・モーリスさんが初来日します。「昔のように、音楽を通して物語を伝える」シェリーさんの魂のこもったバラードは、聴衆に不思議な感覚を与えると言われています。KAZEの協働者である和田喜夫氏(楽天団主宰)が絶賛するシェリー・モーリスさんの“美しい魂”の歌声に触れるひと時をつくりたいとLIVE and TALKを共催で企画しました。
ぜひ、皆さまお誘い合わせの上、レパートリーシアターKAZEにお越しください。


2010年9月23日(木・祝)13:30分開場 14:00開演
料金=前売2500円/当日3000円
高校生以下前売1500円/高校生以下当日2000円
ご予約・お申し込みはKAZEへ TEL.03-3363-3261
レパートリーシアターKAZEアトリエの会会員の皆さんは、会員チケットをお使いいただけます。
http://www.kaze-net.org

『瀕死の王さま』全席満席となりました。

2010-09-02 16:56:23 | 公演情報


レパートリーシアターKAZE9月公演『瀕死の王さま』が昨日初日を迎えました。
ご来場いただいたみなさまありがとうございました。

なお『瀕死の王さま』は最終日の9月5日まで、すべて満席となりました。
ご予約をいただいていない方は、ご来場いただけませんのでどうぞご了承ください。
また、今回は舞台の機構上、開演時間を過ぎますとご入場できません。ご予約をいただいている方も、お早めにご来場いただけるようお願いいたします。

『瀕死の王さま』は今後もレパートリーとしての上演を予定しておりますので、今回ご来場いただけなかった方は、次回公演をどうぞご期待ください。