10月25日(水)岐阜県 聖マリア女学院中学・高校 同校体育館
10月26日(木)新潟県 燕中等教育学校 同校体育館
10月27日(金)福島県 喜多方桐桜高校 喜多方プラザ文化センター
週末の台風が過ぎ去り、再び『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』の旅に出発しました。
聖マリア女学院中学・高校
私たちが学校に到着すると朝早くから先生方が道具の搬入を手伝って下さいました。
開演前、先生の英語での開会のスピーチと劇団紹介がとても素敵でした。(生徒の皆さんはしっかり先生のスピーチを聞き取り、反応していました。すごいなあ)
公演が始まると、前半は興味津々の眼差しが舞台のやりとりに向けられていました。そして休憩を挟んでの後半は、解放されたような元気な笑い声や息遣いが寄せては返す波のように客席と舞台の間を往き来しました。「最後の場面では生徒の皆さんがヘレンと一緒に指文字を打ってくれてるような気がしました。」とアニー・サリバン役の柴崎が話したように本当に楽しい時間でした。
カーテンコールで生徒会長さんからは「周りの人たちに支えられて自分は生きているんだと思いました。」という言葉をいただきました。
そして担当の先生が「今日は私たち全員が命の大切さを感じた公演でした。」という挨拶と供に、亡くなった弟さんのことも言わずにはいられなかったように、熱い心が溢れてくるように話されました。
生徒の皆さんを玄関でお見送りする出演者たち。
指文字で「Teacher」を打つ先生方。
舞台の撤去を先生方とアーチェリー部の生徒さんたちが手伝ってくださり、最後まで一緒に創り出した温かい時間でした。学校を代表して色紙を受け取ってくれた生徒さん2人は、なんとアーチェリーの日本代表、オリンピックの強化選手として活躍しているそうです!凄い‼︎
燕中等教育学校
2年前に『ハムレットーto be or not to be』を上演している学校です。本来は6年間でなるべく違うジャンルの芸術を鑑賞しているそうですが、今回は生徒さんにとって良さそうな内容だったので新潟県に来られるうちにぜひ見せたくて『ヘレン・ケラー』を呼んでくれたとのこと。
開演前に担当の先生が『ハムレット』の公演のことなど劇団紹介をした後、「特に興味があって近くで見たい人は前の方に来てもいいですよ。」と呼びかけると、約500人の生徒さんたちがギュッと前に詰めて舞台の近くに集まりました。その様子を陰から見ていた劇団のメンバーは驚きと喜びを胸に公演に臨みました。舞台の出来事を見逃すまいと隅々まで見ている客席の皆さんの存在をひしひしと感じながら過ごした2時間でした。カーテンコールではとても力強い拍手をいただきました。柴崎が「ハムレットでも来ていますので“帰ってきたなー、ただいま!”という感じでした」と話すと、とても温かい笑い声が返ってきました。
公演後には3年〜6年生の有志の皆さんが片付けを手伝ってくださり助かりました!話がしたいと生徒さん先生方が訪ねて来てくれたのも嬉しかったです。
喜多方桐桜高校
工業科と商業科のある学校で、こちらでは3年前に『ハムレット』を公演しています。
度々風の公演を取り上げて下さり、新しい作品でまた学校の皆さんと出会えることは私たちにとって本当に嬉しくワクワクします!
開会の先生の挨拶の時は元気に盛り上がっていた生徒の皆さん。公演が始まるとスーッと舞台に集中し、一人一人との心の対話が生まれてくるのを感じました。
カーテンコールの時に「生きる力と可能性を感じました。」と生徒会長さんが話してくれました。今日の公演で見て感じ考えたことが、生徒の皆さんの明日に繋がっていきますように。
公演後はホールの玄関で出演者がお見送りをさせていただきました。「ありがとうございます!」と元気な声で挨拶してくれた生徒さんがたくさんいました。
そして学校のホームページに今日の公演の記事を早速載せて下さり、先生のコメントにはこんな言葉がありました。「サリバン先生の奮闘に心打たれるものがありました。教育の原点を見た思いです。」「白熱の演技に感謝です!」
3校それぞれに学校の印象が鮮やかに残る公演でした。生徒の皆さんの言葉、普段とは違う姿に出会い喜んでくれた先生方。ここに書ききれないくらい劇団員それぞれが深く人の心と遭遇した瞬間がありました。
一つ一つの出会いをまた次の公演への力にして、旅が創られていくことを感じる1週間でした。
文:稲葉礼恵(パーシィ役)
10月26日(木)新潟県 燕中等教育学校 同校体育館
10月27日(金)福島県 喜多方桐桜高校 喜多方プラザ文化センター
週末の台風が過ぎ去り、再び『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』の旅に出発しました。
聖マリア女学院中学・高校
私たちが学校に到着すると朝早くから先生方が道具の搬入を手伝って下さいました。
開演前、先生の英語での開会のスピーチと劇団紹介がとても素敵でした。(生徒の皆さんはしっかり先生のスピーチを聞き取り、反応していました。すごいなあ)
公演が始まると、前半は興味津々の眼差しが舞台のやりとりに向けられていました。そして休憩を挟んでの後半は、解放されたような元気な笑い声や息遣いが寄せては返す波のように客席と舞台の間を往き来しました。「最後の場面では生徒の皆さんがヘレンと一緒に指文字を打ってくれてるような気がしました。」とアニー・サリバン役の柴崎が話したように本当に楽しい時間でした。
カーテンコールで生徒会長さんからは「周りの人たちに支えられて自分は生きているんだと思いました。」という言葉をいただきました。
そして担当の先生が「今日は私たち全員が命の大切さを感じた公演でした。」という挨拶と供に、亡くなった弟さんのことも言わずにはいられなかったように、熱い心が溢れてくるように話されました。
生徒の皆さんを玄関でお見送りする出演者たち。
指文字で「Teacher」を打つ先生方。
舞台の撤去を先生方とアーチェリー部の生徒さんたちが手伝ってくださり、最後まで一緒に創り出した温かい時間でした。学校を代表して色紙を受け取ってくれた生徒さん2人は、なんとアーチェリーの日本代表、オリンピックの強化選手として活躍しているそうです!凄い‼︎
燕中等教育学校
2年前に『ハムレットーto be or not to be』を上演している学校です。本来は6年間でなるべく違うジャンルの芸術を鑑賞しているそうですが、今回は生徒さんにとって良さそうな内容だったので新潟県に来られるうちにぜひ見せたくて『ヘレン・ケラー』を呼んでくれたとのこと。
開演前に担当の先生が『ハムレット』の公演のことなど劇団紹介をした後、「特に興味があって近くで見たい人は前の方に来てもいいですよ。」と呼びかけると、約500人の生徒さんたちがギュッと前に詰めて舞台の近くに集まりました。その様子を陰から見ていた劇団のメンバーは驚きと喜びを胸に公演に臨みました。舞台の出来事を見逃すまいと隅々まで見ている客席の皆さんの存在をひしひしと感じながら過ごした2時間でした。カーテンコールではとても力強い拍手をいただきました。柴崎が「ハムレットでも来ていますので“帰ってきたなー、ただいま!”という感じでした」と話すと、とても温かい笑い声が返ってきました。
公演後には3年〜6年生の有志の皆さんが片付けを手伝ってくださり助かりました!話がしたいと生徒さん先生方が訪ねて来てくれたのも嬉しかったです。
喜多方桐桜高校
工業科と商業科のある学校で、こちらでは3年前に『ハムレット』を公演しています。
度々風の公演を取り上げて下さり、新しい作品でまた学校の皆さんと出会えることは私たちにとって本当に嬉しくワクワクします!
開会の先生の挨拶の時は元気に盛り上がっていた生徒の皆さん。公演が始まるとスーッと舞台に集中し、一人一人との心の対話が生まれてくるのを感じました。
カーテンコールの時に「生きる力と可能性を感じました。」と生徒会長さんが話してくれました。今日の公演で見て感じ考えたことが、生徒の皆さんの明日に繋がっていきますように。
公演後はホールの玄関で出演者がお見送りをさせていただきました。「ありがとうございます!」と元気な声で挨拶してくれた生徒さんがたくさんいました。
そして学校のホームページに今日の公演の記事を早速載せて下さり、先生のコメントにはこんな言葉がありました。「サリバン先生の奮闘に心打たれるものがありました。教育の原点を見た思いです。」「白熱の演技に感謝です!」
3校それぞれに学校の印象が鮮やかに残る公演でした。生徒の皆さんの言葉、普段とは違う姿に出会い喜んでくれた先生方。ここに書ききれないくらい劇団員それぞれが深く人の心と遭遇した瞬間がありました。
一つ一つの出会いをまた次の公演への力にして、旅が創られていくことを感じる1週間でした。
文:稲葉礼恵(パーシィ役)