「ヘレン・ケラー」の旅班を見送った翌日
『ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎』の旅班は九州に向けて出発しました。
大阪からフェリーに揺られ北九州へ。北九州から一路最初の公演地、熊本へ。
写真はフェリーから北九州・新門司港に上陸するトラックです。
第1週目は
9月27日(水) 熊本県 西合志南中学校
28日(木) 鹿児島県 ラ・サール中学校・高校
での公演でした。
西合志南中学校
2006年の「肝っ玉おっ母」以来2回目の風の公演。人権教育の一環としての公演でした。
公演前日の舞台設営には、バスケットボール部の生徒の皆さんが道具の搬入を手伝ってくれました。
それに加えて、体育館を通りかかった生徒の皆さんや先生方が
「明日の公演、楽しみにしています。」
「頑張ってくださいね!」
と、声をかけてくれたり、図書担当の先生が図書室に「ジャンヌ・ダルク」コーナーを作ってくれたりと、公演への期待を感じました。
本番当日は、雨で蒸し暑い体育館にもかかわらず、前列の1年生から後ろの3年生まで、みんな一生懸命に舞台に視線を注いでくれていました。
カーテンコールでは代表の生徒さんから
「自分の意見や意思を相手にしっかり伝えることの大切さを学びました。今度の文化祭では劇団の皆さんのように見ている人たちを楽しませたいです。」と、しっかりと自分の言葉をかみしめるように話してくれました。
公演後には、前日もお手伝いをしてくれたバスケットボール部の皆さんとバレーボール部の皆さんが舞台撤去を手伝ってくれました。
ラ・サール中学校・高校
2007年の「ハムレット」以来4回目の風の公演でした。
中学1年生から高校2年生までの観劇でした。
開演前から既に客席の彼らからは、見ることへのエネルギーを感じました。公演が始まってからもそのエネルギーは尽きることなく最後まで続いていました。リラックスしながらも何かを発見しようという彼らの見る姿勢、感じる姿勢を強く感じる公演でした。
公演後にロビーではジャンヌ役の髙階と新聞委員の生徒さん、有志の生徒さんとの座談会が行われました。
「今の僕たちにとっての奇跡とはなんだと思いますか?」
「ジャンヌが裁判で自分の信じたものを一度否定してしまうときどんなことを感じましたか?」
など、演じる側がどんな姿勢で『ジャンヌ・ダルク』に臨んでいるかを知ろうという質問や感想が多く聞かれたようです。
そんなそれぞれの感性で自分の感じたことを話す生徒の皆さんの姿を先生方は笑顔で見つめていたそうです。
きっとお互いに刺激のある時間になってくれたのではないでしょうか。
2週目は宮崎の公演から始まります。
12月まで続く長い旅のなかでどんな観客と出会い、ともに公演をつくれるのか。
そして、一回一回の公演を通して彼らがどんな発見をしてくれるのか。
楽しみで仕方ありません。
文:佐藤勇太(伝令、死刑執行人)
『ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎』の旅班は九州に向けて出発しました。
大阪からフェリーに揺られ北九州へ。北九州から一路最初の公演地、熊本へ。
写真はフェリーから北九州・新門司港に上陸するトラックです。
第1週目は
9月27日(水) 熊本県 西合志南中学校
28日(木) 鹿児島県 ラ・サール中学校・高校
での公演でした。
西合志南中学校
2006年の「肝っ玉おっ母」以来2回目の風の公演。人権教育の一環としての公演でした。
公演前日の舞台設営には、バスケットボール部の生徒の皆さんが道具の搬入を手伝ってくれました。
それに加えて、体育館を通りかかった生徒の皆さんや先生方が
「明日の公演、楽しみにしています。」
「頑張ってくださいね!」
と、声をかけてくれたり、図書担当の先生が図書室に「ジャンヌ・ダルク」コーナーを作ってくれたりと、公演への期待を感じました。
本番当日は、雨で蒸し暑い体育館にもかかわらず、前列の1年生から後ろの3年生まで、みんな一生懸命に舞台に視線を注いでくれていました。
カーテンコールでは代表の生徒さんから
「自分の意見や意思を相手にしっかり伝えることの大切さを学びました。今度の文化祭では劇団の皆さんのように見ている人たちを楽しませたいです。」と、しっかりと自分の言葉をかみしめるように話してくれました。
公演後には、前日もお手伝いをしてくれたバスケットボール部の皆さんとバレーボール部の皆さんが舞台撤去を手伝ってくれました。
ラ・サール中学校・高校
2007年の「ハムレット」以来4回目の風の公演でした。
中学1年生から高校2年生までの観劇でした。
開演前から既に客席の彼らからは、見ることへのエネルギーを感じました。公演が始まってからもそのエネルギーは尽きることなく最後まで続いていました。リラックスしながらも何かを発見しようという彼らの見る姿勢、感じる姿勢を強く感じる公演でした。
公演後にロビーではジャンヌ役の髙階と新聞委員の生徒さん、有志の生徒さんとの座談会が行われました。
「今の僕たちにとっての奇跡とはなんだと思いますか?」
「ジャンヌが裁判で自分の信じたものを一度否定してしまうときどんなことを感じましたか?」
など、演じる側がどんな姿勢で『ジャンヌ・ダルク』に臨んでいるかを知ろうという質問や感想が多く聞かれたようです。
そんなそれぞれの感性で自分の感じたことを話す生徒の皆さんの姿を先生方は笑顔で見つめていたそうです。
きっとお互いに刺激のある時間になってくれたのではないでしょうか。
2週目は宮崎の公演から始まります。
12月まで続く長い旅のなかでどんな観客と出会い、ともに公演をつくれるのか。
そして、一回一回の公演を通して彼らがどんな発見をしてくれるのか。
楽しみで仕方ありません。
文:佐藤勇太(伝令、死刑執行人)