全日、本当に沢山の方々にご来場いただいた東京演劇集団風の新作『セチュアンの善人』の公演が幕を閉じました。
1999年レパートリーシアターKAZEが建設されて以来、ブレヒトの作品に取り組んできた私たちはこの公演を経て、今、また改めて出発点に立っていると感じてます。
毎公演後、客席の皆さまから色々な反応をいただくことができました。自分たちがこの時代に生きて置かれている状況を芝居を通じて感じてくださった方、他人事では済まされないという声、それから、全国の若者へこの作品を届けてほしいという嬉しい声もいただきました。
決して自負するわけでなく、このように様々な思いがわき上がってくるということは、舞台と客席の間に「その時」に起こった出来事があったからではないでしょうか。また、ウェブ上でも多くの方が見、聞き、感じたことを語ってくださっています。ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
風は海外から参加してくれたオリビエをはじめとするメンバーを含め、皆さんからの声や反応、自分たちの行ったこと、この社会、「いま」を振り返りました。そして『セチュアンの善人』を新たなレパートリーとして加え、早々の再演を決定しました。詳細は、風のホームページなどでお知らせしたいと思います。
今回は満席の関係でご覧いただけなかった方もいらっしゃいます。
皆さん、次回の『セチュアンの善人』に是非ご期待ください。
そして―
風は温かく、暑くなる季節、春と夏の活動へ向けて動きだしました。
レパートリーシアターKAZEの稽古場では、【ビエンナーレKAZE国際演劇祭2012】で上演される、新作『カミュの異邦人』の稽古が4月3日から始まっています。
新作 カミュの『異邦人』
8月23日[木]~27日[月]開演:平日7時/土日2時
作:アルベール・カミュ Albert Camus 脚色:浅野佳成
演出:南雲史成
翻訳:窪田啓作/谷島貫太
作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier
演出協力(照明・舞台美術・音響・特殊効果):フランソワ・シャファン FranÇois Chaffin
出演:中村滋/渋谷愛/栗山友彦/緒方一則/車宗洸/酒井宗親/坂牧明
カミュの代表作といえる『異邦人』に東京演劇集団風は、フランス人の総合芸術家フランソワ・シァファン、そして彼が率いる劇団マントゥールと共に挑みます。
現在は、読み稽古の真っ最中。小説として出版されてから時代を経て読み続けられているこの作品の中に、どんなものが描かれているのか、どのような問題提議があるのか、「いま」を生きるわたしたちが皆さんへ届けたいこと、皆さんと共に感じ、考え続けていきたいこととは・・・。
内面から湧き上がる思いと外側からの影響、突き刺さる現実を捉えながら稽古場は静かに、また熱く燃えています。
どうぞご期待ください!!
舞台写真『セチュアンの善人より』
三人の神さまとシェン・テ
水売りのワンと神さまたち
舞台は全面に組まれ、俳優たちと客席は見る・見られるという行為の中、お互いにひとつの空間をつくりだしました
カーテンコールより
1999年レパートリーシアターKAZEが建設されて以来、ブレヒトの作品に取り組んできた私たちはこの公演を経て、今、また改めて出発点に立っていると感じてます。
毎公演後、客席の皆さまから色々な反応をいただくことができました。自分たちがこの時代に生きて置かれている状況を芝居を通じて感じてくださった方、他人事では済まされないという声、それから、全国の若者へこの作品を届けてほしいという嬉しい声もいただきました。
決して自負するわけでなく、このように様々な思いがわき上がってくるということは、舞台と客席の間に「その時」に起こった出来事があったからではないでしょうか。また、ウェブ上でも多くの方が見、聞き、感じたことを語ってくださっています。ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
風は海外から参加してくれたオリビエをはじめとするメンバーを含め、皆さんからの声や反応、自分たちの行ったこと、この社会、「いま」を振り返りました。そして『セチュアンの善人』を新たなレパートリーとして加え、早々の再演を決定しました。詳細は、風のホームページなどでお知らせしたいと思います。
今回は満席の関係でご覧いただけなかった方もいらっしゃいます。
皆さん、次回の『セチュアンの善人』に是非ご期待ください。
そして―
風は温かく、暑くなる季節、春と夏の活動へ向けて動きだしました。
レパートリーシアターKAZEの稽古場では、【ビエンナーレKAZE国際演劇祭2012】で上演される、新作『カミュの異邦人』の稽古が4月3日から始まっています。
新作 カミュの『異邦人』
8月23日[木]~27日[月]開演:平日7時/土日2時
作:アルベール・カミュ Albert Camus 脚色:浅野佳成
演出:南雲史成
翻訳:窪田啓作/谷島貫太
作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier
演出協力(照明・舞台美術・音響・特殊効果):フランソワ・シャファン FranÇois Chaffin
出演:中村滋/渋谷愛/栗山友彦/緒方一則/車宗洸/酒井宗親/坂牧明
カミュの代表作といえる『異邦人』に東京演劇集団風は、フランス人の総合芸術家フランソワ・シァファン、そして彼が率いる劇団マントゥールと共に挑みます。
現在は、読み稽古の真っ最中。小説として出版されてから時代を経て読み続けられているこの作品の中に、どんなものが描かれているのか、どのような問題提議があるのか、「いま」を生きるわたしたちが皆さんへ届けたいこと、皆さんと共に感じ、考え続けていきたいこととは・・・。
内面から湧き上がる思いと外側からの影響、突き刺さる現実を捉えながら稽古場は静かに、また熱く燃えています。
どうぞご期待ください!!
舞台写真『セチュアンの善人より』
三人の神さまとシェン・テ
水売りのワンと神さまたち
舞台は全面に組まれ、俳優たちと客席は見る・見られるという行為の中、お互いにひとつの空間をつくりだしました
カーテンコールより