ラジオ深夜便「人生の道しるべ」で写真家・エッセイストの杣田美野里さんの話を聴いた。
礼文島に家族3人で移り住み30年あまり。北の離島の自然をカメラで撮り続け、短歌を詠み続け、エッセーを綴り続け、今年の1月に肺癌で余命宣告を受け、先週亡くなられた。この収録の後、今日のラジオ放送を聴くことなく旅立たれたわけだけど、きっと杣田美野里さんはどこかで聴いておられるだろう。
話の中でCANCER GIFTについて語られたことが印象的だった。
癌になってはじめて受け取ることができるものがたくさんあるのだとか。
素敵な世界観だなあ。
キャンサー・ギフトかあ。
余命宣告を受けた人から溢れる一言ひとことが瑞々しい響きだ。信じられないくらい明るく弾んだ声だった。
金曜日の朝、とても素敵な話が聴けたなあ。
杣田美野里さんのご冥福を心よりお祈りいたします。