今日、あるところで、知り合いの若者が最近富士山に登った時の話を聞いた。
その若者は、足を痛めて診療所によって応急治療を受けたのだそうだが、その時に外国人の人が、高山病か何かで、息を引き取ったのに居合わせたのだそうだ。まあ、本当の話だろうとは思うのだが、真偽は分からない。
しかし、富士山で高山病とか脳梗塞などで亡くなる方が結構いるのは事実らしい。
7月初めには、富士山に50回も登ってきたという方が、脳梗塞で亡くなったらしい。
また働き盛りの方も低体温症で亡くなっているそうだ。こちらは装備がどうだったのか分からないが。
あるブログを見たら、ツアーの場合、高山病になりやすいという指摘があった。
少し異変を感じた段階で、一人とか親しい人のグループなら撤退もできるのだが、ツアーだと皆に迷惑をかけてはいけないということで、頑張ってしまって、病状が重くなる傾向があるという。周りの人も、せっかくだから頑張って!と励ましてしまって、病状を悪化させるケースも多いとか。特に海外のツアーではそうなりやすいようだ。
確かに以前まだハイキングを初めて間もないころ、ある少年の家の行事に参加して、富士山3合目から5合目まで登った時、私にはスピードが早くて動悸がすごくなったが、皆について行かないとならなくて、相当につらかったことを思い出した。なかなか「早すぎるのでもう少しゆっくりしてください」とは、言いにくかった。
その他にもツアーでは、ほかの人に遅れを取ったら迷惑になると思って、頑張るので大変だったことが多い。私が早いと感じるツアーでも、一部の人たちには遅くてたまらないということもあるらしい。
この頃は、「このツアーはゆっくり目だから、登山スピードの速い人には向きません」と、書かれているツアーも見かける。
グループの場合は、一番遅い人にリーダーか、サブリーダーが必ずつかないとならないとある。確かにこの間も、あとちょっとで小屋も見えているからと気を抜いてしまったら、1人で先に進んでしまっていた。一本道だし、人が並んでいたから良かったが、道がわかりにくかったりしたら、危険なことですね。常に見える範囲で見ていないと良くないですね。
山では、ほんのわずかのところでも、はぐれてしまうことを体験しているのに、目を離してしまった。別にリーダーってわけでもないけれど、企画者としては失敗でした。