新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

御前山から鋸尾根、愛宕山、奥多摩駅へ

2011-11-23 | ハイキング・登山

今日は以前から御前山(ごぜんやま)ハイキングを予定していたが、このところの親の状態でどうかなと思っていた。しかし昨日は自分で24時間心電図ホルダーを外しに病院に行けたし、今日は家族が家にいるので、山登りを強行してしまった。この間、病院に長時間詰めていたし、今日は勤労感謝の日だし。奥多摩は遠いから、できれば近場にしたかったが、既に予定を立てていたので、奥多摩まで出かけた。

天気予報は曇りだったので、てっきり曇りだと思って、日よけ用の帽子はもたず、寒そうということで冬用の帽子を用意。暖かい格好で出かけた。

行きがけの自転車からは晴天に細い三日月が見え、朝焼けの空に少しだけ雲があったが、なんだか晴れている。

電車に乗っても、どう見ても晴れのようだった。日よけクリームは一応塗って来たけど、持ってきてはいない。

奥多摩に着いてすぐに奥多摩湖方面行きのバスに乗る。臨時バスもあったが、すでにそちらも座席は埋まっていたので、前のバスに乗って前の方に陣取った。しばらく待っていると満員になり、やっと出発。近くの若者はその混雑ぶりにびっくり。奥多摩は初めてだそうで、アルバイトで来たとのこと。環境調査か何かの仕事らしい。

バスが走り始めて、橋を渡るところでは紅葉がきれいに見えて、その若者が感激していた。私たちも紅葉きれいね、と話す。空は青空。昼ごろになったら曇ってしまうのかな?雲一つない快晴に見えるが。

バスの運転手さんは丁寧にくねくね曲がるので、気を付けるように声をかけながら、運転。堺橋で少し下りたが、相変わらず満員で、奥多摩湖でかなりの人が下りた。

定期バス          臨時バス         公園のドウダンつつじ  貯水池事務所

      

私たちは、堰堤のあたりから見渡せる山々の紅葉が朝日を浴びて、きれい。写真をとったり、お手洗いに行ったりしてから、ダムの上を歩いて、東側の小公園に出た。

                        

 

                

                                                       

確か、御前山への登山口は左側の方。右は多分湖畔の散歩道だと思うが、どちらにしても熊が出るかもしれなと書かれていて、熊鈴をつけた。

藤棚             ドラム缶橋の展示    北側の山並み

    

 9時20分くらいから登り始めたのだが、登山道はさっそく階段状の登り。私はこちらから2度登っているはずなのに、あまり覚えていなかった。こんなにごつごつ急だったかしら?

印象では一枚バーンのような滑りやすいところにロープが張ってあったと思うが、そういう場所はなく、石がごろごろしてその上に落ち葉がたくさん重なっていた急斜面にロープが張られていた。以前よりもロープも増えたような気がした。

  

下の方は結構きれいな紅葉がところどころ見られ、特に朝日が当たったところはきれい。急だが、道々奥多摩湖のエメラルドグリーンの湖面が見えて、楽しい。対岸と思われるあたりに、仲間が今度行って見たいという大寺山の仏舎利塔らしいものが山の上に光っていた。

白く光る仏舎利塔?                          コアジサイの黄葉が花のよう。

   

この御前山への道にはほとんど道標はなく、たまに見つけると「奥多摩湖はこちら」という矢印の着いたものばかり。私たちはピンクのリボンが枝先についていたり、樹木に白いペンキが塗ってあったり、白い杭などがあるところを目安に登って行った。何しろ落ち葉が厚く積もっていて、踏み跡もはっきりしない部分もあったのだ。

   

先行する2人組の女性と若者の一団と親子連れと抜きつ抜かれつしながら登っていくと、奥多摩湖と周囲の山々の紅葉が広がる展望の良いところに出た。小休止。サス沢山のあたりだろうか?追記:標識が立っていたとか。私は展望が良いというので急いでそちらに走ったので気づかなかったみたい。

それから少しゆるやかになり、また登ると植生保護のため立ち入り禁止の低いロープが両側に張られるようになる。大ブナ尾根と言うあたりだろうか?そのあたりは、多分カタクリの自生地だと思われたが、カタクリの葉の後もなくて、最近鹿害ですっかり減ってしまったからなのか、季節的にないのかは分からなかった。

  

         

          向こう側は山道と書かれているが、どこにいくのだろうか?

                                       

登りきったところに惣岳山の標識があった。

                      

そのあたりから、うっすらと南アルプスあたりが見えるがその左手に富士山が見えないかなと目を凝らしたが、かすんでいて見えなかった。

御前山へは惣岳山からは20分程度の登りだが、いい加減足に来ていて、これがなかなかつらい。葉の落ちた灌木の間の道を歩くと人声がにぎやかな頂上に出た。いつの間にか続々とハイカーが訪れてきていた。いろいろなルートがありますものね。

   

頂上は狭いとブログで読んだ人もいたが、まあまあの人出で1人座っていたベンチの横を利用させていただき食事とした。頂上は日が射していたのだが、はやり風があって、だんだんに冷えてきて寒くなり、上着を着込んだが、用意していただいた味噌汁が温まってうれしかった。

隣の方が撤収したベンチのところに若い女性が1人で座って食事をしていたので、声をかけた。まだハイキング経験はそれほどなくて、ハイカー向けの雑誌を見て初めて1人で登ってきたそうだ。雑誌のメインルートとして、境橋へのルートで下りるとおっしゃっていたので、私が以前下りた時は延々と急な杉林の中を下りるので参ってしまったという話をしたが、そのまま下山するようだった。

実はメインルートは多分栃寄の大滝を経たコースだったかもしれないのだが、私がたどったコースは惣岳山へ戻る途中にある栃寄山の家の方へ出るコースだったので、様子が違うかもしれなかった。

いつもよりは早めに切り上げて、その方と分かれて、下山コースとして鋸尾根から愛宕山へ向かった。バスに乗らずに奥多摩駅に直行できるが、結構厳しいコースだ。

しばらく階段状の登山道をおりていくと、青い屋根の小屋が見えて多分避難小屋だろうと思ったが、ちょっと下らないとならないので、寄らずにそのまま、階段状の道をたどり、鋸尾根方面へ向かう。その分岐点は、避難小屋を経て栃寄の大滝を経て境橋のバス停へと、湯久保尾根から仏岩の頭を経て、宮ヶ谷戸バス停にでるコースとの分岐でもあった。

       

そこからはU字型にえぐられた谷底を歩くような感じの道が続くが、落ち葉が積もっていて時々石や木の根に滑りそうになる。それから階段が現れたり、少しゆるやかになったり、登りがあったりしてクロノ尾山という目立たない標識にでる。あんまり山頂らしくはない。                   

        

そこからはやや緩やかに下り、登り返して、鞘口山に着いた。遠くに車道が見え、そのあたりの紅葉が赤くきれいに見えた。

ゴヨウツツジ?の黄葉

        ホウの葉の落ちた山道

          

   大ダワへの落ち葉の道                       一本だけのシラカバ

           

しばらく下ると大ダワというところに出る。そこは車道との交差点で、何台かの車が止まっていた。お手洗いもあったので、利用したが、手を洗うところはない。

                              

そこで先ほど食事のベンチで一緒になった女性が、「追いつきました」と言って、合流した。ほかに4人の中年女性組も追いついた。

ここからは車道沿いに奥多摩駅方面にも出られそうだが、距離が長そう。私の場合、車道歩きは股関節に来るしね。

鋸山に登り返さないとならないのも嫌だったが、距離はこちらの方が短そう。それで皆で登って行った。まあ、20分ほどなのだが、いい加減疲れてきているので、登りは辛い。

  短い鉄の階段                大岳山と愛宕山方面の標識

    

鋸山頂上から少し左手の合流点直前には鉄の階段があった。そこからは少し登りもあるが比較的なだらかな露岩帯の鋸尾根がしばらく続き気持ちが良かった。ごつごつした岩が多いので、足には響く。

細い危険と書かれた道とか、途中巻き道と鎖場があって、若者の一団が鎖場に挑戦していたので、私たちも挑戦。着いていらした単独行の女性は鎖場は初めてだがロッククライミングを習ったことがあるというので、多分大丈夫そうということで続いて下りた。中年女性の一団はまき道へ。

鎖場の降り口(それほど長くはない) 

    

下りてみたら、なーんだ、まき道の方が近道だったみたい。差をつけられてしまった。そのあたりで山の上に太陽が落ちてしまった。まだ3時半だけれど。

                      

しばらく岩場の多い道を行くと、お社と仏像があり、確かこの先が急だったかなと思ったが、それほどではなかった。その手前に鉄の階段とか短い梯子があった。

鎖場                                     鉄梯子

  

     夕日を背景にしたカラス天狗像

      

                    夕日が差し込むお社

                  

なだらかな杉林にでてこれで登山道は終わりかと思うとまた細い道が続き、また土地が開けて、明るくなったがまた杉林にでてしばらくしたら、やっと車道にでた。愛宕神社への車道だ。時計峠かな?

                        

そこで一休みしてから、標識にある「時計集落から奥多摩駅」と「愛宕山から奥多摩駅」へはどちらが近いのか分からない。地図には出ていないし、他の人も知らないというし、結局前に来たことのある愛宕山経由のコースをたどる。

                        

一度登って、お社や五重塔や平和の鐘を見てから、裏道のような登山道をたどるがこれがなかなか細くてごつごつしている。やっと、階段にところにでた。

      

    神社は街並みのかなり上にある。あの下まで歩かないとならない。

      

噂の急階段だ。私は経験があったが、ほかの人たちは初体験で、びっくりしていた。

        

確かに下から見たらすごいですね。すっかり足ががくがくになってしまったようだった。下りついてもまだ公園の中の道を淡々と歩き、かなり薄暗くなった車道のところにでた。

後から走るように下りていらした女性は、奥多摩駅発の特快に乗るのだと、足早に駅の方に歩いていらした。単独行の女性は、それに乗れなくても良いと言いながら、駅の方に行き、私たちはもえきの湯に向かった。

吊橋からの紅葉と多摩川の清流は、暗くなってもまだ見事で、見とれてしまった。奥多摩昔道を歩くのも良いだろうな!テントを張っている人たちも見られた。

         

                     

もえぎの湯ではやはり整理券が出ていたが、今日は男性の方が混みあっていて、女性は割と早く入れたのだが、男性はさらに30分も待たされたとか。そのうちに雨がぱらついたそうだ。

まあ、ジャグジーでゆっくりマッサージをして、のんびり食事をしてから帰宅したが、7時過ぎなので、もう直行電車はなく、青梅で乗り換え立川にでて、分倍河原から京王線で帰宅した。

大変だったが、紅葉のハイキングを計画してくださった方に感謝、留守を守ってくれた家族に感謝。元気にしていてくれた親にも感謝。良い天気に感謝の一日だった。

しかし明日はまた足が痛そうだ。

追記:もえぎの湯でご一緒した方が、御嶽で下りてバスに乗ろうとしたら、満員で乗れそうになかったので、ケーブルまで歩き、ケーブルも乗れそうにないので、コンクリートの表参道を歩いて登り、御岳から大岳山、鋸山、鋸尾根から同じルートをたどったそうで、えらく大変だったとのこと。まだハイキング初心者の方らしかった。御岳は混雑していたのですね。

ハイキングはちょっとしたブームになっているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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