新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

金峰山2016.10.23.

2016-10-24 | ハイキング・登山

天気予報はくるくる変わり、土曜日朝には登山不向きとなってまた日光白根山の二の舞かしら、と心配したが、夜の予報では山梨は日中の雨の危険はさほどないみたいだった。よかったー!

昨日の日曜日に金峰山に登ってきた。

金峰山は交通の便が悪くて、特に首都圏の東部からだと日帰りが難しい。それで山仲間の若い方が運転してくださるというので、仲間と行こうということになった。

今回は新人の若い女性が参加することになったが、大丈夫かな?私の記憶はもう薄れてしまって、山の本の往復4時間半程度という言葉だけで、まあ大丈夫かな?と思ってしまった。

ストックを一本余分に持っていこうかな?また余計なお世話だといわれてしまうかな?それで結局もっていかなかったのだが、やっぱり持って行った方がよかった。新人の方に2本ストックを貸してしまって、自分はちょっときつかったので。。。代わりに他の方に借りた予備の一本ストック、ちょっと調子が悪くて使い辛かったのだ。

翌日の家族の食事やお弁当を作り、あれも親の部屋に持って行っておかないととか思って遅くなったうえに、あれこれ考えて、また眠れなくなり、睡眠時間は約3時間半程度になってしまった。困ったものだ。ベルで起きられたのは奇跡的?

朝、大宮からの仲間が乗って、私と友人は新宿駅前で拾っていただき、途中では富士山がくっきりと見え、団子坂で休憩。笹子トンネルを出たらなんとすっかり曇ってしまって、山は雨かと心配になった。

勝沼インターからフルーツラインを経てクリスタルラインへ。くねくねの道が延々と続いた。こんなに長かったかしら?しかし、大変な運転をしていただいているので、ぐうぐう眠るわけにもいかない。途中、ナビに小学校の表示があって、こんな何もないところに小学校などあるわけないと思っていたのだが、琴川ダムのあたりに少し温泉旅館とかの集落があり、学校があってもおかしくはなかった。キャンプ場にテントも見え、車も止まっていた。

高度が上がるにつれて、晴れ間が出てきて、だんだんに朝日を浴びた紅葉が輝くのを楽しみながら、いつか見た立派なガードレールはまだかしら、と友人と話しながらローリングロードをたどった。カラマツはもう葉が枯れたようになっているものもあったが、上の方はまだ黄色が残っていて不思議だった。

途中五丈石がよく見えるところがあると思ったが、その場所を通り、だいぶ上に営林署の案内板とともに、木目調の太いガードレールが見えてきたが、8年前に来た時と比べたらだいぶ色あせてきていた。

間もなく車が路肩に何台も止めてあり、この分だと駐車場満杯?と思った通りほとんど満杯。仲間が見に行ってくださったが、さらに進んだ長野側に降りないと止められない見たい。車の止め方をもっと工夫すればもっと止められるのに!とまだ運転してきた方がいらした人に寄せてもらったらどうかしら、などと思っていたところに、早く着て、観光だけして帰る車らしい車があったので声をかけたら、間もなく出るというので待機していたら無事に止められて、すごくラッキーだった。

新人の方はこのくねくね道に気持ち悪くなられてしまったようだったが、大方寝ていて何とか大丈夫そう。

しかし駐車やトイレが混んでいたことなどでもたもたしていたので、少しだけ準備体操をして、出発は10時15分ごろ。私は先に反対側にある大弛小屋で、100名山バッジを仲間のために購入。(この小屋のそばに水場があるらしい)

間もなく針葉樹林帯の中の石ころだらけの急登が始まった。こんなにきつかったかしら?

アップダウンを繰り返しながら、朝日峠に着いたかなと思ったが、それからも急登があり、さらに緩いが樹林帯のアップダウンを経る。ところどころの樹間から富士山が見える。

ここは朝日峠かしらと思ったがまだだった。

遠目に青空を背景に木に赤いテープが張られているのかとおもていたら、ナナカマドの実だった。

その後もアップダウンを繰り返す。(後で冊子を見たら6回こぶを越えるとあった。)

縞枯現象 富士山は移っていなかった。

ここが朝日峠。下に小さく書かれていた。

まぶしくてカメラの画像が見えないまま取った富士山

岩の重なる大ナギという稜線にでた。

ここは最初に連れられてきたときは怖くて仕方なかったところだが、展望は抜群。富士山もまだ半分ほどは見えて、ふもとの紅葉が見事。反対側の山並みの紅葉も美しかった。新人の若い女性もこわごわだが、何とか通過。この展望があるから山はやめられないのですよね。この辺りからシャクナゲも増えてくる。

反対側に五丈石が見えてきた。

途中の2000メートルの印。だけどここから600メートル近く登るのかしら?ちょっと信じられない。

この辺りの比較的緩やかな道でモンキチョウが新人の若い女性の衣類に止まったのだが、結構長い距離離れなかった。美人が好きなのかな?

ほかのハイカーも小休止。眼前に金峰山がそびえているが、三角点?

朝日岳についたらしい。朝日岳とは書かれていないのだが、これが標識だとほかのハイカーがおっしゃる。

ちょっとベンチなどもあり、小休止。

前方に金峰山がよく見渡せた。右手の岩峰が瑞牆山かどうかは分からなかった。

一度露岩帯の急降下がある。降り始めのカラマツの色が鮮やか。

ストックが邪魔でしまったり、また出したり忙しい。何とか若い新人の女性も無事に降りられてほっとした。

パートナーはどんどん進むので、追いつくのが大変。あと30分という訳にはいかず、やや巻道気味に回り込んで登るのでそれほどはきつく無いのだが、疲れも溜まり、高山病的にもなって歩くのがつらくなる。どんどん下山のパーティも増えてきた。

途中、ヤマノススメというアニメの宣伝をしながら降りてきた二人連れがいらした。

他の下山の方に、あと10分くらいですよと励まされた。相当に疲れた顔だったのだろう。でもこういう時に転んだりしやすいから慎重に焦らずに皆にも声をかけて登った。

シャクナゲの間を通り抜けると、山頂の広場状のところに出た。

少し先にケルンが見え、その向こう側に瑞牆山が霧の合間に見えた。

幻想的ですね。登りたくなります。

ハイマツ帯の先に、まだ富士山の頭も見えていたが、写真に撮りそこなった。五丈石のところまで頑張ろうと思ったのだ。

大きな石を乗り越えて、やっと金峰山山頂に着いた。皆さん次々に写真を撮っていた。

広場状のところから大石を伝って五丈石の方に出るのだが、8年前の最初の時に右寄りに行って、ふみ跡が薄くて危険を感じて戻ったのだが、先に進んだ男性軍がそちらの方に行きかけていたので戻るように言ったが、彼らはそちらを進み続けてしまった。まあ、大丈夫だったみたいだがハラハラしてしまった。

足元のシャクナゲ(黄花かもしれないが)

展望の後大きな石の連なりを超えないと五丈石にはたどり着けない。

私たちは多くのハイカーがたどっていた右側の石の連なりを伝っていったが、初めての方には恐怖だっただろう。私も記憶が薄れてしまって、こんなに大変だったと思わなかった。

下山中のお孫さんを連れた女性が、登る人が途切れず、危ない方に行こうとなさったので、絶対そっち側に行かない方がよい、と強く言って、登る方の数人に、そこで途切れたら、降りる人に行ってもらいましょうと声をかけた。何しろ子供を連れているのだから、危険は避けないとね。でもあちこちで待ち時間が多かったと思う。いくら登り優先といっても、譲り合わないとね。

そんなこんなでやっとのことで五丈石のところに出ることができた。(岩と言っていたのだが地図を見たら石だった)大方13時。

風も弱くて暖かくてよかったわね、と言いながら食事準備をして、私はパートナーの用意してくださった暖かいインスタントドライカレーを食べたり、おかずや友人が用意してくれたみそ汁を頂いたり、新人の方の中国の珍しいジャスミン・ミルクティーをいただいたりしているうちに周りの景色は真っ白に。まだ頂上に霧はほとんどかかっていなかったが、気温も下がってきた。

寒くなってきたから、とミルクティーに持参したミニチュア瓶のウイスキーをたらしたら、私が思った以上に入って、ちょっと酔っぱらってしまった。山の先輩の友人には、お酒を飲んでよいのは高度千メートルまでだと叱られてしまったけれど、あとの祭り。

また岩の間をたどって行っている間に、なんだか気持ち悪くなってきた。酔っぱらったみたい。あら、大変!先頭に立ってやや危険な方に行ってしまったパートナーはちょっと転んでしまったのだが、岩が立ちはだかって駆け寄ることもできず、まあ、立ち上がったので大丈夫だったらしいが、ウィスキー紅茶を飲んだせいだったかもしれませんね。申し訳ありません。 

何とか朝日岳に登りついたので小休止して、昼に食べなかった柿を食べた。そういえば柿は酔い覚ましになるのだったわ。先に進んでいただいた運転の方には申し訳なかったが、残さず皆でいただいてしまった。

おかげで酔いはさめて、歩く危険は減少!ほっとした。

しかし女性軍はバテた新人の方をサポートしながら(といっても、自分もバテていたわけだが)、ゆっくりゆっくり歩いたので、だいぶ時間がかかった。雨も降りだしどうなることかと思ったが、幸いに小ぶりのままでやんでくれた。

どんどん追い抜かれて、瑞垣から縦走してきたというテント装備のグループに追い抜かれ、最後に二人連れにも追い抜かれて、私たち4人だけ。最後の登りと思って降りるとまた登りがあり、いよいよ車の音が聞こえてきたときには狂喜した。本当にこれが最後の下りだわ。ここでも気を緩めて転ぶこともあるので、慎重に降りて、やっと平たんになったときは本当にほっとした。

新人の方本当に頑張られましたね。最後はハイタッチ。友人はハグしていた。彼女、若い新人にはこのコース無理ではと、相当に危惧なさっていたのでね。私も標準で4時間半だから何とかなるかなと思ったけれど、なかなか厳しかったことだろうと反省した。全部で7時間かかってしまいました。ほぼ17時に降りついた。

ともあれ、大きなけがもなく、全員無事に下山できてよかったです。気温はどんどん下がり、降りついた大弛峠は2度くらいに下がっていたらしい。でも車を暖かくしていただいたので、誰も風邪をひかずに済みました。渋滞もあり、都内を避けて大回りで大宮解散となり、友人と私は軽食を取ってから帰宅したので、帰り着いたのは11時過ぎだったが、昼過ぎまでは日が差し、富士山も見え、紅葉の山並み、遠く雪を抱いた山も見えて、登りがいのある山旅でした。

そうそう帰りに寄った三富の湯の温泉、白龍閣、シャワーも温泉らしかったが、温度調節がうまくいかず、冷えていたのに水のようなシャワーや今度は熱すぎるお湯になったり、友人はトイレが流れずたいへんだったとのこと。風呂場にも水の栓があればうまく調節できたのにね。私はロビー横の快適なトイレを使わせていただいたが。故障中とでも表示してあればよかったですね。500円とはいえ、お金を取っているので、何とかしていただければと思った。

ともあれ、長時間運転してくださった方に感謝します。

なんと年齢の高い順の2名が今日は仕事。新人の方は今日は休みを取ったとか。他の二人も今日はお休みなのだそうだ。よく働く高齢者です。。。

帰宅したら、昨日は植木屋さんが急に来るというので、お茶セットなど袋に用意して紙に植木屋さん用と書いておいたというのに、親が部屋に持って行ってしまっていて、せっかくガレージに用意したお湯は使われず、お茶もお茶菓子もなしとなってしまっていた。その分いつもよりも代金高くなっていたみたいだけれど。。。

今朝お詫びしておいた。親はもう本当の認知症に進んでしまっている。夏は甘いものしか食べなかったけれど、そろそろ食欲も出てきているから、甘いもの制限した方がよいのかしらね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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