今年の異常気象で、親の熱中症が心配なのだが、親は外気を入れることこそ健康に良いと信じているので、この熱波を遮断しようと雨戸を閉めてもすぐに開けて、ガラス戸も大きく開けてしまう。
温度計は33度から35度にも達しているのに、困ったものだ。
私が家にいると、何回となくバトルとなる。締めてはいつの間ににか親が開け、異常な熱波だから外気を入れてはだめよと言ってもまたしばらくすると開けてしまう。何しろ、数分で今のことを忘れてしまうのだからしょうがないのだけれども、私のイライラは頂点に達してしまう。認知症なのだから仕方ないと、自分に言い聞かせても、やっぱりあの2階の部屋の異常な暑さでは、いつ親が倒れるか分からない。
エアコンも寝室のは古いので、冷房でも赤いランプがつくのが、どうしても暖房していると思うらしい。暑いのは熱波のせいなのだけれど。それでリモコンを隠していると、なんと椅子に登ってコンセントプラグを引き抜いてしまうのだ。ショートしてエアコンが壊れたらどうするのだ!と怒るけれど、これもすぐに忘れてしまうから、もう3回も同じことが繰り返されている。
まあ、瓦屋根をふき替えた影響も多少はあるのかもしれない。
あと、北側の家の木々が取り払われ、建て替えのための更地になって地面がまるだしとなり、太陽熱をもろに吸収した地面から熱気が立ち込めているせいもある。相当な暑さだ。樹木がなくなるって、大変な影響が出ますね。
木にさえぎられていた西日ももろに入るようになって、よしずを買おうかなと思うが、あまりの暑さに打っているところまで行く気が起こらない。
元々暑さ寒さを感じなくなってしまっているから、エアコンも扇風機もつけないまま高齢者だけで生活していて熱中症で亡くなられる方がいらっしゃるのは仕方ないように思う。
我が家でも自分からはエアコンも扇風機もつけない。風を窓から入れれば十分と思っている。そして風呂も毎晩入っていると思い込んでいるので、暑くてもシャワーさえ浴びない。
何もしなければ熱中症だ。
早くこの暑さが峠を越えてほしい。