新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

月山(リフト利用)姥が岳周回2024.7.6.

2024-07-09 | ハイキング・登山

5日のJRバスの夜行バスで山形駅に。山形駅から月山口行きのバスは7:23なので、バスが遅れたら乗り継げないなと思ったが、予定より大分早く着いた。

前日の月山神社の天気予報は晴れで、午後は晴れから雨とあった。てんきとくらすでは強風で登山不適のC。割と当たらないこともあるし、大丈夫かな?と思って、熱中症の心配はしたが、レインウェアの下は置いてきてしまった。

山形駅では雲が多く、その手前の米沢駅あたりは雨の痕が見えた。天気大丈夫かな?

とりあえず、バスの案内所の前にベンチがあったので、おにぎりなどの朝食を頂く。屋根がついている場所で雨が降っても大丈夫。横の方に2Fの食堂は空いていると書かれていて、入っていく人もいたが、本当に早朝からやっているのかどうかは見に行かなかった。

近くにはトイレやコインロッカーもあった。下山後止まる予定のビジネスホテルも近いはずなのだが、バス停あたりからは見えなかった。

同じバス停から仙台行きのバスが次々出て、若者中心に沢山並んでいた。

鶴岡・酒田行きの高速バスは予約は不要とあったが、満員だと乗れないとあったので、7時に案内所が空いたのでお聞きしたが、券売機で買ってくださいと言われただけ。券を購入したが、なんとスイカも使えたようだ。

石川県からのリーダーの友人とは月山口で合流して、車に乗せて頂く予定になっていた。もう月山口で待機して下さっているらしい。何もないバス停と広い駐車場があるだけの場所のようだが、急いで駆け付けるわけにもいかない。

時間通りバスは出発。乗車したのは4~5人かな?

山形駅から山形大学付属小学校とか中学校などと県庁の方を通って、郊外に出る。右手は蔵王の方かしらと思うがよく分からない。田んぼが広がったり、その後はサクランボの木が多く見えたが、赤い実は見当たらなかった。もう終わりなのかな?

月山らしい雪渓の多く残った山が前方に見えて来た。その周囲は本当に雲がなかった。しばらくすると頂上付近に白い雲もみえた。

山間に入って行って、月山は見えなくなり、月山湖らしい細長いダム湖が見えて来て、月山湖パーキングという所が見えた。湖が見渡せる休憩広場のようなところも見えた。

この月山湖、1時間ごとに世界何位かなの高い大噴水が実施されるそうだが、残念ながら見ることができなかった。

西川バスストップを過ぎて、月山ICの手前で少しハイウェイから後戻る形で普通の道路に入ってすぐに、月山口のバス停に出た。

駐車場の奥に車が止まっていて、石川の友人の車らしかった。私たちの他に一人に若者が降り着いた。多分接続の町営バスに乗るのだろう。私たちも最初の計画ではバスで行くつもりだったが、バスだと少し後に来て、リフト乗り場に着くの10時頃になりそうだった。予定を聞いた友人の方が、ご自分も行くとのことで、車に乗せて頂くことになったのだった。実はその友人の方、以前栗駒山で同行された後、月山に登ったが、雨と強風で頂上を極められなかったのでリベンジしたかったそうだ。

何分車中泊の荷物もある軽自動車だから、その青年を載せて差し上げる余裕はなかった。仕方ありませんね。

無事に合流して姥沢へ。少し前のブログでは晴天の日はリフト待ちもあったと書かれていたので心配したが、それほどの人出ではなくて、駐車場もまだ入れられた。料金の1000円には、環境整備代金も含まれているとか。

身支度を整えて、晴天の道路をリフト乗り場に。10~20分かなと思っていた通り、タニウツギのピンクとミズキらしい白い花に囲まれて渓流沿いの道路を登って行った。リフト乗り場に近づくとニッコウキスゲの黄色の花が目に着いた。

リフトは冬リフトから夏リフトにかけ替えられたそうで、6月中旬から下旬までは使えなかったらしい。雪渓に設けられたTバーリフトも撤去されたとか。春スキーのメッカですものね。

リフトはザックを片方の方にかけて1人ずつ乗ったが、写真撮る時カメラを落としたら大変だから、緩い最初の内だけ写真撮ったが、下にあやめが沢山咲いていたのに、写真は撮らなかった。左手に雪渓の山と青空がきれいに見えた。

かなり長く感じたが、無事にリフトから降りて、休憩所の横のトイレを利用させていただいた。休憩所の中には神社があった。

大きな標識があり、リフトから良く見えていた姥が岳への道は急そう。

時間的にそちらに回らず、牛首に直行の方がよいかも、と思っていたが、リーダーはずんずん他の登山者が行く姥が岳への道を進んで行ってしまった。相変わらず重いザックで大丈夫かしら?持たない方が良いとお伝えしたのにバーナーも持参なさっていた。雪渓もあるので念のために私は軽アイゼン、リーダーはチェーンスパイクを持参していたから重いのだ。何かでアイゼン借りられると書かれていたが、確認しようとして電話したが通じなかった。最新の月山ビジターセンターのサイトには借りられると出ていたのだが、見落としていた。さすがになくてもなんとかなったけど。

しかし、姥が岳への道々にはチングルマやイワイチョウ、ニッコウキスゲ、ヨツバシオガマなどが咲いていて、青空と白い雲、緑の草原で、傾斜がきつかったが気持よかった。

ベンチのある所で小休止。軽くパンなどを頬張る。下の方は月山湖なども見渡せた。その後少し登ると姥が岳の標識があった。

姥が岳の標識

標識の横にヨツバシオガマが咲いていた。写真では目立ちませんね。

それから気持のよい稜線歩き。木道沿いにはウラジロヨウラクが可愛い花を咲かせていた。

しばらく進むとシャクナゲの丘だった。

こちらはシロバナ

ニッコウキスゲの丘

その後ミヤマウスユキソウが増えてきて、素敵な丘があったが、写真ではうまく見えません。一面のウスユキソウなのですが。

頂上方面には黒い雲も。このあたりから風が強くなってきた。

分岐に出た。リーダーはそちらに進みかけていた。標識を見たら、ちょっと方向がずれていて、分かりにくかった。霧が晴れて、湯殿山方面が見えた。左の方がその登山道らしい。

 

そこから見晴らしの良い丸太のベンチのところで小休止して、羊羹などを頂いた。それから間もなく、リフトから直行する道との合流点、牛首だった。そのあたりだったか、中年の半袖半ズボンの男性が、この先は風が強くて、(年寄りは?)危険だから、十分に注意するようにとおっしゃった。またビニールの雨合羽を着て来た若い男性もいたので、上は雨ですか?とお聞きしたら、霧が酷くて湿気がすごいと言っていた。

下の方の雪渓にはスキーやスノボをしている人たちが豆粒のように見えた。

すぐに最初の雪渓を渡ることになった。割と緩やかなのでアイゼンなしで大丈夫そう。この辺の風はまだそれほどでもなく、涼しくて助かった。

一か所、雪渓の間にベニバナイチゴの濃いピンクの花があでやかだった。

その後2つの雪渓を渡ると、登山道は石ゴロゴロの急斜面になって来た。整備されて階段状に平らな石が置かれているところも多いのだが、時々ランダムになる。ハアハア言いながら登る。風がすごくなってきて大変!

写真撮るどころではなかった。霧と風の中をひたすら登って、やっと空が近づいて、石垣の上のお地蔵様のところに出た。眼鏡は湿気で曇ってしまって、見えないので、ポケットにしまった。

 

 

石垣の間の道をうっすら見えている山小屋の方に登っていく。

その横を歩くと、今度は稲荷神社のところに出た。

かすかに山小屋らしい建物が見えた。

強風の中、山小屋の横を通っていくと、月山神社が見えた。

中は撮影禁止。

お祓いしていただいて、小さなお守りを頂く。さらに中にお宮があって、御祈祷を受けていらっしゃる方々がいらした。普通のお参りで構わないと言われて、私達は通常のお参りをさせて頂いた。帰り道が二手に分かれていて、一方は建物の中を通っていく。そちらはお守りとか山バッジなどが置かれていて、つい、お守りも求めてしまった。反対側を下りれば良かったかも。

それから月山の山頂の標識はどこかしらと下側に回ってみた。他の登山者の方に伺うと、まっすぐ八合目方面に進んでちょっと登ったところで、すぐだと言われた。下の広場も風が酷かったが、岩陰ならバーナーでお湯を沸かせそう。もう13時近くてお腹がペコペコ。それでお湯を沸かして頂いて、インスタントご飯にお湯を入れて、ザックに保管して、デポして山頂に行くことにした。

そのころ、突風の後、うっすら霧が晴れて、広場状のところに池塘があり、下の山小屋まで歩いて行けそうだった。帰りはそちらを歩きたいと思ったのだが...もしかしたら1輪だけ見られるとあった黒百合はそのあたりに咲いていたのかもしれない。

南側の雪渓

八合目登山口側の雪渓

頂上への道

この先が石ゴロゴロでぬかるみもあり、ちょっと大変だったが、無事に頂上に着いた。標識の上が頂上らしいが、危険なのか、通行止めになっていた。

しかし霧と風で吹き飛ばされそう。なんとか写真を撮ったが、周りは真っ白で、何も見えなかった。日本海も見えるというのに!

降りる方が大変だったが、無事に広場に戻り、戻したご飯を頂いた。ゆで卵を添えようと思ったのに、なんと車に置いた荷物の中に入れていた!残念!

当たりは霧に包まれていた。

食べ終わったら2時になってしまって大慌てで下山開始。16時半のリフトに間に合うかしら?下山だし、行きよりは短いコースのはずだから間に合うとは思うけれど、急斜面を下りるのが苦手な人もいらっしゃるし。

下の広場の方は全く見えず、道を間違えるといけないので、神社側の石畳の道を山小屋の方に降りて行った。私はトイレをお借りしたが、すごいバタバタという音に何事かと思って、慌てて出たら、腰痛バンドがうまくつけられずに外す羽目になった。風で入口のドアがバタンバタンしていたのだった。少しは荷物も減ったから、下山は大丈夫だろう。

それから山小屋(お茶も飲めるらしい)によることもなく、ずんずん下山と思ったら登りもあった。

石畳の登山道

途中もう2時半ごろだというのに、岩場を登ってくる人たちがいたこと。しかもライトなしの人が多かった。親子連れも。3時ごろには戻らないと、リフトに間に合わないかもしれませんよ。暗くなってきますよと、伝えた。最後は半袖半ズボンの外国人の男性二人連れ。上は強風だと一応伝えて、リフトも16時半で終わると片言で話した。

牛首分岐からリフト方向に向かう。午前中に見た雪原にはもうスキーをしている人がいなかった。

突端の雪渓は小さいのだが、斜度が少しあって、アイゼンなしだと滑りやすかった。ただ、滑っても滑落するような場所ではなかったけれど。踏ん張って歩くので、ちょっと疲れる。

その後石畳の登山道が現れ、また雪渓になり、また木道が現れ、また雪渓になりの繰り返しで5回くらい雪渓を渡った。

大分降りたところの離れた雪渓ですごい音がして振り向いたらスノボの人が止まっていた。

その後、先に歩かれた友人の方が待っていてくださったところで、少し疲れたので、丸太ベンチに座ったら、途端に私は腿が攣れてきて、慌てて薬を出して飲んだ。リーダーにも念のために飲んでいただいたが、少し攣れて来たらしい。しかしすぐに治まったようだ。そのあとで、最初から休んでいらした友人の方も腿が攣れて来たそうだ。私の持っている薬は予備が無かったが、その方がご自分の分をお持ちで飲んで、まもなく治まったので良かった。待っている間に冷えたのだと思う。私は疲れと冷えから来たのだろう。しかし、百薬甘草湯の威力はすごい。高齢者や高血圧や腎臓病の持病の人は要注意らしいけれど。

ともあれ、皆治まって、その後は木道をひたすら登ったり降りたり、暗くなってきて、茂みの多い所では熊が出ないかと心配になったが、今日は笛を持っていなかった。まあ、3人いるから大丈夫かな?

黒い雲が心配だったが、何とか雨にはあわなかった。

最後の登りを頑張ったら、やっと姥が岳との分岐にでて、リフトのあたりが見えて来た。まだ16時前だった。休憩入れても2時間はかからなかった訳だ。

驚いたのは、途中で注意した親子連れがまもなく降りていらしたこと。ちゃんと頂上を踏んだというのでびっくり。まあリフト会社はリフト降りて2時間くらいで登れると書いてあるのだが。母親は小さいザックだし、子供は空身だし、登れるもんですね。あの強風や雪渓のある中すごいです。他にも注意した一団も降りていらした。他にリフトを諦めて、途中から姥沢小屋の方に向かった方もいらっしゃったようだ。そっちの方が熊が出そうだけれどね。人数多かったら大丈夫なのかな?

ともあれ、皆無事に降りられて良かったです。

友人の車で山形まで送っていただき、友人の方は蔵王の方に向かわれた。私も行きたかったが、リーダーも私も翌日仕事が入っているので、同行させて頂かなかったが、なんと翌日の蔵王は雨風酷く大変だったそうだ。でもご無事で下山され、はるばる石川まで帰られたと伺い、ホッとしました。

長い道中、お疲れ様でした。

山形で、霞城公園にでも行ってみようかと思っていたのだが、ゆっくり無料朝食を頂いた後、荷物の整理をしてから外に出たら暑い。

駅のあたりで、道を確認しているうちに時間が無くなり、お土産を見ていたら、まもなくえきネットで割引チケットで買えた新幹線の時間となった。改札口で、紅花祭りのための紅花を配っていて、紅花の花束を頂いた。少々チクチクするので、通りがかりの方にぶつかると困ると思って慎重に持ち運んだが、いきいきした黄色とオレンジの花に癒されました。車窓からもベニバナ畑を見ることができました。13-14日に高瀬の会場でお祭りがあるそうだ。

カンカン照りのつもりが強風と霧で涼しく、と言って気温は高かったため、凍えるほど寒くもなく、結果としては歩きやすかったのかもしれません。

お花も沢山見られて、月山また行きたくなりますね。紅葉も素晴らしいらしい。お花の写真は別にアップします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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