新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

地蔵堂から金時山(金太郎コースから足柄コース)

2013-04-14 | ハイキング・登山

今月の7日に予定していたのだが、毎週悪天候で延び延びになっていた裏金時山登山に出かけた。

新松田から地蔵堂行きのバスは8時10分が一番早い。それに余裕をもって間に合うように電車に乗って出かけた。今日は都合でメンバーは3人となった。

新松田について、箱根登山バスで関本経由、地蔵堂に向かう。関本(大雄山駅)で5分停車。地蔵堂には8時55分くらいに着いた。

すぐ横に地蔵堂があって、ハイキングコースの看板もあるが、少々はげかけている。後で知ったのだが、その脇の道路を入ったところに、万葉うどんの店があったらしいが、まったくそちら側に行かなかったので気づかなかった。

  

それから広い駐車場の崖にたくさんの菜の花が植えられ、ヤマザクラとの対比がきれいだった。駐車場のさくらは終わっていたけれど、ヤマザクラは今が盛りだった。

しばらく民家が並ぶ道路を行く。きれいに花々が植えられていて、楽しい。たくさんの色とりどりのチューリップも菜の花畑の脇で咲き誇っていた。

    

少し歩いたところに、金太郎が遊んだという大きな石があって、広場になっていた。見学してからまた道路を歩いていると金太郎の生家跡という広場も見られた。

   

 それからしばらく里山の新緑や山桜八重桜、民家の三つ葉ツツジ、シャクナゲなどを楽しみながら歩く.

   

 

道路の脇にイノシシの毛皮が干してある。びっくりしてみる。そのお宅の入り口にはしし肉ありと、書かれていた。

 

しばらく行くと赤い橋の架かった夕日の滝の入り口があった。そこはバンガローが立っていて、バーベキューサイトもあるようだったし、釣りもできるのかな?

  

石のゴロゴロした川が流れていたが、滝は見当たらない。金太郎の力水というのがあったので一口飲んでみた。

          

その後奥の方に滝があるようだったので右手の山道を進むとしばらくしたら滝が見えてきた。

夕日の滝とその横手のミツバツツジ   

          

なかなか堂々とした滝で、水量も豊富。金時山がこんな水源になっているとは思わなかった。話によると滝口に1月は夕日が沈むのだそうだ。

(ここで14日夜の地震の揺れて、一度パソコンを閉じた。福島県沖が震源というが結構揺れていた。)

一度車道にでてさらに進むと道標があり山道に入る。

川沿いに歩くので少々びっくり。なかなか気持が良い。スミレ、キケマン、ムラサキケマンなどが咲いていた。スミレはタチツボスミレが圧倒的だが、場所によってナガバノスミレサイシン、エイザンスミレ、ピンクの強いものや白いスミレなどもあった。花の写真は別にしよう。

前後には人がいなかった。大分先で数人に追い抜かれたけれど、それだけだった。

時々杉の植林地帯をゆるやかに歩く。

     

時々川沿いにでて明るい道を歩く。何回か渡渉部もある。

  

やや古くなった木の橋もある。しかし強風が吹き荒れて、意外に寒く感じる。

少し勾配が急になってきて、もうそろそろ足柄峠の分岐ではないかと思うのだが、なかなか分岐までは到達しなかった。笹が茂るあたりには鹿柵が壊れたらしい跡が続いていた。

  

     

その先の箱根竹の茂るところを通り抜けたら、峠にでてベンチなどが置かれていた先に、雲が急速に動いて富士山が見え隠れしていた。手前には豆桜の大木が満開。

 

               

そのあたりは、平坦な道が続いていて豆桜が並木のように咲いている。足柄峠から来たらしいハイカーもたくさんいた。

先に金時山らしい姿が見える。山頂まで40分とあるが、本当にそのくらいで行けるのだろうか?

しばらく平坦だったが、金時小屋の荷揚げケーブルのあるあたりから、左側の階段を登って行くようになる。

   

  

鉄梯子があると聞いていたが、まあこんなにあるとは!そしてほぼ階段ばかりの山道だった。

     

鉄梯子10個くらいはあったかな?結構危険な場所もある。子供には危険だと思うが、子供連れも結構多かった。みんな勇敢ですね。

   

そうそう途中にシロヤシオの大きめの木に標識がつけられていた。5月下旬から6月初めが見ごろとか。今年はどうかしらね。

ふうふう言いながらもやっと頂上付近にでた。強風を避けて、皆小屋の下側の風が当たりにくいところで食事をしていた。

私たちも頂上に出てみた。突風に砂埃が舞い上がっていたが、富士山は何とか見えた。

芦ノ湖方面       

   

頂上にはほとんど人がいなくて、小屋に入っているか、小屋の下の方の狭い空地にいるかだった。私たちも早々に皆さんが陣取っていたあたりの空き地にシートを広げて、昼食タイムとした。

平地とはいえずに座るのに苦労したが、何とかバーナーでお湯を沸かして、男性群はカップラーメンを食べ、私は駅で購入したおにぎりと、持ってきたおかずを出して食べた。少しバーナーで温めさせていただいたりしたが。

最後はこんな強風の中でもコーヒーを入れて、多少ブランディーを垂らした。強風で結構寒かったからだ。ただし雨具を出して防寒するほどでもなかった。

階段状の登山道ですっかりくたびれてしまったのだが、乙女峠の方に降りてもバスの状態が分からないし、下りは思ったほど大変ではないのではないかと、話し合って、結局元来た道を戻り、足柄峠の方から地蔵堂に戻ろうということになった。

下りはやはりそれほど大変ではなく、あっという間に(と言っても足元が悪いのと、交差で30分はかかったが)最初の合流点の展望スペースに戻った。もう富士山は雲の中で見えなくなっていた。

それから広い峠の道をそのまま進んだ。豆桜とヤマザクラか、ちょっと違うようでもある小ぶりの桜の下を通って行く。

モクレンらしい大木があり、そのしばらく先にはコブシも咲いていた。

   

      

少し登り気味になって、その先にゲートのようなところがあった。足柄峠の駐車スペースらしい。

その少し先に夕日の滝へ、という標識があって下りの道が続いていた。土が乾いていて滑りやすく、少々急な下りだったので、ストックを出した。ひざが痛むと困るから。夕日の滝までは1時間程度らしい。

ミツバツツジが咲いていた。

     

淡々と雑木林や杉林の中を下りて行った。たまにスミレが咲いている程度だ。

   

大分歩いたら、水の音が聞こえ始め、下の方に川の流れが見えるようになる。

行きがけの金太郎コースとの分岐だった渡渉部かなと思ったところは違っていて、何回かこちらも小さな川を渡ったりする。道々行きにはつぼんでいたキジムシロが咲いていたし、キケマンの群落もあった。そうこうするうちにやっと最初の分岐、金太郎コースと足柄コースの分岐に出た。

それからもこんなに距離あったかなと思いながら、歩いていくと、夕日の滝とミツバツツジが同時に見られる場所があった。

ようやくバンガローの屋根が見えてきて、夕日の滝のキャンプ地に出た。

元来た車道を歩いたが、強風でチューリップも桜類も揺れていた。

朝とはまた違った光線の具合で、風景がきれいだった。足は大分くたびれていたので地蔵堂のバス停に出たらほっとした。バスは一時間に1本で25分に出るが、15分くらい前について、整理体操などして時間をつぶした。

乗車する人も少なく、ゆっくり座れた。おかげで、帰りのバスでは熟睡。帰りの電車でも熟睡。今日はどうしてこんなに疲れてしまったのだろう?3週間山登りが空いてしまったせいかしら。やっぱりあの最後の階段と鉄梯子の連続が堪えたのかな?

でも半袖になるほど暑くもなく、強風はすごかったが、吹き飛ばされるほどでもなく、気持ちの良いコースを歩けて幸いでした。

帰りは東海大学前駅で降りて、さざんかの湯に立ち寄り、疲れを癒してから帰宅したが、8時には帰り着いて、私はスケートのエキシビションを見ることができた。同行の皆さん、お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 


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