昨日訪問介護で伺った高齢男性、異常に肩から臀部まで痛い痛いとおっしゃって、何とか起き上がっていただくことは出来たのだが、足も痛いらしく、立ち上がっていただくことができなかった。
それで会社に電話して、応援のヘルパーの方に来ていただいて、何とか横になったまま、リハビリパンツ(リハパンという)だけ替えて頂けたが、テープ式がないので、一度ズボンを脱いで頂かないとならず、その間も痛い痛いをおっしゃっていた。
大腿部の上のあたりに打撲の跡があって赤くなっていたのだが、既に痛いという背中と腰に用意されていた湿布薬を2枚貼ってしまったので、素人が勝手に何枚も貼る訳に行かないので、その部分には貼れなかった。自分自身なら3枚でも貼ってしまうことはあるのですが。
ご家族に連絡しても、その日はお仕事で外出中で連絡も付かなかったらしい。
それで午後の担当の方も、リハパンを替えたりしてくださったが、それが救急車を呼んだ方が良いほどの状態とは思わなかったらしい。
社長も直接見ていないので、状況の深刻さが分からなかったようだ。
私はこれほど広範囲に痛がるのは、変だなと思って、ネットで検索したところ、骨折の可能性もありそうだと分かったが、新米ヘルパーが余り口出ししてもと思って、そのことは伝えなかったのが、ご本人の方には申し訳なかったなと思った。
ご家族の前では、本人痛いのも我慢してしまうようで、痛くないと言ってしまったりするみたいだった。
しかし、水も数口しか飲めない状態だったから、そのことは伝えたのだが、家族の前では頑張ってコップ一杯くらいの水は飲まれたそう。家族に心配をかけまいとする老人のサガが、病状をちゃんと伝えないことになってしまうようだ。
救急車ではなく、往診の先生が今日の午後になって見えて、点滴して下さり、骨折の可能性があるから、救急車を呼ぶように言われたそうだ。かなりの階段があるお宅なので、家族だけでは骨折の疑いのある方を運ぶことは不可能なのだ。ということで緊急入院となられたという報告があった。
少なくても単なる打撲だけで、全身に痛みが走るということはあまりないから、かなり広範囲に痛いという場合には、骨折を疑って、救急車をすぐに読んだ方が良いだろうということですね。
知識があったら、もっと早く救急車を呼べたと思う。
本人はどうしても、家族には「大丈夫、大したことない」と、言いがちだから、気を付けた方が良いですね。
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