新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

竜ヶ岳ダイヤモンド富士2023.12.23.

2023-12-23 | ハイキング・登山

竜ヶ岳(山梨)のダイヤモンド富士、またいつか見たいと思いつつ、車がないとツアー利用しか登れないかなと思っていた。

でももしかしたら、登山口の近くに泊まれるところがあるかもしれないと、探していたら、中央区の健康村の施設が、空きがあれば、区民や区内在勤者以外でも利用できることが分かり、土曜日は高くなるので、金曜日に申し込んだ。仕事は午前中だから午後から出ればいいかなと、その時は思っていた。素泊まりはやっていないので、じゃらんで2食付きを申し込んだ。

色々調べたら、12月下旬はそちらの方に行く直行バスはなく、路線バスの本数も少なくて、午後立ちでは無理だと分かった。それに、前回石割山の時に、高速バスは渋滞で時間がかかったので、電車と路線バスを考えたが、何しろ本数が少ない。

そういえば、その施設に泊まるのに、シャトルバスが中央区の方から出ていて、電話したらこちらも宿泊者なら利用できるとのこと。往復5000円で、片道でも良いのだが、なんといってもお得かなと思い、往復申し込んだ。

食事時間について問い合わせたら、一時間くらいで決まっていて、遅い時間に食べるのは無理と言われて、朝食はキャンセルしたのだが、早く戻ってやっぱり食べようか、と迷って電話したら、食事は一斉に7時45分からで、無理。てっきり食事代が無駄になると思ったら、ちゃんとその分ひいて下さっているとのこと。ありがたいお話でした。

それで東京駅八重洲口の商工中金前で乗るように申し込んだが、商工中金って、八重洲口からどのくらいの所にあるのかな?

地図で一応調べたが、もしかしたら、ちょっと距離があるかもしれないので、早めに集合することにした。

昨日9時20分集合にしたが、考えてみたら平日で、ラッシュの時間に電車に乗らないとならないから、早めに行っておかないと、と早めに出た。結局それほど電車が遅れることはなく、ずいぶん早めに着いたが、東京駅のエキナカのお店はもう、早々と開いていた。お土産需要が高いのだろう。萩の月で高級品を売り出してようで宣伝していた。花模様の可愛いお菓子の売り場には列ができていた。いわゆるバエルお菓子ですね。あれこれ見ながら、待ち合わせ場所のあたりに待機して、やっとリーダーと合流して、バス停に。

河口湖などに行くバス停の向こう側のビルの方で有楽町寄りの場所なので、聞いたら地下を通って渡れと言われて、地下道を通り、エスカレーターで地上に出て、建設工事中のビルの空き地をいくつか通り過ぎて、心配になって工事の方に聞いたら、このまま直進してと言われて、やっと商工中金のビルに出た。

何処で待ては良いかしら、特に待っている人もいないようだし...と今度は商工中金の方にお聞きしたら、お店の前にバスが止まっていたのを見たことはあるがよく分からないとのこと。店の前で待っていたら、ちょっと後戻る形の角にバスが止まった。表示を見たら、そのバスで良かったので乗り込む。今日は7人しか利用者居ないから、ザックは座席にと言われた。

八王子あたりまでは順調だったが、相模湖から大月にかけて、工事渋滞があった。到着は予定より遅れたが、大幅な遅れではなかった。

まだ部屋に入れないと言われて、まずは登山口の確認。グーグルで確認していたのとは違って、来る途中に登山口があったのだ。

それから本栖湖へ。本当は車道を左に入って、1時間以上歩くと、千円札に出ている富士山の写真の場所の近くに行けるというので、行こうと思っていたのに、近道あるかなと、湖岸に出たら、続いている道がなく、岩が多くて行けそうになかった。風は冷たく、あまり着込んでいなかったので寒くなり、宿に戻った。

人工温泉というお風呂が14時から入れるというので、先にお風呂に入ることにした。

女性風呂は広くて、沢山蛇口がついていて、学校の宿泊行事などにも使うのかなと思った。昨日は1人出たところで、独り占めできた。その時は気づかなかったが、端の方から富士山も少し見えていた。朝風呂でダイヤモンド富士見えるかも、と思ったがどうだろうか?

シャワーの出も良くて、ペンションなどではちょろちょろとしかでないこともあるのに対して、たっぷり使えた。

ゆっくりして、夕食の時間を待った。混み合うときは2部制だが、今日は5時45分からとか。バスが遅れそうだということで、途中で食べて置いてくださいと言われて、団子坂SAでパンを少し食べただけだったので、お腹が空いてきた。

夕食会場に行ったら、結構席が一杯で、こんなに泊っているのだとびっくりした。マイカーの方の方が多いのだろう。

夕食は和食にしたのだが、懐石風で、小皿が色々と出てきた。山梨のソウルフード?の鶏肉のもつ煮があって、食べられるかしらと思って、一口食べたらすごく食べやすくて、結構な量だったのだが、平らげてしまった。次々に出てくるものを平らげ、さらに、ほうとう鍋も食べた後に、ひじきご飯と漬物、味噌汁が出て、少しにしていただければよかったなと反省。隣の席の方はご飯なしになさっていらして正解だった。でもひじきご飯も美味しかったから平らげた。最後にメロン一切れと小さいデザートまでついていた。中高年グループが多かったから、皆食べ過ぎの様子だった。

暖房もしっかり効いて暖かく、お腹いっぱいでテレビのスケートを見ながら寝てしまった。ただ、暖房の温度高めに設定していたせいか、暑くて時々目が覚めた。

アラームをセットしたつもりだったが、目が覚めたのは4時20分。4時半には出ようと計画していたが、10時には戻れないと思い、部屋を空けるために片づけていたりして、出発は5時になってしまった。山小屋と違って、電気がつき館内が暖かいのがありがたい。早朝は警備の方が受付にいらっしゃるとかで、警備の方に鍵を返して出かけたが、「気温マイナス10度以上かもしれませんよ」と心配そうな顔をされていた。マイナス7度との予報だったので、もこもこに着ていたから大丈夫だろう。ストックを出し、ヘッドライトをつけて、車道を少しあと戻り、左手の登山口の方に入って行き、登山口の標識のところには5時10分位だったでしょうか。

最初は暗い杉林の中をジグザグに登っていく。結構きつい。良く見ながら歩く。凍り付いている道だが、滑るようなことはなかった。ぽつぽつと登山者に追い抜かれた。まあお正月ほどの混み方ではなかったが。

その後少し緩くなり、薄明るくなってきた。富士山が見えるようになる。

もうそろそろ休憩舎かなと思っていると、クマよけのラジオから6時の時報が鳴った。まだ着かないの?と思いながら、時折開けたところからくっきりとした富士山のシルエットが見えて、少し開けたところに出た。石佛の囲いがあり、休憩舎も見えた。ここで待機する人もいるようだったが、じっとしていると寒くなるので、ほんの小休止で、登り続けた。

御坂山塊もモルゲンロート。光っているのは精進湖だろうか?(ぶれました)

上の方は笹の間の道になるが、昨日下見に行ったとき居合わせた登山者の方が、お正月のダイヤモンド富士に合わせて、見晴らしがよくなるように笹を刈り込んでいて、その笹が登山道に沢山落ちていて滑って困ったという話をお聞きしたとおり、笹だらけの登山道になった。ふかふかして気持ちよいが、たまに縦の笹に滑ったり横になった笹に足を取られたりするから要注意。

ずっとハアハアしながら、ずんずん登って行って、しばらく見晴らしが無くなって、湖畔に出る登山道との分岐に出た。そこから30分位かかるかなと思ったが、思ったより早く、頂上に到着した。結構大勢の人たちが待っていた。

日の出前の富士山(少し暗くして撮っています)

駿河湾方面

山頂

テーブルは空いていなかったが、1人の人の所に相席させていただいた。その若者はバーナーをつけて、コーヒーを飲まれる様子だった。

馬力をかけて、ハアハア言いっぱなしで登って、なんと7時15分には頂上に着いたのだった。多分ダイヤモンド富士は30分から40分あたり。大分待たないとならない。

カップラーメンに宿で再沸騰させて入れて来たお湯を注ぎ、少し放置。テーブルには霜が降りていて、すぐにぬるくなりそうな感じだったが、写真を撮ったりしているうちに食べられるようになって、十分温かく美味しく頂けた。

そうそう、近くにいらしたグループの地面に置いたバーナーの火がなかなかつかず、カップラーメンが食べられずにいらした。それでバーナーをテーブルに移して頂いたが、まだつかない様子だった。私は非常用に持ち歩いていた、燃料をくべて焚くポケットコンロを使ってみようと思いついて、取り出して、初めてつけてみた。燃料の小さいかけらを5~6個入れて、マッチを擦って火を入れてみたら、すぐに燃え始めた。ガスバーナーが破裂すると大変だから、少し放して置いたら、そのせいか無関係か分からないが、無事に隣のガスバーナーは燃え続けたらしい。日の出を見ている間に、テーブルに置いたポケットコンロから、メラメラと火が燃え上がっていたが、風はほとんどなく大丈夫だった。考えてみたら、私の方は金属のコップ等持っていないから、お湯にする手段がなかった。今度からアルミかホーローかチタンのコップをセットにしておこう。

そうこうする内に手も足元もかじかんできたので、足踏みしたり、ホカロンを出して使ったりした。少し峠の方に行く道を進むと、南アルプスの方の山々が真っ白に雪化粧していて、きれいだった。ここで日の出を見ないで、そちらに縦走する方もいらした。

ついに太陽が顔を見せ始めた。

すっかり明るくなった頂上

笹の間にも標識が。日が当たって、金属の鋲が光っていた。

帰りはずんずん降りた。分岐のあたりではうっすら河口湖と精進湖らしい湖が見えていた。

休憩舎の屋根が見えて来て、たどり着き、少し休憩。腰に下げていた飲料は頂上の時もすでに凍っていたが、シャーベット状になっていた。

休憩舎のあたりからの竜ヶ岳。登り竜のような登山道という人もいるらしいが、ドローンか何かから見た話のようだ。

大分降りてもまだ、日陰は霜で真っ白。

温かくなったらぐちゃぐちゃになりそう。

本栖湖と南アルプスもきれいに見えた。

おまけ、昨日見た本栖湖

10時10分前に宿に降り着いたら、お風呂に入れるというので、慌ててお風呂場に。しかし汗びっしょりの厚着の衣類を脱ぐのに時間がかかり、ハラハラ。一度出かけたが、時計を見たら、まだ3分余裕があったので、もう一度入りなおしたら、窓の左端に富士山が見えることを発見した。昨日は気づかなかったのだ。

その後はゆっくり昼食時間の開始を待ったが、カップラーメンだけだったので、少しお腹が空いてきた。昨晩食べ過ぎたので、簡単なカレーライスを頼んだ。付け合わせにラッキョウと福神漬け、ピクルスの3種が盛られた入れ物が提供され、なんだか懐かしかった。昔、親と行ったレストランのカレーについていたっけ。リーダーは角切りのピクルスが何か分からなかったらしい。

その後バスの出発時間までロビーで過ごした。野鳥が来るという中庭だったが、見ている間に野鳥の姿は見えなかった。

夜ロビーに降りなかったのだが、暖炉が設置されていたから、赤く燃えていたのかな?電気式かもしれないが。

帰りは12人とのことで、中型バスは半分ほど埋まり、ザックは荷物入れに入れた。予定より10ほど早く出たのだが、出てすぐ、1人の若い方が荷物を忘れたと運転手さんに連絡し、バスは風穴の駐車場に。荷物が届くまで待つことになった。せっかくだから風穴見られればよかったのだが、そこまでの時間はなかったみたい。荷物が届いて、すぐに出発。まあ、誰にでもうっかりはありますよね。帰りの時間を気にした方が、運転手さんに時間通りに着くかどうか確認していらっしゃった。時間通りに着くかどうかは、その後の渋滞次第だろうに!と思いながら見ていた。

その後、立派な富士山の姿を見た後、熟睡してしまって、トイレ休憩の石川パーキングまで何も見なかった。都内で少し渋滞していたが、思ったよりは流れて、ほぼ時間通りに八重洲口の商工中金前についた。帰りは東京駅近くに停車するかなと期待したが、そうはいかないようでした。帰りは交差点を渡って、JRバスの案内所の前を通り、長い八重洲口を歩いて、在来線乗り場のほうに移動し、無事に帰ることができた。

本当にお天気に恵まれて、素晴らしいダイヤモンド富士を見ることができました。ヴィラ本栖、今度は洋食を食べてみたいなと、思いました。夏はコテージなどもやっているのかもしれませんね。良い施設でした。いろいろありがとうございました。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 年賀状作成―筆ぐるめで写真の... | トップ | 目玉への注射―糖尿病性の黄斑... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ハイキング・登山」カテゴリの最新記事