患者さんと接していると「韓国語新発見」の毎日です。「先生,この薬は1日何回食べるんですか?」と留学生の朴君がいきなり聞いてきて,ドキッとします。
私たちは「薬を食べる」というと,せんべいのようにボリボリ食べる姿を想像してしまいますが,韓国語で“이 약은 언제 마십니까?”と言えば,やはり韓国人に怪訝な目で見られるでしょう。
「먹다」「마시다」「食べる」「飲む」という語彙の持つ守備範囲がそれぞれ微妙に違うので「먹다」=「食べる」,「마시다」=「飲む」と機械的に考えるとおかしいことになってしまいます。
英語でも「スープを飲む」というときにはeat soupと言います。
먹다の定義は「人や動物が,物を口を通して胃の中に入れること」です。ですから日本語で考える「食べ物を噛む」という過程は먹다の本質的な意味には含まれないのです。また마시다は液体や気体に対してしか使われませんから,日本語的に“약을 마셔요.”と言ったら,ストローで薬を飲むような感じになってしまうんでしょうね。
きょうは薬に関するいろいろな単語を見てみましょう。まずは漢方薬からです。
漢方のことを韓国では韓国の「韓」の字を使って,「韓方」と書いています。漢方(한방)と韓方(한방)の発音が同じなので,勝手に替えてしまったのです。
漢方薬も,本来,漢藥(한약)といっていたものを韓藥(한약)と言い換えてしまいました。それほどに韓国では,日常生活に漢方薬が深く入り込んでいます。
약방에 감초という言い回しを知っていますか。
감초というのは漢方薬の甘草(カンゾウ)のことで,薬を調合する上で欠かせない薬草です。작약감초탕〈芍藥甘草湯〉をはじめ,あらゆる漢方処方に使われていることから,それが転じて감초같다,약방에 감초というと,どんなことにも首を突っ込む「出しゃばり屋」さんのことを言うようになりました。
この작약감초탕は,漢方の原典といわれる中国の古書「傷寒論(상한론)」に記載されている薬方で,平滑筋(평활근)・骨格筋(골격근)のけいれん性疼痛に頓服として用いられます。簡単に言えば,おなかの痛みや,腰痛,座骨神経痛などに効きます。また胆石症の疼痛発作や尿路結石のときにも頓服として用いられます。
そのほかの薬草としては마황(麻黄),생강〈生薑〉(ショウガ),대추〈大棗〉(ナツメ),계지(桂枝),인삼〈人蔘〉などがあります。
漢方薬を調合することは한방약을 짓다,薬草を煎じることは약초를 달이다といいます。
みなさんは漢方薬の名前をいくつ知っていますか。
風邪には갈근탕(葛根湯・かっこんとう),腎臓(신장)や膀胱(방광)の働きを改善する팔미지황환(八味地黄丸・はちみじおうがん),慢性肝炎(만성 간염)における肝機能障害(간기능 장애)には소시호탕(小柴胡湯・しょうさいことう),アレルギー性鼻炎(알레르기성 비염)には소청룡탕(小青竜湯・しょうせいりゅうとう),咳には맥문동탕(麦門冬湯・ばくもんどうとう),元気が無いときには십전대보탕(十全大補湯・じゅうぜんだいほとう)…などといろいろな生薬があります。ただし漢方だからと言って安易に長期間使ってはいけません。副作用を起こす(부작용을 일으키다)ことがあるからです。
そうそう,もう一つ,韓国の人が好んで服用するものに,우황청심환(牛黄清心丸・ごおうせいしんがん)がありました。牛の胆のうや胆管にできた結石を採集し,乾燥させたもので,中高年の動脈硬化患者の脳卒中防止などに韓国では古くから高貴薬として用いられてきたものです。
強壮剤としては,昔から,마늘(ニンニク),홍삼(紅参),뱀장어(ウナギ),칠성장어(ヤツメウナギ),미꾸라지(ドジョウ),자라(スッポン),해삼(ナマコ),녹용(鹿の角)などが知られています。
비아그라(バイアグラ),시아리스(シアリス),레비트라(レビトラ)などは精力剤(정력제)というよりはED治療剤(발기부전치료약)です。
軟膏(연고)のような塗り薬(바르는 약)は,外用薬(외용약)といいます。
外用薬にはこのほかサロンパスのような湿布薬(파스),やアンメルツのような塗るパス(물파스)があります。
花粉症(꽃가루 알레르기)のシーズンになると抗ヒスタミン剤(항히스타민제)の出番です。目もかゆくなり,かゆみ止め(가려움약)の目薬(안약)が必要になりますね。「目薬をさす」ことは,안약을 넣다といいます。
腰痛(요통)などの痛みや,急な発熱(발열)には座薬(좌약)が必要になることがあります。「座薬を入れる」ことは,좌약을 넣다といいます。
便秘がち(자주 변비에 걸리다)な患者さんには,漢方薬の麻子仁丸(마자인환)を使います。便秘薬は변비약,その逆の下痢止めは지사제〈止瀉劑〉, 설사약〈泄瀉藥〉と言っています。寝たきり老人などでなかなか便が出ない人には浣腸(관장)を使います。「浣腸をする」は,관장을 하다,「浣腸を入れる」は관장을 주입하다といいます。
ちなみに韓国語で「寝たきり老人」は와상 노인〈臥床老人〉といいますが,これは書き言葉です。ふだん会話では余り使いません。거동이 불편한 자〈挙動-不便-者〉という言葉もよく目にしますが,これは「体の不自由な人」という意味です。また「一人暮らしの老人は독거노인〈獨居老人〉といいます。
さて,次は内服薬(내복약)です。この発音は[내ː봉냑]です。「薬を服用する」ことは약을 복용하다といいます。
内服薬には,粉薬(가루약),顆粒(과립),錠剤(알약),カプセル(캡슐)などがあります。
ビタミン剤(비타민제)など,周りを甘い糖でコーティングしてあるものは,糖衣錠(당의정)といいます。
おもに狭心症(협심증)の治療に使われる二トログリセリン(니트로글리세린)のように,舌の下に挿入して急速に溶かして口腔粘膜(구강 점막)から吸収させ,急速に効果を期待するときに使用する薬を舌下錠(혀밑약)といいます。
かぜ薬は감기약〈感氣藥〉です。頭痛(두통),熱(열),咳(기침),鼻水(콧물)などに効く総合感冒薬は종합 감기약〈綜合-〉といいます。子供用には水薬(물약)やシロップ(시럽)があります。
個々の症状に対しては,解熱鎮痛剤(해열진통제),咳止め(진해제または기침약)などを処方します。「処方箋を書く」は처방전을 끊다です。そして一日三回食後に服用してください」というときは하루에 세 번 식후에 드세요.といえばいいです。
最近話題の「ジェネリック医薬品」は후발 의약품といいます。「特効薬」は특효약,「薬がよく効く」は약이 잘 듣다といいます。
のどが痛いときなどはうがい薬(가글약)を処方します。韓国語には「うがい」という言葉にあたる適当な単語がないのですが,입가심 약とも言っています。
夜眠れないときには,睡眠導入剤(수면 도입제)を服用します。一般には睡眠薬(수면제)と言っていますね。
飲み過ぎ(과음〈過飮〉),食べ過ぎ(과식〈過食〉)で胃が痛いときや,消化がよくないときには,胃腸薬(위장약)や消化薬(소화제〈消化劑〉)を飲みます。
子供のころ,まだ日本が衛生状態(위생 상태)があまりよくなかったころ,虫下し(구충제〈驅蟲劑〉, 회충약〈蛔蟲藥〉)が使われました。
抗生物質は항생제〈抗生劑〉,または마이신といっています。これは昔の抗生物質は今ほど多様ではなく「何々マイシン」というのが抗生物質の代名詞になっていたからです。
肝臓が悪い人には解毒剤(해독제)が使われます。ガンの患者には抗ガン剤(항암제)が使われます。ステロイド剤(스테로이드제)もあらゆる病気に使われます。
小便が出なく(소변이 나오지 않다)むくみ(부어오름)がある患者さんには利尿剤(이뇨제)を使います。
高血圧(고혈압)の患者さんには,降圧剤(강압제)が使われます。「強圧剤」ではありませんので注意してください。逆に血圧が下がりすぎ,心機能が落ちた患者さんには昇圧剤(승압제)や強心剤(강심제)が投与されます。
みなさんは子供のころ,遠足などの時に乗り物酔い(차멀미)で困ったことはありませんか。「乗り物酔いをする」は차멀미가 나다,「乗り物酔いがひどい」は차멀미가 심하다と言いますが,このときに飲む「酔い止め」は멀미약といいます。韓国では耳の下に貼る귀미테というパッチ(패취)が有名です(귀미테를 귀 밑에 붙이다)。
避妊薬(피임약)のうち,ピル(필)は経口避妊薬(경구 피임약)と呼ばれます。
女性の必需品ナプキンは생리대〈生理帶〉です。
リアップ(리업)などは育毛剤(육모제),発毛剤(육모제)です。
そして最後に紹介するのは금연보조제(禁煙補助剤)です。
니코틴 껌(ニコチンガム),니코틴 패치(ニコチンパッチ)などがありますが,最近では飲む禁煙補助剤として화이자제약(ファイザー製薬)から챔픽스 (チャンピックス)という画期的な製品が出ました。
最後に'잘쓰면 약 못쓰면 독'と言うことわざがありますが,薬はうまく使いましょう。
私たちは「薬を食べる」というと,せんべいのようにボリボリ食べる姿を想像してしまいますが,韓国語で“이 약은 언제 마십니까?”と言えば,やはり韓国人に怪訝な目で見られるでしょう。
「먹다」「마시다」「食べる」「飲む」という語彙の持つ守備範囲がそれぞれ微妙に違うので「먹다」=「食べる」,「마시다」=「飲む」と機械的に考えるとおかしいことになってしまいます。
英語でも「スープを飲む」というときにはeat soupと言います。
먹다の定義は「人や動物が,物を口を通して胃の中に入れること」です。ですから日本語で考える「食べ物を噛む」という過程は먹다の本質的な意味には含まれないのです。また마시다は液体や気体に対してしか使われませんから,日本語的に“약을 마셔요.”と言ったら,ストローで薬を飲むような感じになってしまうんでしょうね。
きょうは薬に関するいろいろな単語を見てみましょう。まずは漢方薬からです。
漢方のことを韓国では韓国の「韓」の字を使って,「韓方」と書いています。漢方(한방)と韓方(한방)の発音が同じなので,勝手に替えてしまったのです。
漢方薬も,本来,漢藥(한약)といっていたものを韓藥(한약)と言い換えてしまいました。それほどに韓国では,日常生活に漢方薬が深く入り込んでいます。
약방에 감초という言い回しを知っていますか。
감초というのは漢方薬の甘草(カンゾウ)のことで,薬を調合する上で欠かせない薬草です。작약감초탕〈芍藥甘草湯〉をはじめ,あらゆる漢方処方に使われていることから,それが転じて감초같다,약방에 감초というと,どんなことにも首を突っ込む「出しゃばり屋」さんのことを言うようになりました。
この작약감초탕は,漢方の原典といわれる中国の古書「傷寒論(상한론)」に記載されている薬方で,平滑筋(평활근)・骨格筋(골격근)のけいれん性疼痛に頓服として用いられます。簡単に言えば,おなかの痛みや,腰痛,座骨神経痛などに効きます。また胆石症の疼痛発作や尿路結石のときにも頓服として用いられます。
そのほかの薬草としては마황(麻黄),생강〈生薑〉(ショウガ),대추〈大棗〉(ナツメ),계지(桂枝),인삼〈人蔘〉などがあります。
漢方薬を調合することは한방약을 짓다,薬草を煎じることは약초를 달이다といいます。
みなさんは漢方薬の名前をいくつ知っていますか。
風邪には갈근탕(葛根湯・かっこんとう),腎臓(신장)や膀胱(방광)の働きを改善する팔미지황환(八味地黄丸・はちみじおうがん),慢性肝炎(만성 간염)における肝機能障害(간기능 장애)には소시호탕(小柴胡湯・しょうさいことう),アレルギー性鼻炎(알레르기성 비염)には소청룡탕(小青竜湯・しょうせいりゅうとう),咳には맥문동탕(麦門冬湯・ばくもんどうとう),元気が無いときには십전대보탕(十全大補湯・じゅうぜんだいほとう)…などといろいろな生薬があります。ただし漢方だからと言って安易に長期間使ってはいけません。副作用を起こす(부작용을 일으키다)ことがあるからです。
そうそう,もう一つ,韓国の人が好んで服用するものに,우황청심환(牛黄清心丸・ごおうせいしんがん)がありました。牛の胆のうや胆管にできた結石を採集し,乾燥させたもので,中高年の動脈硬化患者の脳卒中防止などに韓国では古くから高貴薬として用いられてきたものです。
強壮剤としては,昔から,마늘(ニンニク),홍삼(紅参),뱀장어(ウナギ),칠성장어(ヤツメウナギ),미꾸라지(ドジョウ),자라(スッポン),해삼(ナマコ),녹용(鹿の角)などが知られています。
비아그라(バイアグラ),시아리스(シアリス),레비트라(レビトラ)などは精力剤(정력제)というよりはED治療剤(발기부전치료약)です。
軟膏(연고)のような塗り薬(바르는 약)は,外用薬(외용약)といいます。
外用薬にはこのほかサロンパスのような湿布薬(파스),やアンメルツのような塗るパス(물파스)があります。
花粉症(꽃가루 알레르기)のシーズンになると抗ヒスタミン剤(항히스타민제)の出番です。目もかゆくなり,かゆみ止め(가려움약)の目薬(안약)が必要になりますね。「目薬をさす」ことは,안약을 넣다といいます。
腰痛(요통)などの痛みや,急な発熱(발열)には座薬(좌약)が必要になることがあります。「座薬を入れる」ことは,좌약을 넣다といいます。
便秘がち(자주 변비에 걸리다)な患者さんには,漢方薬の麻子仁丸(마자인환)を使います。便秘薬は변비약,その逆の下痢止めは지사제〈止瀉劑〉, 설사약〈泄瀉藥〉と言っています。寝たきり老人などでなかなか便が出ない人には浣腸(관장)を使います。「浣腸をする」は,관장을 하다,「浣腸を入れる」は관장을 주입하다といいます。
ちなみに韓国語で「寝たきり老人」は와상 노인〈臥床老人〉といいますが,これは書き言葉です。ふだん会話では余り使いません。거동이 불편한 자〈挙動-不便-者〉という言葉もよく目にしますが,これは「体の不自由な人」という意味です。また「一人暮らしの老人は독거노인〈獨居老人〉といいます。
さて,次は内服薬(내복약)です。この発音は[내ː봉냑]です。「薬を服用する」ことは약을 복용하다といいます。
内服薬には,粉薬(가루약),顆粒(과립),錠剤(알약),カプセル(캡슐)などがあります。
ビタミン剤(비타민제)など,周りを甘い糖でコーティングしてあるものは,糖衣錠(당의정)といいます。
おもに狭心症(협심증)の治療に使われる二トログリセリン(니트로글리세린)のように,舌の下に挿入して急速に溶かして口腔粘膜(구강 점막)から吸収させ,急速に効果を期待するときに使用する薬を舌下錠(혀밑약)といいます。
かぜ薬は감기약〈感氣藥〉です。頭痛(두통),熱(열),咳(기침),鼻水(콧물)などに効く総合感冒薬は종합 감기약〈綜合-〉といいます。子供用には水薬(물약)やシロップ(시럽)があります。
個々の症状に対しては,解熱鎮痛剤(해열진통제),咳止め(진해제または기침약)などを処方します。「処方箋を書く」は처방전을 끊다です。そして一日三回食後に服用してください」というときは하루에 세 번 식후에 드세요.といえばいいです。
最近話題の「ジェネリック医薬品」は후발 의약품といいます。「特効薬」は특효약,「薬がよく効く」は약이 잘 듣다といいます。
のどが痛いときなどはうがい薬(가글약)を処方します。韓国語には「うがい」という言葉にあたる適当な単語がないのですが,입가심 약とも言っています。
夜眠れないときには,睡眠導入剤(수면 도입제)を服用します。一般には睡眠薬(수면제)と言っていますね。
飲み過ぎ(과음〈過飮〉),食べ過ぎ(과식〈過食〉)で胃が痛いときや,消化がよくないときには,胃腸薬(위장약)や消化薬(소화제〈消化劑〉)を飲みます。
子供のころ,まだ日本が衛生状態(위생 상태)があまりよくなかったころ,虫下し(구충제〈驅蟲劑〉, 회충약〈蛔蟲藥〉)が使われました。
抗生物質は항생제〈抗生劑〉,または마이신といっています。これは昔の抗生物質は今ほど多様ではなく「何々マイシン」というのが抗生物質の代名詞になっていたからです。
肝臓が悪い人には解毒剤(해독제)が使われます。ガンの患者には抗ガン剤(항암제)が使われます。ステロイド剤(스테로이드제)もあらゆる病気に使われます。
小便が出なく(소변이 나오지 않다)むくみ(부어오름)がある患者さんには利尿剤(이뇨제)を使います。
高血圧(고혈압)の患者さんには,降圧剤(강압제)が使われます。「強圧剤」ではありませんので注意してください。逆に血圧が下がりすぎ,心機能が落ちた患者さんには昇圧剤(승압제)や強心剤(강심제)が投与されます。
みなさんは子供のころ,遠足などの時に乗り物酔い(차멀미)で困ったことはありませんか。「乗り物酔いをする」は차멀미가 나다,「乗り物酔いがひどい」は차멀미가 심하다と言いますが,このときに飲む「酔い止め」は멀미약といいます。韓国では耳の下に貼る귀미테というパッチ(패취)が有名です(귀미테를 귀 밑에 붙이다)。
避妊薬(피임약)のうち,ピル(필)は経口避妊薬(경구 피임약)と呼ばれます。
女性の必需品ナプキンは생리대〈生理帶〉です。
リアップ(리업)などは育毛剤(육모제),発毛剤(육모제)です。
そして最後に紹介するのは금연보조제(禁煙補助剤)です。
니코틴 껌(ニコチンガム),니코틴 패치(ニコチンパッチ)などがありますが,最近では飲む禁煙補助剤として화이자제약(ファイザー製薬)から챔픽스 (チャンピックス)という画期的な製品が出ました。
最後に'잘쓰면 약 못쓰면 독'と言うことわざがありますが,薬はうまく使いましょう。
どうしても話題が私の身近なものになってしまいがちです(笑)。こんな病気の表現を韓国語で何と訴えたらいいのかなという疑問があったら教えてください。一度病気の訴え方についても書いてみようと思っています。
誤打だと思いますが、(과삭〈過食〉=과식
ですね。