「労働」は韓国では「勞動」と書きます。
「働」という字は日本で作られた漢字,つまり国字ですので外国では通用しません。
ですから北朝鮮の「労働新聞」は正式に漢字で書くと「勞動新聞(로동신문)」です。
そのほかの日本の国字としては「峠」「笹」「畑」「畠」「匂」「辻」「栃」などがあります。
ではみなさん,韓国の国字にはどんなものがあるか知ってますか。
よく目にするのが,阿峴洞 [아현동], 論峴洞 [논현동] などに使われている「峴」です。현と読みます。「峴」というのは「峠」のことで,山に囲まれた起伏の多いソウルの地名に多く使われています。
「乭」という字があります。돌と読み,石のことです。
「石」の下にハングルのㄹに似た「乙」をつけて発音をも表しているのです。
そのほかに「乤」「乷」「乶」「乫」などがありますが,これらの漢字は人名や地名にのみ使われています。
乤(「下」の下に「乙」) 할
乷(「沙」の下に「乙」) 살
乶(「甫」の下に「乙」) 볼
乫(「加」の下に「乙」) 갈
「畓」という字は「水田」のことで답と読みます。
夫の家を表す「媤」も시댁 〈媤宅〉という熟語に使われています。
苗字の「 (조)」や「(배)」も韓国の国字です。
変事や病気を表す「頉」もやはり国字です。
[탈ː] と発音します。
배탈이 나다といったら,「腹の具合が悪くなる」ことです。
「働」という字は日本で作られた漢字,つまり国字ですので外国では通用しません。
ですから北朝鮮の「労働新聞」は正式に漢字で書くと「勞動新聞(로동신문)」です。
そのほかの日本の国字としては「峠」「笹」「畑」「畠」「匂」「辻」「栃」などがあります。
ではみなさん,韓国の国字にはどんなものがあるか知ってますか。
よく目にするのが,阿峴洞 [아현동], 論峴洞 [논현동] などに使われている「峴」です。현と読みます。「峴」というのは「峠」のことで,山に囲まれた起伏の多いソウルの地名に多く使われています。
「乭」という字があります。돌と読み,石のことです。
「石」の下にハングルのㄹに似た「乙」をつけて発音をも表しているのです。
そのほかに「乤」「乷」「乶」「乫」などがありますが,これらの漢字は人名や地名にのみ使われています。
乤(「下」の下に「乙」) 할
乷(「沙」の下に「乙」) 살
乶(「甫」の下に「乙」) 볼
乫(「加」の下に「乙」) 갈
「畓」という字は「水田」のことで답と読みます。
夫の家を表す「媤」も시댁 〈媤宅〉という熟語に使われています。
苗字の「 (조)」や「(배)」も韓国の国字です。
変事や病気を表す「頉」もやはり国字です。
[탈ː] と発音します。
배탈이 나다といったら,「腹の具合が悪くなる」ことです。
笹は조릿대 세,栃は상수리나무 회といいます。
参考までにそのほかの日本の国字は韓国語でどう読まれているのか見てみましょう。
働:굼닐 동
峠:고개 상
畑:화전 전
畠:밭 전 匂:향내 내
辻:네거리 십
ほかにも読みがわからないものがあったら質問してください。