弊社のHPにこんな問い合わせがありました。
陸上競技の400m走って短距離走です、ですから無酸素運動です。
100mでなく400mも「呼吸をしないで走る」んですか?
という質問がりました。
100mでもそうなんですがここで大きな誤解があります。
無酸素的運動は無呼吸ではありません。
短距離走はもちろん、跳躍、投擲。
陸上競技以外ではスキーのジャンプ、レスリング、相撲,ウエイトリフティング。
そしてその限界の種目といわれるのが 400m(人によっては200mかな?)
陸上以外ではサッカー、バスケット、ラグビーあたり。
サッカーやバスケットの選手に クイックネスの瞬間のことで 「 呼吸してないでしょ? 」
なんて聞く人はあまりいませんがなぜか短距離の選手にたいしてまたはコーチ、監督に
短距離は「息もしないで走るんですね、大変ですね特に400mなんか・・」なんて
言われますが・・ココが違うんです。
無酸素的運動って言うのは 「 無呼吸で運動する 」 という意味ではないんですよ。
平たく言えば、運動中に「 酸素の供給が間に合わない 」 のです。
もっと簡単にいうと 呼吸はしていますが呼吸による循環(血液が酸素を運ぶ等)が
速い動きによって追いつかないのです。
※ ココを詳しくすると難しくなりますのでこの辺にしておきます。
無酸素的運動はカラダが酸素を取り込む時間がない状態(無酸素で動かざるを得ない状態)
を言います。
ですから無酸素的運動というのは無呼吸ではないんです。
また400m走では300mまでは全力で走れるけど残り100mが地獄のきつさです・・と
言われますが正確には300mまでではなく 42秒間 なんです。
エネルギーの問題でATやATC-CP系、解糖系の話になります。
※ココも詳しくすると難しくなりますのでこの辺に・・。
またこの状態で走るとハムストリングがらお尻にかけての筋肉が酸欠を起こします。
人の筋肉でもっとも高速に耐えられる筋肉がハムストリングスなんです。
ですからグリーコーゲンが枯渇してしまったときにそうなります。
簡単にいうと50秒で400mを走る選手は50-42で8秒間キツイわけです。
43秒で走る世界のトップは43秒-42秒ですから1秒しかキツクない。
終わってから元気に旗もってウイニングランが出来るわけです。
あなたはもっと速く走れます。
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【フィットネス テクノロジー】
取締役 ストレングス&コンディショニングコーチ
ランニング学会認定ランニングコーチ 澁谷 和久
大原スポーツメディカル専門学校講師
東洋医療専門学校講師
日本体育協会公認パワーリフティング指導員
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