ランニングにとってフォームのチェックと同様に大切なことが「姿勢チェッ
ク」です。正しく走るためには正しく歩ける必要がありますし、さらにいうと
正しく立ったり座ったりすることができなくてはいけません。
ところが、そういった基礎基本をすっ飛ばしてフォームを気にするケースが
実は多く、まずはこういった姿勢というところに立ち戻って根本的なところか
らメスを入れていきましょうというのが今回からのテーマです。
ランニング初心者と言われる方々の中でもバックグランドは様々ですが、バ
レイなどの姿勢を意識するスポーツ経験のあるかたはランニングフォームがと
てもスマートであることが多いなと感じています。おそらく普段から姿勢を気
をつけたり、意識する機会があるからなんでしょうね。今回からはこういった
基本に立ち返り、「姿勢」というテーマでお話を進めてきたいと思います。
そもそも正しい姿勢とはどういった姿勢でしょうか?人間の骨はこれまで重
力に対して抵抗する形で発達してきました。木の枝がねじれて伸びているよう
に、人間の骨もまっすぐストレートな骨というのはほぼ無く、ねじれたり曲が
ったりしながら発達しています。
一本一本の骨で見ると、ねじれていますがその骨に筋がつき、関節を解して
骨同士が連結されていくと、最終的にバランスが取れたひとつの体として構成
されていきます。
しかし、この際にどこかの筋が極端に機能低下していたり、姿勢が悪くてバ
ランスが崩れていると体全体の均整が保てなくなってしまいますし、ケガにま
でつながるという悪循環が起きてきます。ケガとまではいかなくても、アンバ
ランスな状態でのランニングはエネルギーロスにつながりますし、メリットは
あまりありません。
こういった不良姿勢を大きく分けると
1)猫背型(upper crossed syndrome)
2)ねじれ型(pronation distortion)
3)骨盤傾き型(lower crossed syndrome)
この3つのカテゴリーに全くかぶらない姿勢のクセというのは少ないので、
この3つの観点
から進めさせてもらいたいと思います。
不良姿勢の特徴とそれによって起こりうるリスクや対
応策などについて解説していきたいと思います。
あなたはもっと速く走れます。
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【フィットネス テクノロジー】
取締役 ストレングス&コンディショニングコーチ
ランニング学会認定ランニングコーチ 澁谷 和久
大原スポーツメディカル専門学校講師
東洋医療専門学校講師
日本体育協会公認パワーリフティング指導員
日本陸上競技連盟公認ジュニアコーチ
NISAQ認定SAQインストラクター
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