かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

748 NACCSのヒューマンエラー防止プログラム

2011-06-02 | NACCS
 通勤の新快速電車の車中で、後ろの席の男性が私の落としていた携帯電話をひらって教えてくれました。 ありがたいことです。
 だいぶ、以前に携帯電話を落としてから、ズボンの左ポケットが定位置の携帯電話には両端にチャックと金具が付いている伸縮するプラスチックチェーンをつけて、一端をポケットに固定しています。 このお陰で、5年ぐらいで20回ぐらいは、座席に置き忘れたり、シートから床に落としていても、このチェーンが伸びて、「置き忘れてるよ!」を知らしてくれます。

 読書や、ウオークマンに聞き入っていて、あわてて駅で降りたりするときにあることですが、1メートル近く延びたチェーンの先に携帯電話が付いているのを見ると、周りの乗客は押しなべて、このおじさんアホやな~とのほのぼのした笑いがこぼれます、でも笑いを取るためにやっているのではないんですが・・(汗)。

 税関の手続きも含め、ヒューマンエラーはいろんな事務作業で生じますが、その対策のポイントは、システム的にエラーが生じないようにするとか、機械的にロックするとか、正しく作業が済んだことを検証できる仕組みを作って確認するとかが大切です。

 税関手続きで活用されるNACCSは、プログラムでいくつもヒューマンエラー防止のための機能を持っていますし、今でも、通関業の方の要請などで増えているようです。

 NACCSの機能で入力ミスを防ぐプログラムの一つとして、チェックデジットの利用があります。
 チェックデジットとは、通常データの最後に、データを一定の式で計算した値を付加して入力し、システムが読み取るときにも同じように計算して、入力データが正しいかチェックするための文字です。

 NACCSでのチェックデジット利用の典型は、輸出入統計番号です。この番号は本来は9桁の数字ですが、NACCS入力時は、決められたNACCS用の数字をつけて10桁を入力します。この10桁目のチェックデジットは、原則としてHSコードを数字にしたものを7で割った「余り」にしています。このため、7や8のような7より大きなデジットはありません。
たとえば、スパークリングワインの輸入統計番号2204.10 000 なら、22041000÷7=31487142 余り6
チェックデジットは6です。

 NACCSは、このようなチェックデジットの利用以外にも、入力された数量と申告価格から単価を計算して、その統計番号の全国の通関実績と大きく上下に離れた単価なら入力画面で注意喚起する機能などを持っています。システムにビルトインされているヒューマンエラー防止の対策の一つでした。
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 写真は、先日錦市場で買って帰った百合の花と、愛用の携帯電話です。次の買い替えのときはスマートフォンでしょうか、それともタブレットかな? さて、不信任案はどうなるんでしょう?








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