かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

169 徹底研究!水産物の外国貨物と内国貨物(その5)

2007-05-01 | 関税法一般
 いかが、お過ごしですか?
試験勉強ばかりはつまらないし、逆に、GWをぽけ~で過ごすと、勉強モードに戻るのにどれぐらいいかかるのか、やはり、個々人のリズムなんかによるんでしょうか?

 前回に続き、水産物についての外国貨物、内国貨物のケーススタデイの5回目です。 
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事例4 オーストラリアの漁船が、南極海でオキアミを採補している。それを、オーストラリアの港で日本の冷凍運搬船に積み替える。日本冷凍運搬船上で冷凍し、横浜港に到着した冷凍オキアミ



(解説)南極海は公海ですから、ここで外国の船舶が採捕した水産物です。それが冷凍して日本に到着するわけですから、いわば良くある輸入ですね。
 勿論、横浜港に到着した冷凍オキアミは外国貨物ですし、この冷凍運搬船は、外国貿易船の扱いを受けるでしょう。 なんだ当たり前じゃないかという問題です。

事例5 韓国のある地域の湾で10CM 程度の大きさまで養殖した鯛を、日本の船で生きたまま四国の港に運んでいる。
ところが、船で運んでいる途上の日本の領海内で、何らかの原因で、半数の鯛が死んだので、やむを得ず日本への航海途上で干物にした。 当該、日本船による運送途上の日本領海で干物にした鯛

(解説)韓国から、日本で養殖するための生きた魚を運んでくるのは良く行われています。この事例は日本の船で運んでくることになっていますが、本当にこんな事例があるのかは、実は疑問があります。

韓国の領海内であると思われる湾で養殖中の鯛が、日本船に乗ってくるという背景にどんなことがあったのかはわかりませんが(実は、日本の船は韓国の養殖している出荷業者から傭船されているとか・・)、もともとの魚は、外国の船が、その国の領海か公海で採捕したものでしょうから、それが日本に到着すれば当然、外国貨物です。

一連の事例では、運搬してきた船をいろいろにしていますが、それで迷わされないようにしましょう。
死んだので干物にしたとのことですが、たくさんあるので、それを日本で出荷するなんてことになるかもしれませんが、もともとの生きた鯛のことから考えれば、外国貨物ということはわかりますね。

う~ん、ちょっと無理に作った設問くさいですね(^.^)

:::::::::::::::::昨日は、夏日とか。あたたかっかったですね。

メーデーの今日は、雨でデモ行進は大変ですね。

できれば連休後半は、すっきり青空で参りたいものです。




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