今日の産経新聞のコラム(産経抄)では、藤沢周平の時代小説のベストワンに「蝉しぐれ」を選ぶ人が多いとのこと。
全くの偶然ですが、かずさんは、月曜日から読み始めて昨日病院の順番待ちのときに読了するまでの数日間、この蝉しぐれを楽しんでいました。
私は、藤沢時代小説との出会いは、映画「たそがれ清平」ぐらいでしたが、海坂(うなさか)藩を舞台に牧文四郎の成長が描かれる蝉しぐれのテーマについて、藤沢さんは、「昔の藩政は農が基本だった。農民を理解してくれる人を書きたかった。」と仰っていますが、農への慈しみに満ちた作品といえます。
私たちが、貿易交渉や、関税分類などで、ほんの少しタッチする日本の農が、食料自給率、農家の高齢化、耕作放棄地、いろんな切り口の課題を抱えながら、グローバルな国際競争にさらされざるを得ない時代になっています。農政改革のあるべき姿を、選挙の票取り込みの思惑で変に曲げて欲しくないものです。
農と同じように、昔の物流は、街道と船が主流で、特に北前船のような主要航路の町は大変栄えました。現在、日本の港湾はひところの元気がないといわれています。港湾行政改革の一つとして、関西では2007年12月1日に、大阪港、尼崎西宮芦屋港、神戸港の三つに分かれていたものが、「阪神港」と一港化が実現しました。
入港コストの低減などの措置が図られていますが、港の管理運営やコンテナのハンドリング、各港の役割分担などの面で、実質一港化の話合いや具体化は進んでいるんでしょうか?法律上の一開港化から1年が経過して、港湾管理者等関係者の熱が冷めずに、関東での動きを上回るスピードでの改革の進むことが、大手荷主からは期待されているようです。
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花粉症の方は嫌な時期が到来です、早めの対策を!、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/e4/98ee7ade663a9ea0b622a376e5291f4e.jpg)
私は、藤沢時代小説との出会いは、映画「たそがれ清平」ぐらいでしたが、海坂(うなさか)藩を舞台に牧文四郎の成長が描かれる蝉しぐれのテーマについて、藤沢さんは、「昔の藩政は農が基本だった。農民を理解してくれる人を書きたかった。」と仰っていますが、農への慈しみに満ちた作品といえます。
私たちが、貿易交渉や、関税分類などで、ほんの少しタッチする日本の農が、食料自給率、農家の高齢化、耕作放棄地、いろんな切り口の課題を抱えながら、グローバルな国際競争にさらされざるを得ない時代になっています。農政改革のあるべき姿を、選挙の票取り込みの思惑で変に曲げて欲しくないものです。
農と同じように、昔の物流は、街道と船が主流で、特に北前船のような主要航路の町は大変栄えました。現在、日本の港湾はひところの元気がないといわれています。港湾行政改革の一つとして、関西では2007年12月1日に、大阪港、尼崎西宮芦屋港、神戸港の三つに分かれていたものが、「阪神港」と一港化が実現しました。
入港コストの低減などの措置が図られていますが、港の管理運営やコンテナのハンドリング、各港の役割分担などの面で、実質一港化の話合いや具体化は進んでいるんでしょうか?法律上の一開港化から1年が経過して、港湾管理者等関係者の熱が冷めずに、関東での動きを上回るスピードでの改革の進むことが、大手荷主からは期待されているようです。
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花粉症の方は嫌な時期が到来です、早めの対策を!、
貿易に大変精通されているようで、大変楽しく拝見しています。
そんな、かずさんに教えていただきたいことがあります!
EMSで輸送する際に、飛行機と船便を選ぶことができますが、大阪の郵便局でだした場合どのようなルート、船でいくのでしょうか?
ご存知であれば教えてください。
ブログをご覧頂いていることありがとうございます。私のブログ589で書いたように、郵便の通関は、船便は神戸か横浜の交換局に集まって通関されています。
ご質問は、日本から送るものと想像しますが、大阪の郵便局に差し出したものは神戸の郵便局の税関で通関検査を受けて外国にむけて出て行きますから、神戸に集まって神戸港からのコンテナ船に積むと思いますよ。航路によっては、大阪から積むかもしれませんが・・。
郵便路線の物流は、一般の貨物とは違うようです。