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かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

830 四十の賀

2012-02-18 | 2012立春~
 前号のブログで、大腸ポリープをとったことを紹介しましたが、おかげで特段のこともなくすこぶる元気にしています。昨夜は、西明石駅の特急とトラックとの衝突の余波で、自宅に帰りつくのに苦労しました。
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 芸能人のニュースでは、20歳や30歳違う年下婚は珍しくありませんが、源氏物語の若菜の巻は、40歳の光源氏が、兄の朱雀院の求めに応じ、その娘の女三宮(13~14歳の姪にあたる)と結婚し、数年して柏木がその女三宮と密通しそれを光源氏がその事情を知るまでが描かれています。

 とはいえ、若菜(上)の巻では、光源氏が40歳になったことの祝賀、つまり四十の賀が何度も執り行われる場面があって、いわばめでたいことが多いのですが、どうやら平安時代は40歳が老人の仲間入りになるようで、古今和歌集の和歌などを見れば、平安時代は40,50,60,70と10歳ごとに長寿の祝い(賀)をしたようです。

 現代日本では40歳なんて全くの働き盛りで、60歳を老人というと叱られそうで、65歳まで定年を延ばすなんて風潮からは、政府公認の老人年代とは後期高齢者の75歳からかもしれないな~などと、今日の勉強会でもなっていました。

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 このような、長寿の賀のことを取り上げたのは、最近佐藤愛子の「その時が来た」(かなり前にテレビ化された)を読んだり、昨日で久坂部羊の「破裂(上下)」(幻冬舎文庫)を読了したりで、だれもが体験し、親のことなどで身近になる「加齢」や「老いる」ということに、意識が少し向いたからです。 

「破裂」は、過失による父の死に平然とする医師やそれを訴える娘などを縦糸に、理想の老後はPPP(ぴんぴんポックリ)として、そのための方策を進めようとする厚生省の官僚を横糸に、なかなか引き込まれるものでした。

 なお、「その時が来た」は女性が医学的な女性でなくなる時ではなく、男性から「女」として扱われなくなる時をいっています。

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 日本の高度成長を支えた製造業が、五大苦 や六大苦などと言われる中で、とても苦労していますし、旧知のかっての超優良会社の企業戦士の方が、今やまだまだの50代後半になって、役職定年や企業にとってのできれば辞めてほしい層に編入され、不遇な状態にある便りをもらうことがあります。
 
 今は、大麻やドラッグ、ブランド品の偽物の通信販売が摘発される時代ですが、高齢化が進む将来はPPPのためのサプリや薬が、ネット販売で人気を得るなんてことになるんでしょうか(>_<)

 少し円高が修正され、株も持ち直してきましたが、まだまだ不透明。こんな時には菜の花の黄色が待たれます。でも、今朝は寒かったですね。
 




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