シルバー日記

80婆の日々の記録と写真

突然の訃報が届く

2020年08月29日 | 日記
 

昨夜、前市長の奥様から電話。「今日亡くなりました」と。
あまりに突然のお話に、聞き返したほど。あまりの驚きで声も出ないほど。まさかこんなに突然に―――と。
長いことお会いしてなかったところ、昨年、相談したいことがあるとのことでご連絡があり、それ以来、時々お会いしていた。
市長を辞められてから、岡大・商大の教授として教鞭をとられていたが、その後体調を崩され、難病重症筋無力症を再発され、
闘病をされながら、地方自治の研究を執筆し専門誌に連載されながら、そのほか水墨画や隷書に励んでおられるなど、強い精神力に感嘆。
歩行も制限があり、外出もままならない状態のため、書関係の専門書、特に隷書の本を県立図書館から借りて差し上げ、書談議に花を咲かせるなど
闘病中とは思えないほど、感情豊かに感性鋭くお話しされていた。ご自分で書かれた半切の隷書を沢山拝見させていただいた。
引きたての薫り高いコーヒーをご馳走になりながら、時間を忘れて話し込むこともあった。
友好都市洛陽との交流にも力を注がれた。半田山植物園に、洛陽から贈られた大きな牡丹園を作られ、姉妹都市締結15周年を記念して、
中国の有名な書家の拓本の石碑がたくさん贈られ、牡丹園のほとりに設置された。ずっと見てないとのことで、写真に撮り、パネルにしたので、
ゆっくり見てもらおうと思っていたが、丁度コロナ感染で自粛となり、お渡しする機会が取れなかった。
それだけに、突然の訃報で、見てもらえなかったことが心残りで、ご一緒に埋葬して頂こうと、お通夜の席に持って行かせてもらった。
最後の短い期間だったが、芸術談義が出来たことは、私にとっても素敵な時を持てたことにとても感謝している。
夕方からのお通夜、アーバンホール西川原で行われ、お参りさせていただいた。心から、ご冥福をお祈りする。


性犯罪刑法改正の動きに

2020年08月29日 | 日記


全国に広がったフラワーデモ、毎月一回11日にそれぞれの県で行われている運動の「被害者の声」が、国を動かそうとしている。
今年3月から、法務省での検討会が開催され、7月27日に第4回目の検討会が開かれた。
3年前の前回100年ぶりに刑法の性犯罪に関する改正がやっと行われたが、残念ながら、刑法の中に、戦前以来の家父長制の権力構造の仕組みが放置され
この思考が女性を縛り不平等なままに放置された。
今回の検討会で、全国に起こったフラワーデモなど様々な動きや運動で、被害者が声をあげた力が、政治を動かしている。
問題の「暴行・脅迫要件」の撤廃が、明記され、「不同意性交の処罰化」が盛り込まれた。改正までの光が見えてきたことはとても嬉しいが、
改正まで見守る必要がある。

この動きに呼応して私たちも3月にフラワーデモを行った。コロナ感染状況の中で、大きくアピールできず、ささやかだったが、
その動きを埋もらすまいと、性被害の実態や取り組みの学習などを中心に会を持つことを決めた。やっと横のつながりができた。
輪が広がればと願っている。
性犯罪刑法改正に向けて、もう一押しのフラワーデモを全国に呼応して10月11日に行うことにした。これから準備していくことに。
チラシができたら掲載したい