私が、「ゲルニカ」について詳しく知らなかった時に、ゲルニカに触発されて描いたと言われるAさんの絵を見て凄く感動したとNさんに話したとき、
ぜひ見たいとNさんに頼まれて、一緒にAさんの奥さん宅へ見に押しかけた。
快く了解してくださり、すでに亡くなられたご主人が、どこかで喜んでいるよと言われた。畳1畳分大の絵を見せていただいた。
Aさんが、体力が弱っていながら描く意欲に、大丈夫かなと思いながら、奥さんの協力で完成。一つ一つの絵のモチーフに意味があり記録に取っておけば良かったと
残念がっておられた。
原爆から始まって、様々な化学兵器、ミサイルと,地球は危機に向かっている。自分である骨だけになった竜の絵、9歳でなくした娘の骨だけの馬の絵、
地球上の生き物たちに降りかかる危機を思いのままに描かれたのだという。まさに、ピカソの「ゲルニカ」の思いに重なる絵だ。
Aさんをそれなりに知っている私たちだ。「ゲルニカ」の反戦・平和に触発された思いを感じて、Aさんの新たでリベラルな人間性に思い馳せた。
午後から、恒例の哲学はフェ。今日のテーマは、「ウクライナ侵略戦争と民族問題」
1 プーチン大統領の侵攻正当化論ー民族問題との関わりでー
2 「歴史なき民」・多民族、多言語の国へ
3 ロシア帝国とソ連時代のウクライナ
4 侵攻「併合」と民族問題
の順に、ウクライナの地図を見ながら詳しく話された。目からうろこの思いで良く分かった。
矢っ張り歴史を知ることがとても大事だと認識した。