補聴器も見つかり、気持ちはるんるんで,ママカリホール1階の「オープンカフェ」で開催の哲学カフェに参加した。
今日のテーマは、前回の続きで、「現代世界のポピュリズム」だ。チューターはK先生だ。
A先生も骨折の大腿骨がほぼ完治したと久しぶりの参加に、参加者みんな安堵のなか、講座が始まった。
現代ヨーロッパのデモクラシーが、1990年代以降、ポピュリズム躍進の背景となったのは何故か?
その理由は3つある。1つは、グローバル化やヨーロッパ統合の進展、冷戦の終焉と言ったマクロ変化の中で、それまで
各国左右を代表してきた既成政党の持ってきた求心力が弱まり、政党間の政策距離が狭まったこと。
2つ目は、政党を含む既成の組織・団体の弱体化と「無党派層」の増大。
3つ目は、グローバル化に伴う社会、経済的な変容、とりわけ格差の拡大である。この3つの理由を分かりやすく説明された。
具体的な動向として、フランスの国民戦線(FN)、イギリスの独立党、ドイツのための選択肢を話された。
最後に、アメリカのポピュリズム、中でも、2016年アメリカ大統領選、「トランプ旋風」
地球上が、ポピュリズム化していく様相をどう見るか、背筋が凍るような不安を覚える。なすすべがあるのだろうか?
民主主義はどうなっていくのだろうか?みんな考えていかなければと思うことしきりだ。惚けてはいられないよ!!
次回は、日本のポピュリズムを学ぶことにした。