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天気予報では、明日明後日と天気が悪いそうなので、三日間開催される、名古屋古書会館での古書展の初日に足を運んでみる。古書展自体行くのが久し振りで、大概月頭の金曜日から日曜日までなので行こうかどうか考えているうちに終わっている事が多い。
今回の収穫は毎日新聞社発行の別冊一億人の昭和史シリーズの『 昭和新聞漫画史』と『漫画大図鑑』の二冊。
新聞漫画の方は昭和という時代を漫画という手法を用いて切り取った貴重な資料となっていてなかなか興味深かった。
一方の漫画大図鑑は年代ごとを代表する漫画(コミックス)を縮小して数ページ紹介するという手法で日本コミックス史の流れを傍観する構成になっているが、有名どころばかりだし一部の漫画は当時の印刷物ではなくこの本が出版された(1980年代初頭)に単行本で出ていたものを使用しているのでちょっと残念。
それでも戦前の漫画(『タンク・タンクロー』や『コグマノコロスケ』)が読めるのは貴重。なんと購入価格は一冊300円!この低価格でなければ絶対購入しなかったかもしれない。