ヴァイオリンとフルートのRio

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理研の今後(2)

2014年08月06日 21時43分15秒 | その他
 亡くなられた笹井氏に気を取られて、理研の将来に関する記述が欠けていました。

 STAP細胞に関する不祥事は理研のイメージを低下させた事件と思います。イメージの低下は予算や国などの支援にブレーキをかけるであろうし、人材を集める上でもマイナスに働き、テーマの開拓にも支障が出るのではと思います。

 「特定国立研究開発法人」への指定がささやかれていたところ、法案の成立が覚束ない状況になっています。特定国立研究開発法人になれば、現在の独立行政法人である場合よりも、予算や活動の自由度が増し、今まで以上のビッグプロジェクトの発足も可能になったものと思いますが、この状況では国民の理解は得られません。

 理研は、博士号取得者のように就職が難しい人達の就職先として人気があったものと思いますが、大半のメンバーの雇用が1年契約で、長く居られない可能性もあることに加えて、イメージの低下が加わったため、理研を研究人生におけるステップの一つとして選ぶのは躊躇するのではと思います。

 ここで、博士は就職が困難について解説を。会社にもよりますが、博士を積極的に採用するのは一般的ではありません。博士論文はとても狭いテーマに関するものなので、成果を企業で活用することは難しく、そのテーマにこだわりを持たれても人材として使いようがありません。と言って、テーマにこだわりが無さすぎる人は自信が無いと自ら言っているようなもので、結局、年齢相応の高額な給与を払ってまで採用するメリットがなかなか無い、と私が在籍した会社では考えていました。

 一連の報道で表に顔が出る方々を拝見すると、自由闊達な雰囲気からは程遠いような感じがします。勿論これは容貌や雰囲気のみを頼りとした私の独断と偏見によるもので、根拠はありません。

 理研は組織が大きく、亡くなられた笹井氏の肩書は副センター長。センターと名の付く組織が幾つもある上、あの経歴と年齢でセンター長ではないという事は上がつかえている証拠。組織的に見ても研究者がそのままトップになれるとは限らず、現役では無さそうな理事長や理事、事務方が運営を牛耳っている様子がうかがわれます。

 しかし、その運営たるや国のご機嫌をうかがい世間体を気にしている様子が感じられ、他方で研究者からは突き上げを食らい、不祥事の後始末や処分も先延ばしにしているところを見ると、実務能力に問題なしとは言えないような気がします。


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