ヴァイオリンとフルートのRio

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福田・習近平会談を裏読みする

2014年08月09日 09時16分19秒 | その他
 福田元首相と習近平主席が会談を行ないました。腹の探り合いをしたのか、テーブルの下で足の蹴り合いをしたのかは分かりません。会談の本当の内容は報道されていませんけれど、この組み合わせで世間話をした筈は無く、・・・

 以下は私の勝手な想像。

 日本マクドナルドとファミリーマートが輸入していた鶏肉加工品の騒ぎにより、そうでなくても疑いの目を向ける日本の消費者が中国からの輸入食品の100%ボイコットに動き出す可能性を中国側は恐れています。

 中国からのもろもろの食品の輸入が停止になれば、中国の関連産業に影響を与えます。日本でも、安価な輸入食品に頼りたがる外食産業や中食・惣菜関連産業は困ります。日本国民が困るかどうかの問題ではありません。

 丸く収めるには、両国政府が動いて中国国内での食品の安全確保の強化と、日本での水際チェック体制の強化を行ないます。ただし、輸入の抑制のためではなく、輸入を維持発展させる目的と言うところがミソ。

 見返りとして、尖閣諸島周辺での中国公船による定期的かつ小規模な監視活動は続行するものの、活動規模の拡大をしないことを中国は確約します。中国側は国内向けには実効支配を続けていると発表します。

 実質的な尖閣棚上げとも思えますが、日本政府はこの考えには従来から反対なので、中国公船の活動継続を表向き批難し、裏では中国の棚上げ論を黙認します。要するに食品をタネに小平時代の棚上げ論まで後退させると言う話。中国は尖閣の領有権を放棄する訳ではないので、メンツも保てます。

 これで当面の両国間の平和を保ち、両国産業のメリットとなる食品の輸入も継続することができます。戦略的互恵関係と言う意味不明の造語は、実際こういう意味なのではと思います。

 一般的な日本国民にとってメリットがあまり感じられませんが、外交はそんなものなのでは。


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